大草直子さんがいま注目する「スニーカーとバッグ」の名品!
今月の『スタイリスト・大草直子さんの一押しアイテム』をご紹介します!
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SALOMONのスニーカー / THE ROWのバッグ
全世界的にトレンドになっている「クワイエットラグジュアリー」。これ見よがしではない、地に足がついた「本物の品格」を醸すブランド、といえば、「THE ROW」。
昨年のニューヨーク出張で訪れたかった唯一のストアだったので、マディソンアベニューの旗艦店に行きました。あの、素敵で静かで、本物の価値観に触れたのは良いのですが、自分のリアルな着こなしに取り入れるなら、正反対に位置する、「ミーハーな最先端」も必要だな、と思ったのが、意外な発見でした。
そこで、バランスを取るためにピックアップしたのが、フランスのブランド、「サロモン」のスニーカー。独特のレースアップのデザインと、テクノロジーのバランスが完璧。ということで、「THE ROW」の名品、マルゴーと、「サロモン」をコーディネート。黒のマルゴーは、例えば、白シャツにハイウエストの黒のパンツ――なんていう「普通の」着こなしの女性像を確たるものにしてくれ、スニーカーは「秒速で進む情報をピックアップしている」というスピード感を付加してくれる。
忙しない、けれど、地に足をつけていないと揺さぶられるこの世の中で、この2つの組合わせは最高! と、熱く語っているのは、サロモンはすでに手に入れていて、だからマルゴーを今こそ、という意気込みからです(笑)。
我ながら、面白い、そして憧れの組合わせ
買えないんですよ、マルゴー。そして買えないんですよ、サロモンも。すぐ売り切れちゃう。だからこそ、買えるタイミングを逃してはいけない、その反射神経も磨かれる2ブランドです。バッグ〔H23.5×W31.5×D19㎝〕¥625,900(ザ・ロウ/ザ・ロウ・ジャパン)スニーカー¥28,600※1月発売(サロモン/サロモン コールセンター)
大草直子・スタイリスト、エディター。1972年東京都生まれ。「ヴァンテーヌ」(現在休刊)の編集者を務め、その後フリーランスに。サンディエゴからのカンクン。大学受験を終えた息子との旅を、今からものすごく楽しみにしています! 今年は新刊も出るし。いろいろハッピーな未来でしかないです。
撮影/坂根綾子 スタイリスト・取材/大草直子 ※情報は2024年4月号掲載時のものです
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