身近だけど意外とよく知らない紫外線のウソ・ホントを皮膚科医の銀座ケイスキンクリニック院長 慶田朋子先生に伺いました。目に見えないものだけどきちんと理解すれば、さらに紫外線対策を頑張ろうという気持ちになります！

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Q. 紫外線対策にGOODな朝食はどっち？

トマトサラダとセロリ＆レモンサラダ、紫外線対策のおすすめなのはどっち？正解はトマトサラダ。β-カロテン、リコピンなど抗酸化作用が高い成分が豊富で紫外線への抵抗力を高める効果が期待できます。ソラレンを含むセロリやレモンは、メラニン生成を活性化するため朝は避けて。

Q. 日焼けに男女差はある？

皮膚の厚みに性差なし。男性ホルモンの影響で皮脂が多い男性は印象として厚みがあるように見えるだけで違いはありません。

Q. 日焼け止めは理論上は【1円玉2枚が基準量】ですが、実際の塗布はもっと少ないと捉えて

BTSの番組で話題になった、野外撮影で日焼け止めを塗って、顔が真っ白になったBTSの美肌代表テテ（V）。このくらいたっぷり塗るのが本当は適正！

「SPF測定使用量より実際の塗布量は少ないため、数値を過信しないこと。塗り直しや、UV表示があるコスメを重ね塗りして、防御効果を高めて」

Q. ブルーライトで焼ける？

太陽光のブルーライト領域はUV-Aに近く、長時間浴びるとシミ・シワの一因に。近年ではブルーライトカット効果のある日焼け止めも。スマホやPCの波長域での日焼けリスクは低め。

Q. マスクでガードできてたんじゃないの？

残念ながらUVカット素材ではない白い不織布はほぼ素通り。むしろ塗った日焼け止めが擦れて落ちてしまうから、いつもより塗り直しをこまめにして。

「切らないハッピーリバースエイジング®︎」を掲げる。クリニックでも扱っている日焼け止めの効果を補うサプリメント、ヘリオケアでトータル美肌ケアを推奨。

2023年『美ST』7月号掲載 イラスト／別府麻衣　イメージ写真／PIXTA　取材／門脇才知有　編集／矢實佑理