【これを読めば<申 真衣さん>の全てがわかる!】ロジカル&シンプルな魅力を総ざらい
©佐藤航嗣<UM>
VERY専属モデルであり、起業家でもあり、二児の母でもある申真衣(シンマイ)さん。凛とした雰囲気にシンプルでぶれないファッション、さらに東京大学卒業、ベンチャー起業の役員というワードが並ぶプロフィールに驚いたという人は多いのではないでしょうか。2019年6月号「きれいめファッション特集」でVERY誌面に登場し、その完璧すぎる姿に「もっと彼女のことが知りたい!」と話題に。
それからは、シンマイさんならではのロジカルなオシャレにまつわる企画が反響を呼び、翌年3月号よりVERY専属モデルとしてデビュー。家族の話や子育てについても、効率重視で今どきな思考が注目の的。昨年末には第二子も出産され、ますます気になる存在になっているシンマイさんの魅力を、これまでの誌面をもとに紹介します!
INDEX
・プロフィール
・ルールありきで分かりやすい“申 真衣シンプル”ファッション
・知性と実体験を生かして対談ページでも大活躍
・家族円満のためにも話し合いと工夫を惜しまない
・意外にも、詰め込みすぎずシンプルな教育方針
・第二子出産で効率化もさらにバージョンアップ
撮影/渡辺謙太郎
初登場はVERY2019年6月号『らくちんオシャレ全盛時代の“キレイ”って?』特集。ドリスヴァンノッテンのオールインワンをキレイめな着こなしも好評でした。
◉プロフィール
撮影/倉本ゴリ<Pygmy Company>
36歳、4歳と0歳の姉妹のママ。大阪生まれ、3人姉妹の真ん中で、東京大学卒業後、外資系証券会社に11年勤務した後に退社。現在は共同創業した会社の経営のかたわら、2020年3月号からVERY専属モデルに。
申 真衣さんの魅力①
ルールありきで分かりやすい
“申 真衣シンプル”ファッション
何事においてもロジカルで無駄のない考え方を持つシンマイさんは、ファッションにもしっかりマイルールが。「毎日同じ格好でもいいと思っている」「ファッションで大切なのは、オシャレに見えることではなく、清潔感があり相手に不快な思いをさせないこと」「毎朝悩まずに簡単にワンツーコーデが完成すること」と、割り切ったルールは、似たような格好ばかりになったり、機能性を重視してオシャレを忘れてしまいがちなママたちにとっても、ハッとさせられるのではないでしょうか。
オシャレに見せようと無理しなくても、いまできるオシャレの中で工夫したり更新することできっと自分らしい素敵な雰囲気は作れるはず!まずは、申 真衣シンプル4つの要素をご紹介。
申 真衣シンプルの4つのPOINT
1.流行デザインは積極的に取り入れる。ただしリサーチ必須
モードな白ブラウスは定番。アプリ「Vogue Runway」のコレクションやNET-A-PORTERで新作をチェックしトレンド傾向を分析。左はクロエ、右はヴィクトリア・ベッカム。
撮影/魚地武大〈TENT〉
2.気分・テンション・TPOを追加できるキャッチーな小物は必須
小物ならクセ強めでも上品に持てる。無駄が嫌いなシンマイさんは、荷物も究極にミニマル。近所はこのパコラバンヌのミニポシェットのみという話も印象的です。花柄ブーツはドリスヴァンノッテン。
3.ゴールドの華奢ジュエリーで女らしさを足す
華奢デザインなら何にでも合い、重たくないので毎日愛用できる。
撮影/魚地武大〈TENT〉
4.土台になるベーシックアイテムは長く着られるいいものを
セオリーのパンツは週3、4ではけるように3本スタンバイ。ドゥロワーのリブニットは色違いを買い足し続け、グレーはもう3枚目。マノロブラニクの黒起毛素材は、ヒール、ぺたんこ、スリッパとバリエ揃え。
その他にも、シンマイさんのロジカルオシャレには名言がいっぱい。
申 真衣さんのロジカルオシャレ名言
「キレイなら超シンプルなルールで毎日がうまくいく」
10年間の証券会社員時代の経験から、仕事での信頼や周りからの好感度を考えると、キレイでいることのメリットを身にしみて実感したそう。シンマイさんのファッションは、キレイめモノトーンが定番。「白×黒」「上下どちらかはタイトに」という究極にシンプルなルールかつ、確実にオシャレが成り立つ法則が鉄板に。尖りすぎることもなく、さりげないワンディテールでコーディネートに気を使った感が出せるモードな白黒アイテムは、投資の価値は十分!
