玉森裕太とのエピソードも…注目の二刀流アーティスト”YU”って知ってる?

WBCで大活躍中の大谷翔平選手と言えば、打って投げる“二刀流”が代名詞。エンタメ界にも日本、台湾、韓国と世界をクロスオーバーして活躍する二刀流がいます。それが俳優であり、シンガーソングライターとしても活躍するYU(ユー)くん。2月下旬におこなわれたカレンダー「THE GLOBETROTTER」の発売イベントでは、開店前から店頭に長蛇の列ができるほどの人気ぶりです! イベントと同日におこなわれた取材会見では、堂々とメディアに答える姿が印象的なYUくんでしたが、じつは「僕、結構人見知りなんですよ」とシャイな一面もあるようで。その素顔を深掘りするために、リリースイベント後に楽屋インタビューさせてもらいました♡

YU 1995年1月3日生まれ 愛知県出身 日本人の父と台湾出身の母を両親に持ち、大学進学を機に、台湾に移住。2018年に台湾の芸能事務所に所属し、語学、音楽、芝居を学ぶ。2021年に台湾のテレビドラマ『We Best Love 永遠の1位 / 2位の反撃』で初主演を務め、同作の挿入歌も担当したことで、ミュージシャンとしても注目度が急上昇。日本での活動は2021年8月より開始。昨年はドラマ『祈りのカルテ 研修医の謎解き診察記録』(日本テレビ系)で日本の連ドラ初出演を果たしたほか、韓国ではファンミーティングも開催。アジア圏での人気が高まりつつある。

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公式Instagram(@yu.yangofficial

「観客ひとりひとりのためにステージをしてくれている」桑田佳祐さんのライブに感動!

現在は、台湾と日本を行き来しながら俳優活動、音楽活動をおこなっているYUくん。高校時代までは日本で過ごしていたということもあり、日本の映画やドラマ、音楽からも深くインスピレーションを受けているそうです。

「俳優さんでいえば、菅田将暉さん、佐藤健さんがずっと好きで観ていましたね。佐藤健さんの作品では、最近公開された『First Love 初恋』(2022年 Netflix)も好きなのですが、『護られなかった者たちへ』(2021年 松竹)がとても印象に残っています。菅田将暉さんの作品はほぼ全般見ているような気がしますね。音楽で影響を受けているのは、RADWIMPSさん。学生時代からずっと聴いているアーティストさんで、中学生のころに1度だけ運良くチケットが当たってライブに行けたのが思い出になっています。

昨年は日本でドラマの撮影をしていたこともあり、半年間日本で生活をしていたので、いろいろなライブを観にいきました。なかでもいちばん衝撃を受けたのが、桑田佳祐さん。観客が観やすくて、楽しめるエンターテイメントというのが徹底されていて驚きました。客席と距離があっても、桑田さんはすごくフランクで、自分のためにライブをやってくれているように感じる。優しさが溢れるステージに感動しました」

日本のドラマ初出演で困惑したことは、日本語と中国語のニュアンスのギャップでした

昨年は、ドラマ『祈りのカルテ 研修医の謎解き診察記録』(日本テレビ系)で日本での連ドラデビューも果たしました。日本での撮影に戸惑ったことや、壁にぶつかったことは?

「日本語台本の場合、中国語にはないニュアンスが書かれていると、ちょっと戸惑ってしまうことも。言葉で言い表しにくいのですが、中国語脳にスイッチが入っていると、すんなり飲み込めないときがあるんですよ。でも、その悩みは現場でずいぶん解消できたと思います。一人で本を読んでいるとしっくりこないことが、現場に入って、キャストのみなさんが作る世界に入ると自然としっくりハマるんですよね。

それに『祈りのカルテ』の現場は不安や大変さよりも楽しみが多かったです。僕自身、結構人見知りで、あまり人に話しかけられるタイプじゃないんですけど、玉森裕太さんをはじめ、池田エライザさん、矢本悠馬さんたちが和気あいあいとしたムードを作ってくれて。楽しい研修室だったなと思い出になりました」

「台湾の肉包(ローパオ)は一度、食べてみてほしい絶品グルメ」

今回発売されたカレンダー「THE GLOBETROTTER」のコンセプトは“大冒険”とのこと。国内のフォトスポットを巡り撮られた写真の数々は、一緒に旅をしているような気持ちにさせてくれます。アジア各国を飛び回るYUくんにおすすめしたい旅行先を聞くと「一度、台湾に遊びに来てほしいです」と即答! 台湾は日本に対してとてもウェルカムな雰囲気なのです。

「中国語がしゃべれないから、読めないからという理由で、海外旅行の選択肢から台湾がはずれてしまうことってあると思うんですよ。でも、それがすごくもったいないなって。台湾は、日本人に対して特に優しい国で、観光客もすごく温かく受け入れてくれるんですよ。一度来てみたら、言葉がしゃべれないことなんてまったく気にならなくなるはずです。

台湾に来たら是非食べていただきたいのがローパオ。漢字だと“肉包”と書きます。夜市などで販売されているのですが、ただの肉まんではないんですよね。味の違いは食べてみてのお楽しみです(笑)」

毎朝のルーティーンは今日が最高の1日になることを想像すること

YUくんには、毎日を前向きに過ごすためにあることを習慣にしているそうです。

「朝目が覚めたら、まずは今日1日やることを整理するようにしています。そして、どんなふうに過ごしたら最高の1日になるかなっていうのを想像するんです。それだけではなく、寝るときに今日のことを振り返るのもセット。そうすることで、できたこと、できなかったことが整えられて、明日に向けて気持ちもリセットできます。意識して始めたことではないんですけど、大学生くらいのころから始めて、気がついたら習慣になっていましたね」

ディーン・フジオカさんのように世界で活躍できるアーティストに

最後に、YUさんの掲げる今後の目標について教えていただきました。

「2021年に日本での活動を開始したのですが、当時は新型コロナの流行ということもあって、何も動けず悔しさの残る1年目でした。でも、いまは活動しやすい状況に変わりつつあります。音楽活動も俳優業も挑戦してみたいことはいつくもあるのですが、まずは焦らず、ひとつずつ目の前のことをクリアしていきたいですね。

事務所の先輩で言うと、ディーン・フジオカさんは、海外で活躍した上で、日本でもブレイクされた方なので憧れの存在です。これからは、ディーンさんのようにワールドワイドに活躍する俳優さんがよりたくさん増えてくるでしょうし、僕もそうなれたらいいなと思います」

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