美肌治療の第一選択肢・2019年最新【ピーリング】事情
日本はピーリング治療の費用が安価であったことから、美容医療業界ではいつまでも裏方メニューとして扱われ、表舞台に登場することは皆無でした。しかしながら、海外ではピーリング治療は独自の進化を遂げています。今月はスペイン、イタリア、日本発の最新ピーリング治療を検証します。
ツヤ肌作りに欠かせないピーリングブームの火付け役は美ST発のこの2つ!
ミルクピール
フランス発ダーマシューティック社のミルクピールは、乳酸、サリチル酸、グリコール酸を絶妙な割合で配合し、各々の酸のメリットを最大限発揮できるように作られています。直後からツヤ肌になれるため、パーティピールと呼ばれることも。
マッサージピール
今や日本が世界一の売上となったマッサージピール。単独で、他治療とのコンバインで、まだまだ使い方は未知の部分も。肌表面の質感やハリ感はもちろん皮膚の深い部分までしっかりと発揮されるのはPRX-T33のみ。
レチノールピール
コラーゲン産生、シミへの作用、皮脂コントロールに効果を発揮するレチノールピール
「通常のレチノールに比べてナノ化したため、肌表面へのダウンタイムが軽くなり、コラーゲン産生効果が高い処方に。ピーリングはダウンタイムが少ないのに効果が高く確実に進化しています」(スキンリファインクリニック・橋本先生)
線維芽細胞の増殖が期待できるピーリング。まず、液剤を顔全体に塗り乾かしてからレチノールクリームが黄色から透明になるまでマッサージ。そのままの状態で帰宅し、4~6時間後に水で洗顔。
直後、持続、遅延型効果の3ステップで、肌のバリア機能を改善し、乾燥やくすみを減少させます。また刺激を受けたメラノサイトの活動を調節し、リポゾームがシミに直接作用します。
ミックスピールプラス
皮膚科の定番ミックスピールが濃度34%から55%に。より効果を追求した新配合!
乳酸、グリコール酸、サリチル酸のトリプル処方が55%にアップしただけでなく、レチノールで毛穴とハリ改善を強化、アーティチョークエキスでシミの抑制作用の強化もプラスしたデルファーマの自信作!
「ミックスピールも好評でしたが更に濃度がアップしたプラスはより確実な効果が期待できます。またトリートメントジェルVAは肌の活性化と再生に大変良い結果をもたらしてくれます」(スキンリファインクリニック・橋本先生)
メイドインジャパンのピーリングメーカーとして、圧倒的な信頼を誇るデルファーマが治験を重ねて新たに開発したのがミックスピールプラス。刷毛で顔全体に塗布していきます。
ビタミンAとCによるコラーゲン生成促進効果で肌が活性化するトリートメントジェル。ピーリング後の肌は吸収がいいため何を塗布するかが重要。
スーパーヒアルロン酸と4種のセラミドが角質細胞間の水分を素早く補給しスクワランが保護膜を形成、水分を逃さず閉じ込めるモイストバリア。
たった1回でもくすみがなくなり、ツヤンツヤンのツヤ肌に。流行の肌感になりたいのなら、クリニックでのピーリングはファーストチョイスです。肌が元気に見え若々しい印象に。
ブラックピール
活性炭を使用したアンチエイジングピーリングはリフティング効果にも期待度大
炭素によるデトックス作用、フェルラ酸、マンデル酸、乳酸によるピーリング作用、黒生姜エキスと天草エキスによる抗酸化作用、GABAとヘキサペプチドを組み合わせたGabellinaによるリフティング作用など複数の効果に期待。
「今回3つのピーリングの中で一番ビギナーにも適しているのがこちら。エステの延長感覚で受けられます。酸と肌には相性があります。自分だけのベストを色々な酸から見極めるのもいいでしょう」(スキンリファインクリニック・橋本先生)
皮膚を念入りに清潔にしたあと、水分を完全にふきとります。その後、Vカーボンフィルムをブラシで薄く顔全体に塗布していきます。塗布時間は個人差がありますが8分から20分ほどで、ドクターが肌状態により決定。今風に言うならばインスタ映えの治療メニュー。
Vカーボンスプレーを噴霧しマッサージ。その後、水で皮膚をキレイにふきとります。再度スプレーを噴霧し、マッサージして肌に吸収させます。顔だけでなく首、デコルテ、手、脚、腕にもOK。小ジワの軽減、毛穴の引き締め、肌のキメの改善、リフティング効果、美白作用など複合的なアプローチに。
「しばらく美容医療とはご無沙汰でした。スキンケアだけでは改善しきれない肌のキメやお疲れ感を、ピーリングで一発逆転できれば嬉しいです。ピーリング初心者にも安心して勧められそう!」
▼こちらで受けられます
港区南麻布5-15-27広尾リープレックスビズ9F ℡(フリーダイヤル)0120-440-138
レチノーピール¥12,000、ミックスピール¥12,000、ブラックピール¥12,000、ピーリング症例数も随一。肝斑治療の最後の砦として人気のリバースピールも大好評。
2019年『美ST』8月号掲載
撮影/清水ちえみ 編集/小澤博子