撮影/渡辺謙太郎(人物)、魚地武大〈TENT〉(静物)
「買ったものはすべてリスト化!戦略的に新たな白黒を狙う」
産後からショッピングは完全オンライン。もともと、エクセルで家計簿をつけたりと何事も見える化しておくことが落ち着くので、服や靴も買ったものをリスト化して、無駄買いを予防しているそう。気になるアイテムはウィッシュリストに入れて、在庫やセールのタイミングを読んで買うのが衝動買いをなくすポイント。
「冬の初めに黒コートと黒靴を決めればムダ買いがありません」
冬コーデの印象も予算も、重きを占めるコートと靴。半期ごとにお買い物予算を決めているそうですが、シーズン初めに大物を抑えることで、オシャレ欲も満たされ、その冬の方向性が決まる。なのでその他の買い足しも効率的にできる気がするんだとか。コートはコーデを選ばず長持ちするので、色は黒!
撮影/渡辺謙太郎
「ミニマルな手持ち服の活性化にデニムが欠かせない!」
コートやニットで女っぽく履けるから、冬になると出番が多くなるというデニム。デニムパンツはワントーンでキレイ目にするのが定番。また、Gジャンやデニムスカートなど、パンツ以外のデニムも取り入れてみたいそう。
撮影/渡辺謙太郎(人物)、魚地武大〈TENT〉(静物)
また、マタニティ中は手持ちのアイテムを最大限に活用したお買い物計画をたて、新鮮なマタニティコーデを披露してくれました。
申 真衣さんのマタニティファッション
お腹が出ても似合いそうな小さすぎるカーディガン
撮影/渡辺謙太郎
ベースは去年の服にトッピングするというという発想でお腹がポンと出ても似合いそうな、JAQUEMUSの小さすぎるカーディガンコーデを披露。
妊娠中はアウトして着られる白シャツを新調!
撮影/渡辺謙太郎
いちばん使う白シャツは毎シーズン更新。妊娠中はアウトして着られるKHAITEのものを新しく購入。
ボトムスはユニクロのマタニティデニムを活用
撮影/西崎博也〈MOUSTACHE〉
さらにお腹が大きくなってからは、ユニクロのマタニティデニムを使って、手持ちのトップスで乗り切るコーディネートも。
申 真衣さんの魅力②
知性と実体験を活かして
対談ページでも大活躍
その論理的思考で、どんな知識人とも対等に堂々と話せるのもシンマイさんの強み。彼女の実体験が加わることで、難しそうと思っていたことや遠くに感じていたことが身近に感じられたり、スッと入ってきたりして、気にせずにはいられなくなるという感想も多く聞かれました。
初めての対談は、学生の頃から著書をたくさん読んできたという勝間和代さんと。幸せになるための効率化として、不必要なことをなくして自分の人生の質を高めるという話でした。
普段からシンマイさんが実践している、
▪娘が好きなトマトは切らずにすむようにミニトマトに。ひとつのメニューに入れる食材を減らす
▪タオルを買い替えるのは元旦で、色は白で4枚と決め、まだ使えるかや足りるかは考えずに年に一度替えるだけ
など、やることも判断することも少なくして、余裕を持たせ、自分がやりたいことや睡眠に時間をあてることが効率化、という話は「こうあるべき」の呪縛からせわしなく動くママたちを少しラクにしてくれました。
撮影/相馬慎之介
何事も見える化することが安心するというシンマイさん。「お金の可視化」について、ずっと会いたかったというファイナンシャルプランナーの横山光昭先生と対談をしたことも。せっかく稼いだお金は有効に使いたいから、年間の予算を決めて、使ったお金は細かくエクセルに記録するというエピソードを披露。お金に苦手意識のあるママたちも、ざっくり記録することから始めることを推奨しました。
撮影/吉澤健太
アーティストのスプニツ子!さんとは、卵子凍結についての対談を。女性の選択肢が増えることにつながる卵子凍結が、もっとポジティブに広がればいいのにと思いを巡らせました。
撮影/山田理喜
申 真衣さんの魅力③
家族円満のためにも
話し合いと工夫を惜しまない
