デビュー5周年、初心に帰った出来事とは…【THE RAMPAGE】RIKU・龍・鈴木昂秀・後藤拓磨が語る
昨年デビュー5周年を迎え、ますます活躍の場を広げている16人組のダンス&ボーカルグループ「THE RAMPAGE」。2月22日に5枚目となるアルバム「ROUND & ROUND」をリリース! 新生活がスタートする人も多い春はすぐそこ。人生の目標や人間関係、自己肯定感についてなど、悩み多き20代の人生相談をメンバーにぶつけてみました! 本日はRIKUさん、龍さん、鈴木昂秀さん、後藤拓磨さんが登場します。
THE RAMPAGE from EXILE TRIBEって?
ボーカル3人、パフォーマー13人の計16人で構成されたLDH所属のダンス&ボーカルグループ。「RAMPAGE=暴れ回る」と名付けられたこのグループは、その名のごとくステージを踊り暴れるHIPHOPテイストのパフォーマンスが一番の魅力。
今回トークしてくれたのはこの4人…!
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鈴木昂秀(すずきたかひで)/1998年10月3日生まれ。パフォーマー。2016年から初の演技にも挑戦し、「HiGH&LOW」シリーズにも出演。グループ派生ユニット「MA55IVE THE RAMPAGE」としても活動。
後藤拓磨(ごとうたくま)/1998年12月4日生まれ。パフォーマー。カメラとファッションが趣味。メンバーを撮影した写真がアルバム特典のphotobookに使用されたり、ツアーで使用するサポートウェアのプロデュースを手がけたことも。
RIKU(りく)/1994年8月10日生まれ。ボーカル。bayfm78でレギュラーラジオ番組「WEEKEND THE RAMPAGE」のメインパーソナリティーを担当。2022年2月には、ミュージカル「『天使について』~堕落天使編~」にて初主演を務める。
龍(りゅう)/1998年9月9日生まれ。パフォーマー。2016年から初の演技にも挑戦し、「HiGH&LOW」シリーズにも出演。グループの中では最年少で、迫力のあるパフォーマンスとは裏腹に “甘えん坊”キャラな一面も。
Q1 夢や目標が見つかりません…
―なかなかこれといった夢や目標が見つかりません。皆さんはどうやって天職を見つけましたか?
鈴木さん:まず、自分が好きって思うことを色々とやってみて、夢を探すことから始めた方がいいですね。自分がこうなりたいという目標は、何かを好きになったきっかけから始まっていることが多いと思うので、まずはそのきっかけを見つけることがいいのかな、と思います。
RIKUさん:何かをしてもらって嬉しい!っていう感情になることがあると思うんですけど、まずそれを知ることが早いのかな、と。例えば、相手に伝えてもらって嬉しいな、と思ったことがあったら、今度は自分が伝えてみるとか。プレゼントを渡すとか、人に伝えるとか、どんなことでもいい。自分がされて嬉しいな、と思ったことを他者にやってみることが、天職を見つける一歩かな、と思います。
後藤さん:難しいですね…。夢や目標って、無理に探して出てくるものではないと思うので。時間を忘れられる何か…、例えばこれやっているときは時間を忘れてしまうなっていうこと。僕の場合はそれがダンスだっただけなんですけれど、ゲームが好きだったらゲームに没頭できるのでゲームの何かに携わるのが天職かもしれないし、テレビ見るのがすごく好きだったらテレビ番組を制作する人になるとか。そういうきっかけって、日常の思いもよらないところに結構転がっていたりするので、無心になって取り組めるものに気づけたら、天職に近づけるんじゃないかな、と思います。
龍さん:そうですね、普段しないことをしてみるとか。色んな人に会ったり、色んな場所に行ってみたり。今の状況を変えたいなら、いつもと違うことをしてみるのがいいと思います。
Q2 ケンカをしてしまった時の仲直りの方法が知りたいです!
―会社や部活など、同じチームの人と喧嘩をしてしまいました。皆さんがチームのメンバーと喧嘩をしたとき、仲直りするコツはありますか?また、チームのメンバーに言いにくいことを伝える時に気をつけていることがあれば教えてください。
龍さん:平和主義だからな~。
鈴木さん:まぁね。お互いに謝るよね(笑)?
