コストコならではの塊肉や大容量の魚介パックを美味しく上手に使い切るテクニックをご紹介。人気のイタリアン「パッソ ア パッソ」の有馬邦明シェフがぶりさくの使い切りレシピを教えてくれました。1日目、2日目は刺身やしゃぶしゃぶがおすすめです。

黒瀬ぶりさくってどんな商品？

刺身用活〆 黒瀬ぶりさく　100g ￥298

宮崎県で養殖された黒瀬ぶりを、一度も冷凍せずに生のまま活〆。腹身と背の部分がそれぞれサクの状態になっていて、両方入った半身分のパックが売られている場合もあります。

ブリのカルパッチョのレシピ

買ってきた日は新鮮な刺身で！

脂のりのいいコストコのブリはわさびじょうゆで食べるのが最高ですが、たまには洋風アレンジもいかがでしょう？　ブリは柑橘類と相性がいいので、グレープフルーツのさわやかな酸味がぴったり。ピンクグレープフルーツは彩り果実としても優秀です。

【材料】（4人分）
ブリ ……300g
砂糖 ……少々
グレープフルーツ…… 1/2個
オリーブオイル ……適量
塩、こしょう ……各適量
＜つけ合わせ例＞
グリーンサラダ

【つくり方】
1.　ブリはサクの状態で全体に砂糖をパラッとふりかけて5分ほどおく。グレープフルーツは皮をむいて房を取り出す。
2.　砂糖がなじんだら、ブリを縦に薄く切る。
3.　皿にブリを並べ、スプーンなどで薄くオリーブオイルを塗る。食べる直前に塩、こしょうをふる。
4.　グレープフルーツを盛りつけてサラダを添える。さらにグレープフルーツの皮を細長く切ってちらすと華やかになる。

これがプロ技！：砂糖→塩の順にふって酸化防止

保存する際は、まずは砂糖を全体にパラッとかけてブリの身をコーティング。砂糖が余分な水分を吸ってくれます。そのあとで塩をふるとゆっくりと塩が浸透して酸化防止に。キッチンペーパーで包んでから、ぴちっとラップをすれば、2日間ほどは冷蔵庫でOK。

ブリしゃぶのレシピ

翌日以降はしゃぶしゃぶがおすすめ♪

ブリがやわらかいので、れんこんやエリンギ、ロメインレタスなど歯ごたえのある野菜が合います。〆はご飯と溶き卵を入れて雑炊に。

【材料】（4人分）
ブリ…… 400g
れんこん…… 1節
エリンギ…… 1パック
ロメインレタス ……1個
和風だし…… 適量
しょうゆ…… 少々
ポン酢…… 適量

【つくり方】
1.　ブリは薄切りにする。れんこんとエリンギはスライサーなどで薄く切る。ロメインレタスは洗っておく。
2.　鍋に和風だしとしょうゆを入れて火にかけ、沸騰してきたら好みの具材をだしにくぐらせ、ポン酢で食べる。

ブリのマリネのレシピ

刺身、しゃぶしゃぶにしても余ったらマリネで保存

冷蔵庫で4～5日保存できます。薄切りにしてカルパッチョとして食べたり、焼いても美味。

【つくり方】
保存容器に厚めに切ったブリと、かぶるくらいの植物性オイルを入れる。薄くスライスした香味野菜（セロリ、玉ねぎ、にんにくなど）とレモン、ちぎったハーブを入れて冷蔵庫で1日以上おく。

教えてくれたのは

東京・門前仲町「パッソ ア パッソ」
有馬邦明シェフ

イタリア各地や国内の店で修業を重ね、2002年に「パッソ ア パッソ」をオープン。全国の猟師から取り寄せるジビエや釣魚など、旬の厳選食材でつくる料理にはファンが多い。

※商品のお問合わせ先はコストコホールセールジャパンです。また、価格は変動する可能性があり、在庫には限りがあります。

撮影／鵜澤昭彦　フードスタイリング／森澄淑子　取材・文／富田夏子　編集／永島 大