【息子2人が東大に合格】子どもは自分に矢印を向けてほしい、自分(親)が変わるために「リフレーミングの活用」を ! !
お母さんが変われば子供が変わる㉕
こんにちは。子育てスマイルナビゲーターのたかみほです。
前回の記事では、
●モチベーションを常に一定水準に維持すること
●モチベーションをどのようにキープしていますか?
●自分のことを知る──「どういう時にモチベーションが下がるのか?」
●自分のことを知る──「どういう時に良いモチベーションを保てるのか?」
について、お伝えさせていただきました。
今回は「自分(親)が変わるためには?」「子どもは自分に矢印を向けてほしい」をテーマに、お話しさせていただきます。
● 子どもに怒らないためにも、親のモチベーション維持が大切
本来、イライラの感情や怒る感情を味わうために子育てをしているのではありません。
子どもに怒れば怒るほど、悪循環になっていきます。
子どもは泣いたり反発したりするし、怒った親も自分に落ち込みます。
怒る時間は減らせるに越したことはありません。
前回の記事『「モチベーション」は上げることよりも80%に維持することが大切!?』でもお話ししましたが、
【子育て=子どもを怒る時間】にならないように…
親は、自分のモチベーションを100%に維持しようとせず「80%を維持していこう」くらいの気持ちを持つことができれば気分が楽になり、子どもへの接し方も変わります。
それでは、怒らず冷静に対処するには、具体的にどうしたら良いのでしょうか?
● 「リフレーミング」を活用してみましょう!
そういう時は、「リフレーミング」を活用してみましょう!
「リフレーミング」ってなに?
対象の枠組みを変えて別の感じ方を持たせること
↓
不満や不足から満足や喜びへ変えられる
※引用:タレントマネジメントのカオナビ「リフレーミングとは?【意味をわかりやすく】効果、例」より
https://www.kaonavi.jp/dictionary/reframing/
● お母さんが変われば子どもも変わる
まずは、自分(親)が変わろうとすること です。
・子どもを変えようとするのではなく、まず自分(親)が変わろうとすることが大切です
・日々のルーティンをもつこと
イレギュラーがあったら冷静に組み立て直しましょう。
・「後でやっておくね」と子どもに言わないで、子どもの目の前で取り組む様子を見せること
子どもは安心した表情に変わります。
・ポジティブな言葉に変換して伝えること
● お母さんが変わるためにすぐできること
1. マイナスの発言をしないこと
「自分なんか…」など、マイナスの発言をする(言葉として発する)と、どんどんマイナス思考になっていってしまいます。
モチベーションが下がるのを阻止するのであれば、まずはマイナスの発言をしないことです。
2. 他人に話すこと
自分ひとりで考え込まず、悩みや起こったことを誰かに話すとスッキリします。
3. 自分なりの気分転換法をもつこと
基本的にしんどくなったら、早く寝たり、映画を観たり、テレビを見たり…考えなくてもよい状態を故意に作り出します。
● ポジティブ思考に変換してみましょう
ポジティブ思考の具体例を挙げてみます。
● 「子どもは自分に矢印を向けてほしい」──日々のルーティーンにイレギュラーを入れ込み、組み替えていく
〈子どもに怒らないで済むように〉心に留めておいてほしいこと
・子どもと「今日これをやる」と話し合って決め、しっかりやり終えるよう応援する
・沸点に達する前に自分をコントロールする
・イレギュラーが起きても、子どもの日々のルーティーンはなるべく崩さないようにする
・一日の後半の予定が崩れた場合、自分を客観視して、やるべきことを組み立て直す
・子どもを巻き込まない。親が自分ひとりでできることは、切り分けて考える
・自分の時間を前倒ししてピッチをあげるか、後回しにするか決めて、子どもとの交流時間を作る
イレギュラーは日常茶飯事で起こります。
たとえば、保護者向けのプリントをお子さんが学校から持ち帰ってきて、急に「見て!」と子どもに言われた時、「待ってて!今忙しいから!」などと言ってしまいがちです。
子どもは、プリントの内容を親に伝えたいという気持ちが強く、すぐに目を通してくれないと心配になって、自分のやるべきことに手がつかなくなってしまいます。
「あとでやっておくから」という声掛けもよくないです。
瞬時に取りかかれなくても、
「この作業が終わったら次にやるからね」
「これ終わったら確認するね!一緒にやろうね」と言ってあげましょう。
子どもは「お母さんが把握してくれたんだな」と安心します。
状況を客観視して、日々のルーティーンにイレギュラーを入れ込み、順番を組み替え、淡々とこなしていくこと
また、話し方も大切です!
慌てて早口で話してしまうと子どもにも焦りが伝わります。
子どもは敏感なので、声掛けの口調で、親の心情を読み取ってしまいます。そして、
子どものペースを変えてしまったり、不安な気持ちにさせてしまい、集中力が欠けてしまいます。
それを回避するために、イレギュラーの時こそ、「ちょっと待ってね」などと、やさしく声をかけるようにしてください。
そして、ポジティブな言葉選びが大事です。
「自分に矢印が向いた、自分のための時間がつくられた」と分かると子どもは安心します。
子どもにとって、家族は絶対的な味方です。
何事もチームプレーだと捉え、「いっしょに解決しよう!」という気持ちで取り組んであげましょう。
子どものいつもの生活ペースを守ってあげてください。
ぜひ、怒る前に一呼吸を!
そうすれば、事態は悪化せず好循環になっていきます。
次回の連載も楽しみにしていただけたら嬉しいです。
たかみほ(たかせみほ)
子育てスマイルナビゲーター 1968年生まれ。共立女子大学文芸学部卒業後、航空会社のグランドスタッフに。結婚後、長男が小4、次男が小2の時に夫と別居。2年間の調停の後に離婚成立。シングルマザーとして働きながら、子供たちを中高一貫校へ。その後、2人ともに東京大学理科一類へ現役合格を果たす。著書に『シングルマザーで息子2人を東大理Iに 頭がよくなる「ルーティン」子育て』(徳間書店) Noteブログ https://note.com/takasemiho
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