RIKUさん:喧嘩するときって、相手のここが嫌だ、ここがムカつくとか、そこだけをフォーカスしてしまいがち。じゃあ、逆に好きなところはどこですか?って、俺は考えるかな。この人のここは嫌だけど、ここは凄いなと思うところや、これは好きだなと思うところを探す。そうすると、自分の気持ちが楽になって、自然と穏やかに話せる気がします。
龍さん:人間なので、その人のスタイルがあると思う。まずはそのスタイルを理解してから、言葉を発した方がいいと思います。相手のことを想う。まず想ってから行動する。そこがないと話にならない。想った上で行動してもダメだったら、話し合えばいいと思いますし、そこの根本さえあれば、相手も分かってくれると思います。
後藤さん:争うことを好きな人はいないと思いますけど、喧嘩が好きじゃない人もいれば、ぶつかり合って高めていきたい人もいるとは思います。気持ちがぶつかる行為自体はすごくいいことだと思うので、それぞれのスタンスを理解しながら、ぶつかった後、そのまま気まずい関係を続けるのではなくて、一旦話し合うひと頑張りがあれば、すぐに仲直りできると思うし、思いやりをもって接していれば、次にするべき行動が見つかると思います。
Q3 新しい環境へ飛び込む勇気と人間関係を上手く築く方法が知りたいです
―転職や上京、海外赴任など、新しい環境へと飛び込む勇気がどうにも持てません。皆さんは新しいお仕事にチャレンジするとき、どうやって自分を奮い立たせていますか?また、新しい環境へ飛び込むときに、人間関係をスムーズにするコツがあれば教えてください。
RIKUさん:知らない自分に出会えるきっかけになるのが、「新しい環境へ飛び込むとき」だと思う。もちろんめちゃくちゃ怖いですけど、僕は新しい自分との出会いにワクワクするタイプ。新しい自分の可能性を広げることに繋がるなって思うと、多少怖くてもぶつかれます。ダメだったらダメでいいや、みたいな気持ちもありますね(笑)。
鈴木さん:チャレンジすることって、ちょっと興味が沸いているってことなので、まずは自分自身を信じることが一番。新しい場所に行くときや、新しいことに挑戦するときの第一歩なんじゃないのかな。本当に自分を信じて頑張れば、何事もこなせると思います。
後藤さん:うーん、僕もどちらかというと飛び込む勇気がない方だと思いますけど、後から絶対に後悔するときが来るんですよ…。後で後悔するくらいなら、本当に考えて考えて、せっかくのチャンスを頑張ってみてほしい。ネガティブ寄りに考える人だったらとりあえず頑張ってみたほうがいいと思うし、ポジティブな人はどんどん突き進んだ方が新しい自分に出会えるチャンス。色んな視点を持っている人に出会うことで、自分の視野も広がるし、考え方もすごく広がっていくと思うので、後悔するくらいなら当たっていく! 失敗しても、結局全部自分の人生で無駄なものなんてないとか、ちょっとプラス思考に考えると飛び込みやすいかな、と思います。
龍さん:色んな本を読んだり、色んな人の人生談を聞いたら、それこそ拓磨が言ったみたいに視野を広く持てると思う。視野を広く持てたら、その勇気も湧いてくるだろうし、色んな道が見えてくると思います。まぁ、その人の環境にもよるんだよね…。俺だったら、とりあえず手を挙げちゃって、出来ないけれどやります!って宣言して、あとで自分がそこに追いつけばいいかってなるかな。本との出会いも飛び込む勇気をもらえる可能性につながると思うので、偉人の言葉とか偉人の生き様とかをチェックしてみると、マインドが変わっていくと思います。
Q4 自己肯定感の高め方を教えてください
―つい周囲と比べてしまい、自分に自信が持てません。皆さんはどうやって自分に自信を持ったり、自己肯定感を高めていますか?
