テレビ出演で話題のコレクターが厳選!「いつか必ず手に入れたいお菓子缶」5選

見るだけで、ときめきが止まらない!とファンの多い「お菓子缶」の世界。中身の美味しさはもちろん、その見た目の美しさに、思わずコレクションしてしまう人も多いのでは?今回は、2023年1月25日発売の、お菓子缶研究科・中田ぷぅさんによる書籍『もっと素晴らしきお菓子缶の世界(光文社刊)』から、“マニアも憧れる素敵なお菓子缶”を5つピックアップ!

マニアも絶賛!「いつか必ず手に入れたいお菓子缶」5選

    見るだけで、ときめきが止まらな

    美しき英国のお菓子 缶を牽引した、「 ハントリー&パーマー社 」
    「友人の母上が1960年代、ロンドン土産としてもらったという「ハントリー&パーマー社」のビスケット缶。華やかではあるが、細かなエンボス加工など華美な装飾ではない。英国では第一次世界大戦時以降、物資不足のため、お菓子缶はシンプルなデザインになっていったと言われている。詳細まではたどりつけなかったが、本国のHPによると「ハントリー&パーマー社」は1990年代初頭まで営業を行っていたようである。現在もその名を残してはいるが、ビスケット缶はなく、チョコレート缶が存在するのみだ」(中田さん)

    見るだけで、ときめきが止まらな

    「クッキー同盟」のクッキー同盟アソート缶
    「英国仕込みのクラフトクッキーブランド『クッキー同盟』。どこか不思議な、そしてどこかひねくれたようなデザイン。今まで日本にはなかった異端の匂いがするお菓子缶。“かわいいは正義”の日本において、マニアックすぎるところがたまらなくそそる。事実、ありきたりの“かわいい”や“ナチュラル”を目指したわけではないという。デザインを手がけたのは、平野篤史氏(AFFORDANCEinc.)。英国の文化や文学ににじむ混沌や不条理、そして不思議さを表現したという」(中田さん)

    見るだけで、ときめきが止まらな

    「KUVAL」のクッキー缶
    「撮影現場でもスタッフの間で『素敵』と話題になったこの缶は、フレンチビストロの店『KUVAL(クバル)』(東京・三鷹)のもの。ワニの絵は、オーナー夫妻が以前から好きだった画家の田中健太郎氏が手がけた。田中氏の動物の絵の中でも、ことワニの絵が好きだったことからワニにしたという。その田中氏の絵を忠実に再現するためにも、シルクスクリーン印刷(※)をしてくれる製缶会社を探し、やっとの思いで完成した。メインはビストロのため、クッキー缶の製造は月30缶が限界というだけあり、1日で完売してしまうこともある」(中田さん)

    ※シルクスクリーン印刷とは、簡単にいうとインクが通過する穴と、インクが通過しないところを作ることで製版し、印刷する技法。一般的な印刷方法よりもインクが厚めなため、色彩がはっきりとし、デザインをそのまま表現することができる。

    見るだけで、ときめきが止まらな

    「太陽ノ塔 洋菓子店」の「タイヨウノカンカン mini ポルボロン」
    (アールグレイ、いちご、抹茶、ココア、プレーン)
    「カフェ『太陽ノ塔』(大阪・中崎町)は2019年に最初のクッキー缶を誕生させて以来、独自の美学を貫いた、芸術性に富んだクッキー缶を生み出している。中に入っているポルボロンのフレーバーに合わせた缶の色、そしてカタカナの商品名が目立つよう施したエンボス加工。シンプルなのに強烈な個性。実はこの缶、スイーツマニアや缶マニアだけではなく、オタクの推しカラーアイテムとしても重宝されているという逸話を持つ」(中田さん)

    見るだけで、ときめきが止まらな

    「Ivorish」のプレミアムアソート
    「福岡にカフェの本店を持つ、フレンチトースト専門店『Ivorish(アイボリッシュ)』。レトロアメリカンをテーマにした缶は、デニム地にフレンチトーストやクロワッサン、バゲットが躍動感を持って描かれている。イラストを手がけたのは万野幸美氏。そして小ぶりな缶が主流の今、めずらしい大きめサイズの缶であることも特徴的(深さは10.5cmもある)。これには食べ終わったあと子どものおもちゃ箱にしてほしいという願いが込められている。カフェでの販売はなく、『グランスタ東京』『博多阪急』常設店、催事で販売している」(中田さん)

『もっと素晴らしきお菓子缶の世界 (光文社刊)』発売中!

とにかく、缶への愛がすごい。

とにかく、缶への愛がすごい。

缶コレクター・中田ぷうによる、めくるめくお菓子缶の世界が帰ってきた!

第一弾『素晴らしきお菓子缶の世界』からさらにパワーアップ! 缶の世界に魅せられて、集めに集め、追いかけまくり、さらにディープになったコレクションを一挙公開。
やっぱりかわいくて最強! な猫缶大集合から、人気の高い美術館・博物館の缶、美麗なアートとのコラボ缶、昔ながらのレトロ缶、おしゃれな海外缶、動物缶、あの武将までもが缶になって登場!?
いずれの缶もその誕生秘話や歴史、人気の秘密を紐解きます。
森永製菓、メリーチョコレートカムパニーなど老舗のお菓子メーカーに取材し、倉庫に眠っていた貴重なヴィンテージ缶も公開。
お菓子缶がたどってきた歴史までもがひとめでわかります。
眺めるだけで楽しくなる、素晴らしきお菓子缶の世界へようこそ!

中田ぷう (なかたぷう)
お菓子缶研究家・フードジャーナリスト。東京生まれ。
大手出版社勤務後、2004 年にフリーランスに。祖父に買ってもらった「CHARMS(チャームス)」の缶をきっかけに、以来 47 年間、お菓子缶を偏愛するようになる。所有するお菓子缶の数は 1000 缶以上。今は亡き祖父の部屋をお菓子缶部屋として使用させてもらっている。2021 年に前著となる『素晴らしきお菓子缶の世界』(光文社)を刊行。

缶専用インスタグラム:@pu_nakata_tin

著/中田ぷう 撮影/石田純子(光文社) 再編集/CLASSY.ONLINE編集室

※この記事は『もっと素晴らしきお菓子缶の世界』(光文社刊)を再構成したものです。