【Flower cycle Art 】11月の花 コスモス /①生花で楽しむ

花が一輪あるだけで、空間は華やぎ、心癒され優しい気持ちになれるもの……。
わかってはいても、すぐ枯れてしまうなどの理由から、買うことを躊躇してしまう方もいらっしゃるでしょう。
だけど、生花ではもちろんドライフラワーとしても、長く花を楽しめるなら?
フラワーサイクリスト・河島春佳さんが、新しい“花のある暮らし”をレクチャーします。


7~11月頃に開花期を迎える「コスモス」。チョコレートの香りがするものや、八重咲きなど、たくさんの品種がありますが、最もポピュラーなピンクの一重咲きも変わらず人気です。

茎が細く花びらが薄いため、自然乾燥させると写真中央のように萎れてしまい、キレイな花の形を残すことができません。そのため、コスモスをドライフラワーにするなら、押し花がおすすめです。

花が身近な存在になりにくい理由として、「うちに花瓶がないから」という声は少なくありません。今回は花瓶以外のものに活けて楽しむ方法をご紹介します。

①「ワインの空き瓶」でスタイリッシュに

茎が長い状態なら、口が狭いワインの空き瓶がおすすめ。繊細なコスモスの茎もキレイに見せられます。

②「古書+小瓶」でアンティーク調のディスプレイ


毎日の水切りで茎が少し短くなったら、小瓶に花を入れ、古書の間に挟みます。外から見ればアンティーク調のディスプレイに。小瓶も倒れにくく一石二鳥です。

③「ボタン」を剣山にした、生け花風アレンジ

ボタンの小さな穴は、コスモスの細い茎にジャストフィット。茎が短くなったら、重ねたボタンを剣山代わりにして、生け花のように飾るのも素敵です。

④「おろし器」で作るミニ花畑

ほぼ花首だけになってしまったコスモスは、受け皿付きのおろし器の穴に1本ずつ挿せば、まるで小さなお花畑のよう。

アイディア提供:calme

来週は……
生花で楽しんだコスモスを、「ドライフラワーとして楽しむ」方法をご紹介します。

【バックナンバーはこちら】
6月の花 紫陽花(アジサイ)①生花で楽しむ
6月の花 紫陽花(アジサイ)②ドライフラワーで楽しむ
フラワーサイクリスト・河島春佳さんの花(はな)しvol.1
7月の花 バラ①生花で楽しむ
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フラワーサイクリスト・河島春佳さんの花(はな)しvol.2
8月の花 ダリア①生花で楽しむ
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フラワーサイクリスト・河島春佳さんの花(はな)しvol.3
9月の花 デルフィニウム①生花で楽しむ
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フラワーサイクリスト・河島春佳さんの花(はな)しvol.4
10月の花 リューカデンドロン①生花で楽しむ
10月の花 リューカデンドロン②ドライフラワーで楽しむ
フラワーサイクリスト・河島春佳さんの花(はな)しvol.5

【プロフィール】

河島春佳さん フラワーサイクリスト
株式会社RIN代表。長野県生まれ。生花店の短期アルバイト時に、廃棄される花の多さにショックを受けたことから、フラワーサイクリストとしての活動を始める。
花農家から産直でお花をお届けするWEBサービス、フラワーサイクルマルシェを展開中。生花を気軽にネットで購入できます。
https://lossflower.theshop.jp/

https://lossflower.com/about
Instagramharuka.kawashima
        @rin_flower_official

撮影/山田英博 取材・文/篠原亜由美

 

 


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