《29年間 美容エディターの連載コラム》【キユーピー】の〝奥深きヒアルロン酸の世界〟

編集Iの「30年目のコスメ愛」第2回

世の中にはまだまだ知らないことがあるもんだ。そう思ったのは、キユーピーの化粧品に出会った時。今、改めて注目されている「ヒアルロン酸」を極めたのが、マヨネーズでおなじみのキユーピーだったとは!

ヒアルロン酸は「卵つながり」だったという驚き

キユーピーと言えばマヨネーズ、ドレッシング、アヲハタのジャムやスープ、一家には必ず一つはありますよね。そのキユーピーが創業100周年を迎え新しい化粧品を発売するらしい! と伺った発表会で、キユーピーはヒアルロン酸の原料メーカーNo.1(2017年富士経済調べ)だということを知りました。

なんとヒアルロン酸は、「卵つながり」。キユーピーはマヨネーズに卵黄を使った後の卵白、卵殻膜を使用した機能性成分を開発し、なおかつ鶏のトサカ(鶏冠)を微生物発酵させてヒアルロン酸を製造しているそうです。え、トサカなのか……驚きじゃないですか。

話題の新作コスメもヒアルロン酸に注目しています

今、ヒアルロン酸は改めて注目されています。10月11日発売の「カネボウ リンクル リフト セラム」もヒアルロン酸とコラーゲンの関係がシワ改善ポイントだったし、2020年1月3日発売のヘレナ ルビンスタインの「リプラスティ パワ A+H.A. デュオ」も3種類のヒアルロン酸セラムとピュア レチノール クリームの2本セット。1月10日全国発売のディオールのアイコン美容液「カプチュール トータル セル ENGY スーパー セラム」でも次世代ヒアルロン酸を成分としてフィーチャー。

進化したヒアルロン酸があれば、美肌になれる

ヒトではヒアルロン酸の半分は皮膚に存在しているのですが、数日で半減してしまうほど合成と分解を盛んに繰り返しています。そのバランスが崩れた時に肌にトラブルが起きるのです。だから、もともと高分子で肌に入りにくいヒアルロン酸を浸透しやすくしたり、保湿だけでなく、シワ、たるみ、くすみ、肌荒れ、ゆらぎなどにアプローチする機能をプラスするなど、どんどん進化しています。キユーピーが独自開発したヒアルロン酸原料は今まで5種あったのですが、今回、6種目である世界初の「ハリ生成ヒアルロン酸」を開発。これはコラーゲンサイクルを活性化してシワやたるみを改善する機能性ヒアルロン酸です。 これら6種のヒアルロン酸が全部配合されているのが、10月1日発売の新製品「キユートピア ヒアロワン」。しかもですね、卵から抽出した卵黄レシチンと卵殻膜も入っているんです。なにからなにまで卵つながりが見事、思わず拍手をしたくなりました!(卵殻膜って某原液メーカーで買うと特に高価なんですよね)。

粉をふいた肌が、翌朝ツルツルになっていた!

で、使ってみたところ、かなりな威力! つい最近、下地をいろいろ試していたら、肌がカサカサになって粉を吹くまでになったんですが、これ塗ったら翌朝すでに良くなっていました。このとろんとろんしたジェルがまた気持ちいい!

さらに、下のヒアルロン酸原液100%の「キユートピア ピュアヒアロ」を、ファンデーションがムラになるくらいカサついてしまった眉間に重ねて塗ったら、一発で改善。実は眉間のカサつきは皮脂と水分不足のW攻撃で、一度カサつくとやっかいでなかなか治らなかったから、その効果にびっくり! それ以降、手持ちの化粧水やクリームに混ぜて使ったりもしています。

考えてみれば、卵って生命の源ですもんね。肌に良くないわけがない。 キユーピー創立者の中島董一郎氏は、海外留学した際に外国人と日本人の体格に驚き、その時にマヨネーズとジャムに出合って、「日本に栄養のあるこの食品を広めたい」と思ったことから、1925年(大正14年)3月に国産初のマヨネーズの製造を始めました。NHK朝ドラ『まんぷく』のモデルになった日清食品もそうですが、老舗の食品メーカーさんは使命を持って製品を生み出してきたんですね。それが化粧品の世界まで続いているのが、また素晴らしいです。

《Information》 製品はキユーピーアヲハタネットショップ(http://www.blueflag.co.jp)で買うことができます。

PROFILE 編集I/ビューティ編集歴29年。愛ある視線で厳しく化粧品を選ぶ。アジアエンタメ、「NODA MAP」、「大人計画」関連好き。糖質コントロールで9キロ減量(後、2キロ増えてまた1キロ減)。美ST本誌で連載「新・名品コスメの殿堂」が2020年1月号から再開されます。

美ST