後藤さん:俺はくらうだけくらった方がいいと思うタイプ。これは僕らの仕事特有かもしれないんですけれど、アーティストがごまんといる中で、この人みたいには踊れないなとか、この人はお洒落だなとか、こいつには勝てないなってという出会いの方がずっと多くて、ぶっちゃけ自己肯定感はもうズタズタなんです(笑)。でも、そこまで色んな人を見てくらってきたからこそ、自分にしかできない何かを見つけられたと思う。天才もいるけれど、自分にしかできない何かというものを見つけられるくらいぐちょんぐちょんにくらうことで、自己肯定感を高めています。人それぞれだと思うんですけれどね。
鈴木さん:たぶん真剣にやっていれば、絶対に自然と自信が湧いてくると思う。それが持てないんだったら、もっと頑張るしかない。以前、舞台をやったときに自分でもそう思ったことがあって。一番最初の舞台のときは、稽古中とか自信が全くなかったんですけど、いざ最終日を迎えたときにやっと自分の見たかった景色を見れたというか。やっていくうちに自分に自信がついていくものだと思うので、日々やっていることの継続と頑張る力というのが、一番自信に繋がるのかなと思います。
龍さん:そうですね、やっぱり沢山くらうこととかが大事かな、と。あとは、戦友みたいな人を作るといいかもしれないですね。仲が良くて、でも一緒に対等に戦える人がいると、結構早く自信がつけられるかもしれないです。
RIKUさん:僕の場合は、やっぱり圧倒的に事前の準備。僕らでいうと、ダンスや歌の練習だったり、体作りだったり。お仕事される方はなんだろう…、プレゼンとか色々あると思うんですけど、まずは自分なりに全力で準備をしてみること。いざ勝負の場に出てみたとき、それでも失敗したら失敗したで、よくないですか? だってこの準備じゃ、全然足りなかったっていうことがわかったっていう成功なので。あとは自分に課すハードルをちょっと優しくしてあげるっていうのも大事かなと。今だったらなんだろう…、寒いじゃないですか。朝、ベッドから出るの、大変じゃないですか。「こんな寒いのに、朝早くにちゃんと布団から出た私、えらい!」みたいな。そういう小さいことでも日々、その時々の選択で行動しているはずなので、自分を褒めてあげる。そうすると、大きな勝負のときにもそういう癖がついて、自信を持って臨めるようになると思います。あとは、ちゃんと成し遂げたときに自分にご褒美を与えてあげるのも大事かな、と思います。
Q5 人生を楽しむのにおすすめの楽曲をズバリ!
―仕事や人生をもっと自分らしく楽しみたい読者のために、おすすめの1曲とその理由を教えてください!
後藤さん:「NO GRAVITY」。
鈴木さん:俺も、そう思った。
後藤さん:「NO GRAVITY」は、「夢を叶えるために、正しさが全てじゃないよ、自分らしく自分が思った真理に向かって突き進むことも、この仕事や人生をもっと自分らしく楽しみたい人にメッセージを」みたいな歌詞なんです。
鈴木さん:固定概念にとらわれないでね、っていう感じですね。
後藤さん:そうそう。世間一般の正しいがすべてじゃないよ、って。
RIKUさん:「ハジマリノウタ」もいいと思います。
鈴木さん、後藤さん、龍さん:そうだね、それもいいね。
RIKUさん:背中にそっと手を当ててあげられるような楽曲なので、ちょっと辛かったり苦しかったりしたときでも、聴いたら気持ちが晴れる曲だと思います。「それでいいんだよ、君は君でいいんだよ」と言っている曲。ぜひ聴いてみてください!
5枚目のアルバム「ROUND&ROUND」のアルバム制作秘話♡
――ここからはアルバムの話も聞かせてください。制作過程での印象的な出来事はありますか?