誌面では夫とのエピソードも多く話してくれているシンマイさん。バリバリ働くかっこいい女性代表のような彼女ですが、誌面やインスタで披露してくれる2人のエピソードからはほっこり可愛らしい一面も垣間見られます。
金曜日は毎週デートの日で、夫婦でなんでもよく話すこと。ペアルックは割と意識していること。もともとは結婚に興味がなかったというものの、とても仲のいい夫婦のように思えます。そういられるように、やはり「結婚生活を円満に続けるためにしていること3か条」なるものが存在していました。
1、婚姻契約書にはじまり、結婚に求めるものをすり合わせる
1年以上別々の場所に住まないよう努力する、家事は半分半分などリアルな結婚生活にまつわることを書いた婚姻契約書。
2、起きてから寝るまで、とにかく話す話す話す
家事・育児、仕事のことなど、なんでも話し夫婦で共有。
3、家事育児、すり合わないことは担当制にする
話してもすり合わないときは、やりたい人が担当という空気を出す。
喧嘩したり意見が割れることもあるけれど、共感したり共有したり軌道修正したり、そういう日常が楽しいと気づいた。それと同時に結婚はゴールじゃないとも思うそう。「結婚したからずっと一緒ではなく、今楽しいから一緒にいる、という選択を続けた結果ずっと一緒にいられたというのが理想」と話すシンマイさん。そう思えたら最高ですよね。
誌面にも何度か登場してくている夫さんから見たシンマイさんは、「テキパキ頼れるのに、うっかり屋なところや寂しがり屋で甘えん坊なところもあって面白いバランス」だそう。
申 真衣さんの魅力④
意外にも、
詰め込みすぎずシンプルな教育方針
教育熱心なイメージを持たれがちですが、意外にも要点を絞ったシンプルな方針。ここにもシンマイさんらしいルールがありました。
「今の子は忙しすぎるなって思うんです。暇な時間の中で、自分で考えて楽しめるようになってほしい。家にはテレビもゲームもなく、おもちゃはほとんど買わないようにしているので、娘はあるもので工夫して遊んだり、オリジナルの遊びを考えたりしています。与えすぎず自分で満たす余白を作ってあげるのが子育てのモットー。娘の習い事は、楽しそうにしていたお歌の教室のみです」と語るシンマイさん。子どもが小さいうちは十分な睡眠を取らせて丈夫な身体を作ってあげることと、国語能力を高めてあげることを重視しているんだとか。
撮影/倉本ゴリ<Pygmy Company>
申 真衣さんの魅力⑤
第二子出産で効率化もさらにバージョンアップ
昨年11月に第二子を出産し、2021年4月号より誌面復帰を果たしたシンマイさん。出産後に搬送され緊急オペになるという想定外のこともあったようですが、無事退院。「一人目は責任感と緊張感でいっぱいいっぱいだったっけれど、今回は余裕を持って向きあえて、とにかく可愛い」と、幸せいっぱい。4人家族になって忙しくなっても、家族が笑顔で居られるようにもちろん話し合いと準備を重ねていました。
生まれてからだと離れがたくなってしまうから、復帰時期は出産前に決め、家事代行さんのリサーチや面接、家事を減らすために炊飯器の購入など細かいことまで話し合い。復職に向けて、母乳量を減らしていくべく助産師さんの母乳ケアも受けてありとあらゆる準備を。何事も最悪を想定して準備するから大変なことがおきても「想像していたよりはマシ」と思え、最終的にはポジティブでいられるんだとか。
赤ちゃん返り気味の長女とは、ふたりの時間を意識的に作ろうと思っていると話していました。
本業とモデル業と母業をこなすスーパーウーマン感満載なシンマイさん。それらをやりきるには、力を入れるところを決め、それ以外は無理しない取捨選択を丁寧にされているのだなと感じました。ファッションも家事も育児も、あれもこれもと欲張りがちですが、きちんと考え話し合って効率化させることの大切さを彼女から教えてもらった気がします。二児のママになったシンマイさんからもたくさん学ばせていただきたい!
文/井上さや
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