モデル高橋里奈さん、いまの私を支える3足の靴

「この3足」がいまの私

たくさん靴は持っていても、ワードローブのレギュラーになれる靴はせいぜい3足。

そんな実感を基に、高橋里奈さんに「いまの私の3足」を教えてもらいました。

4月号本誌より、一部抜粋してご紹介します。

 

 

■高橋里奈さん

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Profile
小誌をはじめ、モデルとしてさまざまな女性誌で活躍中。プライベートでは長男、長女2人の子供の母。ヴィンテージを上手に使うなど、こだわりのある、上品でクラシカルながら今を感じさせる私服も必見。

 

たくさん歩くことと女らしい足元であることを両立させたい

私の毎日は「歩く・走る」シーンが多いんです。

スニーカーは私にとって消耗品で、その時に履きたいものを、クタクタになるまで履きます。私にとって、最も気兼ねしないで履ける存在です。

数年前から、そんな私の足もとにフラットシューズが多くなりました。スニーカーのように、沢山歩けて走れる靴。さらにスニーカーよりもクラス感を漂わせられるので、どんなシーンでも安心できます。とにかくガンガン履いて気兼ねなく歩きたいから、足を傷めないことが大前提。

フランスの「シャテル」はパリと東京を行き来していた知人が履いていて、何て素敵なんだろうとひと目惚れ。細いフォルムで華奢な印象なのにクッション性が高く、まさに「走れるフラットシューズ」。外反母趾など足を傷めている人のことも考えられたシューズだから、足に悩みがある人がいたら勧めています。

「ロジェ・ヴィヴィエ」のパンプスも同じく華奢でエレガントな足もとを作ってくれます。流行りのフォルムを追う必要のないほど美しい形。「トッズ」のサンダルも同様。デザイン性は高いけれど、奇はてらっていない。ケアをしながら大事に履いていきたいと思っています。

 

~中略~

 

フラットシューズはヒール靴と違って歩くことが前提。だから消耗していくものではあるけれど、買う時には素材の良さとお手入れをしながら長く履けるかをよく考えます。

若いころと違って「自分らしいスタイル」を守っていきたい。棚に並んだたくさんの靴の中から、年に数回、出番があるかないかのものを選ぶ……というようなものではなく、毎日の生活に馴染むかが大事。

吟味した、エレガントなお気に入りたちを満遍なく履いていきたいと思っています。

 

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<上から>デニムにもドレスにも通用する女性らしいロジェ・ヴィヴィエの靴、昨年購入したサマードレスに合うトッズのサンダル、日本未入荷の頃から大ファンだった、足に優しいシャテルの靴

 

 

撮影/嶋野 旭 ヘア&メーク/高取篤史<SPEC> 取材・文/金沢由紀子 構成/永吉徳子