家族旅の大定番「星野リゾート リゾナーレ熱海」には、心ときめく“6つの絶景”が待っていた!|Mart
星野リゾートが手がける「リゾナーレ」といえば、家族で楽しめるホテルとして不動の人気を誇るホテル。小学3年生の子どもの父親でありながら一度も体験したことがなかった私、編集長小松ですが、この度ご縁をいただき、「リゾナーレ熱海」へ行ってきました。
そこで味わったのは、噂に違わぬ体験の数々と、親子ともども忘れられない“絶景”の数々だったのです。
①熱海の街と相模湾を一望!「テラスリビングスイート」からの絶景
ホテルに到着すると、案内されたのは「テラスリビングスイート」。2019年に新設され、客室123㎡+テラス35㎡と、このホテルの中でも最も広い間取りなのだとか。
その名の通り、テラスがリビングの延長にあり、晴れた暖かな日はこのテラスに腰掛けてのんびりするだけでも癒されそう。
熱海の街と相模湾を一望!昼も夜も最高の景色が
昼はこのように相模湾がはっきりと見渡せます。ホテルの中では最も下の階にあるこちらの部屋ですが、熱海の街から見るとかなりの高台となっています。夜は街の灯りが幻想的な景色を見せてくれます。
②初のクライミング体験!「親子の北壁」の絶景
リゾナーレ熱海の設備の中でも気になっていたのが、「アクティビティラウンジ」内にあるクライミングウォール「親子の北壁」。花火をイメージしたというそのビジュアルは目にも鮮やか!のぼりたい気持ちがふつふつと湧いてきます。と、横を見ると息子の不安そうな顔…「高いところ、怖い」と。
しかし、せっかく来たのだからといざチャレンジ!
意外にも私と妻はスムーズにゴールに到達!息子は恐る恐る、お尻を押されながらチャレンジするも…
「無理無理~!」
……と、途中でリタイア。登るのが大変というよりも、高いところに上がることがちょっと怖かったようですが、一人だけ上まで行けなかったのが悔しかったのか「また今度チャレンジしたい」とのこと。
「森の空中基地 くすくす」からの絶景も!
時間の関係で満喫とまではいかなかったのですが、「リゾナーレ熱海」の売りの一つでもある「森の空中基地 くすくす」にも立ち寄りました。気になったのは、ネットのないかなりオープンなアスレチック「森の空中散歩」。やってみたいけれど、いや、無理かも…。でも日常では味わえないような景色を堪能できそうです。
「森の空中散歩」の一部。当然ですが(笑)命綱をつけて挑むそうです。貸し切り中で中には入れませんでしたが、存在感抜群のツリーハウス。こちらを貸し切ってのティータイム(¥3,000)がおすすめだそう。季節によって模様替えをする「森の空中基地 くすくす」。宿泊時はイースターの飾りつけがいたるところに。子どもが楽しめるクイズも!
③まるでインフィニティプール!大浴場「明星の湯」の絶景
ホテルステイの楽しみのひとつといえば大浴場。こちらの自慢は、やはり“絶景”。「明星の湯」は刺激の少ない泉質で小さなお子さんにも安心。
内湯は伊豆石とヒバの2種類。浴場全体に漂う木のいい香りもリラックス効果を増してくれます。
そしてこちらのウリが「半露天風呂」。海外の高級リゾートのインフィニティプールを彷彿させるつくりで、テラスからの眺めとはまたひと味違う趣です。
④屋上に砂浜が!?「ソラノビーチ Books&Cafe」
さて、滞在2日目に案内していただいたのが、「リゾナーレ熱海」最上階にある「ソラノビーチ Books&Cafe」。空のビーチとは何ぞや…?と思いつつ到着すると、その疑問は瞬時に氷解。なるほど、これは確かにビーチ!一風変わった“絶景”です。
聞けばこの砂は熱海……ではなく、オーストラリアから取り寄せた粒子の細かい砂だそうで、確かにとても素足に心地よい感触とひんやり感で、リラックス効果も期待できそうです。
店内の装飾に使われているのはこの近海の本物の海藻。こんなところも本格的です。
スタッフの皆さんが気に入った本を随時仕入れているという約1,000冊の本もこちらの魅力。お気に入りを見つけて読みながら、ベッドでごろごろできるのも、ほかのブックカフェではなかなかない体験です。
⑤スペシャルなアクティビティ「海藻の学校」ではボートから絶景が!
