え!?真っ黒!「乃が美」の新商品が焦げている? いえいえ、焦がしているんです!

高級「生」食パン専門店「乃が美」の食パンといえば、耳まで美味しい“究極の食パン”として知られています。そんな「乃が美」に7月1日(金)から新しい食パンが仲間入りしました。しかも“黒い食パン”。どんな食パンなのか、ご紹介します。おいしい食べ方も検証しました。

今回発売されたのは、「黒山乃が美」(レギュラー2斤¥972、ハーフ1斤¥486)。食パンのてっぺんが“黒い”のが特徴です。これまでの食パンは真四角でしたから、山型食パンという点も異なります。それにしても、結構な黒さに驚きます。

実はこれ、“おこげ”の旨みに着目して開発された、究極のおこげ食パンなんです。おこげといえば、ご飯を炊いたときや、もんじゃ、玉ねぎを炒めたときなど、実はいろいろな食のシーンで楽しまれてきていました。ただ、これまでパンの世界ではほぼ“おこげ”を楽しむということはなく、焦げる=失敗とされていました。

より多くの人に“耳まで美味しい”「生」食パンを楽しんでもらうため、その日の気分やシーンに合わせて食べる人が選ぶことができるように、他にはない「生」食パンをつくりたいという想いがあり、その結果タブーとされるおこげに挑戦したのだそう。とはいえ、“美味しいおこげ”を実現させるのは大変で何十回もの試作を行ってようやく完成となりました。

焦げているんじゃない、焦がしているんだ!独自の「おこげ製法」を開発

実は「乃が美」の職人の方たちが9年前の創業期から構想を練り続けてたどり着いたのが、もっちりとした中の生地がおこげで覆われた、味わいのある食パン。焦げたパンはもちろん美味しくはないので、旨みある“おこげ”を実現させる、「おこげ製法」を独自開発しました。

「黒山乃が美」は見た目の“おこげ”が印象的ですが、味わいも特別。山型食パンの上の部分はおこげの香ばしさを感じますが、中はもっちりとした甘みのある生地。小麦本来のやさしい甘みが広がります。これまでの乃が美の「生」食パンは柔らかく、ふんわりなめらかな食感と口溶けが特徴でした。

「黒山乃が美」はもっちりとした食感が特徴。塩味や酸味とも相性がいいんです。もちろん、バターやジャムで食べても美味しいですが、おこげの香ばしさは塩味や酸味のある食材と合わせることで旨みが引き立つそう。ということで、スモーブロー(オープンサンド)にしてみました。

ほかにも、塩味は、ハムやベーコン、ツナ、チーズなど、酸味はマヨネーズやピクルス、マリネ、ラペなど、いろいろ組み合わせてみるのも楽しいですね。千切りキャベツにハム、マヨネーズ、チーズをのせてトーストしても食感が変わって美味しい!

トーストしてオリーブオイルとデュカ(ナッツとスパイスを合わせたもの)をトッピングしただけでも、いい感じに仕上がりました。

いろいろなシーンや合わせる食材によって、アレンジも楽しめる「黒山乃が美」。見た目の“黒さ”に驚くかもしれませんが、ぜひ新しい美味しさを体験してみてください。

公式HP:https://nogaminopan.com/