【漢字】「腕捻り=うでひねり」は間違いです!実は意外と読めない漢字3選【大相撲編】|CLASSY.

「相撲」の勝負で、勝ちが決まっ

「相撲」の勝負で、勝ちが決まった時の技(わざ)を「決まり手」と言います。現在は「八十二手」と決められています。「押し出し」「寄り切り」などはよく見られるものあれば、めったにお目にかからないレアな手もあり、特に漢字表記にすると読めないものもあります。というわけで、今回は「難読決まり手」を紹介します。あなたはいくつ読めますか?

 

1.「波離間投げ」

「相撲」の勝負で、勝ちが決まっ

何て読む?

「相撲」の勝負で、勝ちが決まっ

正解:「波離間投げ(はりまなげ)」
(右手の場合)、相手の頭の上から回して相手の右腰のまわしを取り、右のほうに捻りながら引き、振り回すように投げるもの(滅多に見られない技ですが、一月場所で見られ、話題になりました)。

2.「腕捻り」

「相撲」の勝負で、勝ちが決まっ

何て読む?

「相撲」の勝負で、勝ちが決まっ

正解:「腕捻り(かいなひねり)」
両手で相手の一方の腕を取って横に捻り倒すもの。「かいな」は肩からひじまでの間のこと。

3.「撞木投げ」

「相撲」の勝負で、勝ちが決まっ

何て読む?

「相撲」の勝負で、勝ちが決まっ

正解:「撞木投げ(しゅもくなげ)」
相手を肩にかつぎ上げて、うしろに反り倒すもの。「撞木」とは鐘を打ち鳴らす仏具のこと(最も珍しい決まり手とされています)。

いろんな決まり手があるものですね。では、今回はこのへんで。

《参考文献》「広辞苑 第六版」(岩波書店)/「難読漢字辞典」(三省堂)
※「日本相撲協会公式サイト」を参考にさせていただきました。

文/田舎教師 編集/菅谷文人(CLASSY.ONLINE編集室)