コロナの影響により、「働きたくても働けない」「大幅な収入減」という状況を目の当たりにし、自分の〝お金事情〟に不安を感じる人が増えたそう。超低金利時代の今、お金は貯めるより運用するのが正解…？ということで、ファイナンシャルプランナーの先生に「投資」について教えていただきました。

Q.早いうちから投資を始めたほうがいい理由は分かったけれど、何から始めるのが正解…？

A.投資もスポーツと同じで“実戦”から学べる要素がとても多いものです

投資を始めると決めたら、まずは勉強が必要と思われる方が多いかもしれませんが、皆さんも一度は耳にしたことがあるだろう〝つみたてＮＩＳＡ〞は政府が国民に推奨している投資で、知識がなくても始めやすい制度に整えられていますので、誰でも・簡単に・少額から始められるんです。スポーツは知識があっても、実際に体を動かさなければ上達しませんよね。それと一緒で、投資も知識量が多いからといってすぐにうまくできるものではなく、ある程度の実践が必要。手始めに1,000円でも、実際にやってみるとどのように値動きをするのか、どういう仕組みでお金が増えるのかが体感ベースで理解できるようになると思います。「つみたてＮＩＳＡ」は一般の人が安定的にお金を増やすつのポイントである「長期・積立・分散投資」を兼ね備えた制度。長く続けることが重要なので、リーマン・ショックやコロナショックのような金融危機が起きても、値動きに一喜一憂せずにどっしりと構えて行いましょう。あとはお金を増やしながら節税ができる「ｉＤｅＣｏ」、トレンドをキャッチするのが上手なCLASSY.読者と相性が良さそうな「株式投資」、海外旅行が好きなら「外貨預金」、国際情勢や災害などの有事に強い「金投資」なども初心者の方にオススメです。

＼先生はこの方／

高山一恵さん
株式会社Money＆You取締役。講演や執筆、個人マネー相談などを通して女性にお金の知識を伝えるべく精力的に活動。お金のアレコレを楽しく伝えるYouTube「Money＆You TV」を配信中。

取材・文／伊藤綾香　再構成／Bravoworks.Inc