旅好きスタイリストさんに聞いた「大人が知っておきたい!旅先の移動服」6選

いつも、最近訪れた旅先情報を教えてくれる斉藤美恵さん。こんな大人がひとり旅していたらさぞかし素敵だろうな…の代表です。そんな美恵さんが旅コーデで一番気を配るという〝移動服〟は目からウロコのりょ工夫がいっぱい。移動手段別に聞きました。

久しぶりの飛行機移動、何を着ればいいか迷っている人へ

移動服で一番意識するのは、その服でホテルにチェックインできるかどうか。若い頃は楽ちんさ重視で、当時流行っていたジューシークチュールのカラフルなスウェットセットアップとかTシャツ×レギンスが機内コーデの定番でした。
でも年齢を重ねるにつれて、ちゃんとしたホテルに滞在することが増え、「この格好でチェックインしたくないな…」と感じるようになったんです。機内では快適だけど、現地に着くと手抜きに見えて嫌だな、と。
素敵なホテルのレセプションにダルダルの服でいたくないし、その場にふさわしい格好をしていたい。特にひとり旅では、きちんとした大人が旅してると思われたいから、チェックインまでを見据えたキレイめベースの移動服を考えるようになりました。

また、行き先が国内でも海外でも、足元のコンフォートさは譲れないポイント。旅において足が痛いって一番致命的だと思っていて。現地では思い立ったらいつでも身軽に歩きたいから、移動時間もストレスフリーな足元に徹底。機内に入ったら必ずビーサンに履き替えます。足元がラフなぶん、ジャケットやジュエリーの存在が不可欠です。

そして、1枚たりとも余計なものは持って行きたくない派なので、最小限の服でも上手く着回せるように、旅の服はカラーレスが基本。モノトーンなら、スウェットやTシャツのカジュアルアイテムもリッチに見えるし、旅先でのコーデもちぐはぐになりません。

移動服と聞くと快適さを優先するあまり、スウェットパンツやシャカパンなど自分のキャラにないものを買ってしまいがち。楽な服にとらわれず、普段のコーデの延長で考えることも、移動服を大人に仕上げる秘訣だと思っています。

\海外旅行@飛行機/

    移動服で一番意識するのは、その

    \あえて“ジャケット”を羽織りにすればどこに行っても気後れしない/
    ジャケット+カーデの肩掛けで機内の温度調節対策も万全に

    ジャケットと同色のカーデを肩掛けするだけで、〝おしゃれに気を遣ってる感〟がUP。ウールカーデは首に巻いたり、本格的に寒かったらジャケットの中に着たり、と1枚あると頼りに。ジャケット¥29,920(ネイヴ/オンワード樫山)タンクトップ¥7,700(ハイク/ボウルズ)パンツ¥17,900(コントワー・デ・コトニエ/ユニクロ)肩にかけたカーディガン¥29,700(スローン)バッグ¥57,200(ロンシャン/ロンシャン・ジャパン)サンダル¥2,750(イパネマ/シードコーポレーション)ネックレス¥132,000(イリス47/フーブス)サングラス¥44,000(アイヴァン/アイヴァン 東京ギャラリー)

    移動服で一番意識するのは、その

    \床につかない“テーパードパンツ”×脱ぎ履きしやすい“サンダル”が鉄板/
    +ベルトのひと手間も移動服をスマートに導く秘訣
    ベルトのウエストマークできちんと感を加えれば、脱ぎ履きしやすい楽ちんサンダルも手抜きに見えず安心。シルエット的にゆったり着られるメンズサイズを活用するのも、ストレスフリーな機内コーデを作るテクニック。メンズのカシミヤカーディガン¥30,000カットソー¥4,000ピアス¥6,990(すべてバナナ・リパブリック)メンズのパンツ¥3,990ベルト¥2,990(ともにユニクロ)サンダル¥7,200(チャールズ&キース/チャールズ&キース ジャパン)

    移動服で一番意識するのは、その

    \キレイめ“白T”×ちょっといい“ジュエリー”ならそのままホテルへチェックインでも大丈夫/
    華やかに煌めくジュエリーで白Tにリッチな味付けを
    気負わず着られる白Tは機内に最適だけど、一歩間違えるとパジャマ見えの恐れも。本物志向のゴールドジュエリーで一盛りして、ただのTシャツで終わらないスタイルに。Tシャツ¥9,680(スローン)肩にかけたカーディガン¥45,100(ジョン スメドレー/リーミルズエージェンシー)プレーンリング各¥8,800スクリューリング¥13,200ダイヤリング¥35,200〈ルボンボン〉ネックレス¥286,000〈イリス47〉(すべてフーブス)めがね¥42,900(モスコット/モスコット トウキョウ)

\国内一泊@電車orバス/

\“モノトーン”でまとめれば最

\“モノトーン”でまとめれば最小限の荷物でOK/
全身カラーレスに徹して手荷物多めの移動もスタイリッシュに
「白タンクと黒ノースリのレイヤードで着回せるから、これ1枚で一泊二日のコーデが賄える」と、合理主義派の美恵さん一押しのトップス。歩きやすいラフな足元になるぶん、キレイめスラックスで大人っぽさを後押し。ベルトもきちんと感のポイント。セットトップス¥11,000(ミラオーウェン/Mila Owen ルミネ新宿2店)パンツ¥31,900(ハウント/ハウント代官山/ゲストリスト)トートバッグ¥15,900ミニバッグ¥14,900(ともにチャールズ&キース/チャールズ&キース ジャパン)サンダル¥35,000(バナナ・リパブリック)ベルト¥2,990(ユニクロ)

\日帰り旅@シェアカー/

\ワンピ×スニーカーでドライブ

\ワンピ×スニーカーでドライブもラク&気分もUP!/
シンプルで上品なワンピを味方にスニーカーも脱・ほっこり

ローカルなスポットでも、ちょっと背伸びしたごはん屋さんでも対応するキレイめワンピ。締め付け感がないから、車移動中も食事中もノンストレス。長時間のドライブでもシワにならない素材を選ぶのもポイント。小物で視線を上に集めれば、足元がスニーカーでもバランス良好。ワンピース¥12,700(ミラオーウェン/Mila Owen ルミネ新宿2店)ハット¥24,200(イリス 47/フーブス)バッグ¥40,000バングル¥9,990(ともにバナナ・リパブリック)スニーカー¥15,400(アシックス/アシックスジャパン株式会社 お客様相談室)サングラス¥46,200(モスコット/モスコット トウキョウ)

スタイリング/斉藤美恵 撮影/水野美隆 モデル/林田岬優 ヘアメーク/廣瀬浩介 取材/坂本結香 撮影協力/Peach 再構成/Bravoworks.Inc