続いて向かったのは、昨日ボルダリングを楽しんだ「アクティビティラウンジ」。今日は、春限定で開催されている人気のアクティビティ「海藻の学校」に参加するため。
「海藻の学校」は、2020年から開催されている名物アクティビティ。海の環境を守るために重要な役割を果たしている海藻について、体験を通して学べるという、今回の旅の目玉ともいえるアクティビティです。
まずは座学。海藻の役割や種類について学びます
海藻といえばわかめや昆布ぐらいしかなじみのない息子(いや、むしろ私もそう)。先生が優しくレクチャーしてくれます。
海藻は大きく3種類の色に分けられるという話に興味津々。カードを使ってグルーピングにもチャレンジします。
そしていよいよ海へ!胸躍る初体験のオンパレード
座学を終えると、港へ移動していよいよ“海藻に親しむ”体験。地元の漁師さんとともに船で海に出て、海藻を観察した後、普通では体験できない「わかめの収穫」をするという流れです。
漁師さんと現地のスタッフさんとともにボートで海へ。ホテルの窓から見るのとはまた違った“絶景”に大興奮の息子。揺れるボートにも慣れたころ、わかめの養殖場に到着。いよいよご対面!漁師さんのアドバイスを受けながら、ハサミを使って収穫!手前のユニークな形をした部分が「めかぶ」。私も初めて見ました!
港に戻ったあとは、初体験の包丁さばきまで!
体験はまだまだ終わりません。港に戻ると自分で収穫したわかめを使ってランチプレートづくりに挑戦!いままでは野菜を洗ったり、ご飯をよそったりする程度の経験しかない息子にはハードルが高い!?と思いきや……。
まずはわかめを水洗い。とくにめかぶの部分は念入りにぬめりを落とします。お湯が入った鍋にいれたとたん鮮やかなグリーンに変化。これには驚きでした。熱海の地で、包丁初体験!慣れない手つきながらもわかめの葉部分をひと口大にカットしていきます。ラーメンにわかめを盛り付ける姿も手慣れたもの!?
そしてついに、はじめて自分でつくったランチプレートが完成!
格闘すること数十分、ついにランチプレートの完成です!左からわかめラーメン、めかぶ丼、ナムル。めかぶ丼用のみじん切りは私が担当したものの、その他は息子が頑張ってつくったもの。二人で味わうランチは最高でした!
ふだんはそれほどわかめが好きなわけでもない息子ですが、自分で収穫したものはやはり格別らしく、美味しそうに食べていました。これで好きな食べ物が一つ増えたかも?
※今年の「海藻の学校」は終了しています。7月から、漁師のお仕事を体験するアクティビティが開催されます。
そして、6つ目の“絶景”とは……?
港からホテルへの帰り道でも、港のほうを見ながら名残惜しそうにしていた息子を見ながら、本当に得難い経験だったな…と、改めて感動。
そしてふと気づきました。親にとってのいちばんの“絶景”は、その得難い体験に心躍らせ、目を輝かせるわが子の笑顔なのだ……と。
子どもに、その目が輝くような体験をさせてあげたい、というのは親にとって当たり前の願い。一泊の中でそんな体験をこれでもか!と提供してくれる「リゾナーレ熱海」は、だからこそ、家族旅の王道であり続けるのだと、改めて感じた旅でした。
【DATA】
星野リゾート リゾナーレ熱海
413-0016 静岡県熱海市水口町2-13-1
東京から約50分、名古屋から約120分、大阪から約220分
電車:JR東海道新幹線「熱海駅」より無料送迎バス10分
車 :東名高速道路「厚木I.C.」→小田原有料道路~小田原西~国道135号線経由で60km、約60分
取材・撮影・文/小松伸司