SHELLYさん&りゅうちぇるさん「産後、寝られないのって本当につらい!」

先日、巻頭コラムでもおなじみのSHELLYさんとりゅうちぇるさんが、VERY公式アカウントでインスタライブを行いました。テーマは「産後クライシス」について。ハッピーなだけでは過ごせない産後、お2人はどのように過ごしていたのか教えてもらいました。

>>初回記事は「SHELLYさん&りゅうちぇるさん『子どもや夫にイライラした時どうする!?』」
>>前回の記事は「セックスレス、職場復帰…SHELLYさん&りゅうちぇるさんがお悩み解決!」

 

今まで感じたことのない睡眠不足になるよね。私、上の娘はもう5歳になるけど、まだ寝不足(笑)

 

SHELLYさん(以下敬称略):『友達の夫に贈る100の言葉』っていう本があるんだけど、共感しかなくて。

りゅうちぇるさん(以下敬称略):僕も読んだけど素晴らしい! 「どんな小さなことでもいいので、育児&家事を頑張る妻に『お疲れさま』を。明日も頑張ろうと思えるよ。」っていう言葉があるんだけど、言葉をかけることってすごく大切だなと気付かされて。忘れがちなんだけど、大変な時って、言葉一つで救われたり、乗り越えられたりすることもありますよね。ぺこりんもいつも、帰ったら『お疲れさま』って言ってくれるの。それを聞くと、何のために頑張ってるのか思い出せる。だから僕も、たくさん『ありがとう』って言うようにしてる!

SHELLYさん:2人とも偉い! 当たり前と思わずありがとうって言えるりゅうちぇるも偉いよ。あと、「ママのイライラの原因は、睡眠不足かも。」とか、「夜中の2時間おきの授乳×4回=8時間寝られたわけではないんです。」っていうのも本当そうなんだよね!

りゅうちぇるさん:本当、寝られないのって辛いことだから!

SHELLYさん:今まで感じたことのない睡眠不足になるよね。私、上の娘はもう5歳になるけど、まだ寝不足(笑)。人間って、体力があって元気な人でも、寝不足なだけで小さいことでもイライラしちゃうものだと思う。夫はそれを見て「嫌だな」と思うんじゃなくて、「本来の彼女じゃない」って大目に見て欲しいな。

りゅうちぇるさん:「8時間寝てるじゃん」とか、他人のことになるとポジティブになる人多いんですよね! 2時間おきに授乳したら肩も凝るしね〜。うちは完全母乳だったので、僕も絞ったおっぱいを夜中にあげることがあって。この体勢きついけど、こうじゃないと飲まない! とかあるじゃないですか。そこまで考えてもないくせに、8時間寝てるとか言うなー(笑)!

SHELLYさん:本当だよ〜! もうこの本、枕元に置いてあげたかったなって思う(笑)。

りゅうちぇるさん:あとは「夫に贈る」100の言葉だけど、姑さんに贈る100の言葉も欲しいかな! ママは他人にもよく「こうしたほうがいいよ」とか言われやすいじゃないですか。産後は人生で特に大変な時だからこそ、夫には味方でいて欲しい。

SHELLYさん:そうなんだよね! みんなママは手探りで頑張ってる。でも育児の経験がある人は、私の正解を教えてあげたくなっちゃうんだよ。親切心かもしれないけど、こうしたほうがいいよ、これはダメだよって言われすぎるとパニックになっちゃう。だからパートナーだけでも、「君のやり方が一番いいよ、これで大丈夫」って言ってあげるのが大事かもね。

 

産後クライシス、くるかも!って準備しているのとしていないのとでは大違い

 

SHELLYさん:妊娠出産で女性ホルモンがジェットコースター状態になって、寝不足で頭も働かない。子どもが生まれたら自分じゃなくなる部分があるっていうか…。産後クライシスについて、出産前から知っていて向き合うのと、急に向き合うのとでは全然違うと思うんだ。りゅうちぇるは準備していることあった?

りゅうちぇるさん:育休を取らせてもらおうか事務所に相談したり、引っ越ししたり、「大変かもしれない前提」で色々準備したよ。

SHELLYさん:「大変かもしれない前提」大事。こんな寝不足が辛いなんて聞いていなかったし! 赤ちゃんが生まれるのはもちろんハッピーなことだけど、ホルモンや産後うつについてとか、寝不足になるとどうなるか夫婦でわかっておいたほうがいいよね。あとはパパももっと自分ごととして調べてほしい。

りゅうちぇるさん:妊娠が分かった時に、産婦人科の緊急連絡先を連絡帳に登録しておいただけで、ぺこりんはすごい喜んでいたな。

SHELLYさん:あ〜、そういうのうれしい! ママが育児に詳しいからって何でも聞いてこようとするパパが多いけど、最初は同じ新米ママ・パパだから。一緒に学んでいってほしいな。あとは、悩んだり困ったときは誰かに相談すると楽になることもある。どうしようって思っていることも、ママ友に相談すると一発で解決したりするもんね。今はコロナでなかなか会えないだろうから大変だけど…。

りゅうちぇるさん:そうだね。ぺこりんも区の支援センターでよくママ友を見つけていたな。おもちゃもいっぱいあるから、こういうのが好きなんだとか、おもちゃを買うときの勉強にもなった。

SHELLYさん:そうだよね。私も公園や子育て広場みたいなところでママたちと話して、保育園や小学校について色々教えてもらったり。

りゅうちぇるさん:僕、沖縄…あっ、ちぇるちぇるランド出身だから、東京の子育て環境については情報交換しています!

SHELLYさん:(笑)。支援センターとか児童館行くの、最初は緊張するよね。場所によって全然雰囲気も違うんだよね。

りゅうちぇるさん:全然違います! 来ている人の感じも、スタッフさんや保育士さんも違うし、やっているイベントも違うし。だから一度行って「合わないかも」と思っても、また別のところに行ってみてほしいな。

SHELLYさん:でもさ、今産んだばかりの人は本当に大変だよね…。去年はコロナでそういう集まりが全然なかったよね。

りゅうちぇるさん:再開しているところもあるから、気をつけつつお出かけできたらいいですね。だって、1歳2歳の子と一日中家に一緒にいるの大変さ〜!

SHELLYさん:沖縄弁出てるよ(笑)。本当そうだね。あとはVERYでも「VERY児童館」っていうのをオンラインで始めてるみたいだから、活用してほしいな!

 

>>VERY児童館ってこんなイベント
「【東原亜希さんも出演】VERY児童館第1回を実況レポート」

夫にもの申したくなるのは、日本社会のせいなのかも!?

お2人の話に出てきた本は…

『出産前の友だちよりも心配な友だちの夫に贈る100の言葉』

総勢300 人の先輩ママの生の声を収録。産婦人科医・宋 玄先生、男性学の権威・田中俊之先生 NPO法人ファザーリング・ジャパン代表安藤哲也さんなどコラムも大充実。¥1,200(光文社)→購入はこちらから

取材・文/有馬美穂