RIKUさん:そうですね、全部で12曲入っていて、その中の10曲にタイアップがついています。表題曲「NO GRAVITY」に関しては、久しぶりに頭から終わりまでボーカルとダンスの構成に参加させてもらって。前回はパフォーマンスのみでダンスビデオを撮ったりしたんですけど、この曲はMVと同時進行でボーカルも一緒に16人でダンス動画を撮影。最新アルバムを代表する作品になったんじゃないかな、と思います。僕らに振りをレクチャーする時間を昂秀とまこっちゃんが作ってくれたんですけど、久しぶりにちゃんとなんか…。僕、元々ダンススタジオに通っていたんですけど、そのレッスンを受けているような感覚になって、より集中して覚えられたので、改めて初心に帰る感覚になって楽しかったですね(笑)。
鈴木さん:「NO GRAVITY」の振り付けを今回、僕とまこっちゃんでやらせていただきました。全般的にメロはまこっちゃんが作って、サビは僕が作るっていう感じにしたんですけど、今回ボーカルに踊っていただいた理由としては、やっぱり本業がアーティストという部分で、他のグループと何か1つ良い差がつけられるようにバチバチに揃えてやっていこうっていうのをまこっちゃんと話していて。いざ、作って踊ってみた映像を見ると、めちゃくちゃいい感じになっていましたね。今回、白い照明で踊らせていただいたんですけど、その色合いも良くて、本当にいい作品になったなって感じました。
後藤さん:アルバムなんですけど、今まではジャケットがメンバー写真じゃなくてアートワークだったんです。今回、初めて自分たちの写真を使ったアルバムのジャケ写に。「武者修行」のときと同じ立ち位置で、今の自分たちにアップデートしたような配置で、視覚的にコアなファンに刺さるし、初めて見る方もキャッチできる、そういう作り方ができているかなと思います。
龍さん:みんなが言っていた通りなんですけど、やっぱり代表曲の「NO GRAVITY」の制作が印象的でした!
―アルバムのおすすめポイントを教えてください。
RIKUさん:そうですね、ボーカル的には、すごく色んなジャンルの楽曲が揃ったアルバムになったなと思っていて。もちろん僕ららしいヒップホップをメインにした楽曲もそうなんですけど、「ROUND UP」のようなロックがあったり、はたまた「NO GRAVITY」に関してはネオJ-POPみたいな感覚があって。「THE RAMPAGE」というチームの音楽性だったり、変幻自在に色んな姿に変身できるグループの強みを、目だけじゃなくて、耳からも体感していただけるアルバムになったのかなという風に思っているので、頭から終わりまで通して聴いていただいて、その中でとくに心に刺さった楽曲をたくさん聴いてもらえたら嬉しいな、とボーカルとしては思います。
龍さん:アーティストってやっぱり癖だったり、そのグループの方向性や形がある程度できていくと思うんですけど、真逆のジャンルも表現できるのが僕らの強み。それをこなしてくれるボーカルの良さみたいなところが、今回のアルバムには本当にしっかり出ていて。ライブにもつながってくるアルバムだと思っているので、原点回帰ということでがっつりパフォーマンスする楽曲が多いです。2023年はこのアルバムを引っ提げて活動させてもらうのがすごく楽しみですね。
鈴木さん:全体を通して、今のRAMPAGEがどういう方向へと向かっているのかが見せられたのかな、と。自分たちができることが色々と増えてきた中でのアルバム制作だったと思うので、色んな可能性を感じていただけるアルバムに仕上がっていると思います。
後藤さん:ほとんどの曲にタイアップがついているのはすごく大きいな、と思っていて。アルバムの中に表題曲があって、カップリングがあって…っていう今までみたいな構成ではなくて、全部表題曲かな、っていうくらい力のある曲が詰まっているアルバムだと思います。聴き応えも今まで以上にありますし、形態によって変わるんですけど、パフォーマンスバージョンだけのものが収録されていたり、今までやってきていなかったようなことも「5周年」というタイミングだったので、やらせていただいています!
2023年2月22日リリース! 「ROUND & ROUND」
映画「HiGH&LOW THE WORST X」主題歌『THE POWER』、「2022世界バレー」TBS公式テーマソング『ツナゲキズナ』のシングル曲に加え、リード曲「NO GRAVITY」など、新曲4曲を含む全12曲を収録。全部で10形態あり、豪華盤の映像には、最新ツアーの「THE RAMPAGE LIVE TOUR 2022 “RAY OF LIGHT”」から、11/12(土)、13(日)の2日間大阪城ホールで行われた熱いライブの模様を収録。通常盤のDVD、Blu-rayにはアルバムリード曲「NO GRAVITY」を含むミュージックビデオ5曲、そしてデビュー5周年イヤーの2022年1年間に密着した新作ドキュメンタリーも収録。デビュー前に撮影したビジュアルをオマージュすることで“原点回帰”を表現したビジュアルにもご注目!
撮影/花村克彦 取材/亀井友里子、石津愛子、小石原悠介、チェユンヨン 構成/菅原南美