離乳食で「しなくていいこと」って?“がんばりすぎない”コツは4つ

離乳食をはじめて3カ月のぐっち夫婦。つい離乳食の内容や栄養ばかり気にしがちだけれど、一番大切なのはご飯を楽しく食べることと言います。ぐっち夫婦の頑張りすぎない工夫を伺いました。

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ぐっち夫婦の
「がんばりすぎない離乳食」

 

「食べる」を楽しもう

1.栄養は二の次

 

完璧なバランスよりも食べてくれることのほうが大事
甘いにんじんとかぼちゃは子どもも大好物。だからといって全部食べなくても大丈夫!栄養バランスにナーバスになることよりも、まずは食べてくれること優先で!味覚に敏感な初期は特に無農薬で育てられた味の濃い野菜で、野菜のおいしさを覚えさせるのも◎。

かぼちゃと鯛のマッシュ

①鯛のお刺身1切れを茹で、すりつぶす。
②玉ねぎ10gも茹でてみじん切りに。
③かぼちゃ20gは茹でてつぶす。
④すべてを混ぜ合わせ、必要であれば、お湯でのばして完成。

2.買ってもいい

持ち運べて常温保存が安心で便利!
外出時や災害時も活躍。毎日の離乳食作りで困ったときも、頼れる市販の離乳食。素材や品質にこだわったものが増えていて、子どももおいしそうによく食べてくれるそう。

\ぐっち夫婦が実際に使ってよかったBEST3は?/

左・フレークタイプでお湯を注いで混ぜるだけ。
たっぷり手作り応援おいしい米がゆ(徳用)¥317〈編集部調べ〉(和光堂/アサヒグループ食品)
中・常温で管理できる野菜ペーストは、SHINOさんも子連れ出張に欠かせないと太鼓判。
国産野菜ペースト4種セット 10g×12本入り¥1,814(Oisix/オイシックス・ラ・大地)
右・フリーズドライのお魚のキューブ型離乳食。
はじめての離乳食裏ごしおさかな¥131〈編集部調べ〉(和光堂/アサヒ食品グループ)

 

3.とろみをつける

離乳食は食感が重要!とろみで飲み込みやすく
ぼそぼそとしたはじめての食感を赤ちゃんが嫌がったり、サラサラすぎるおかゆがうまく飲み込めないときは、とろみを加えてみるのも効果的。味には影響しないので加熱してどんな食材にも応用可。

水で溶かなくても片手でボトルから粉を振りかけて使用できちゃう優れもの。
日清水溶きいらずのとろみ上手¥309(日清製粉ウェルナ)

 

4.ごはんを好きになってもらう

遊びながら食に触れて食事も楽しい時間に
遊びの中でも「食」に興味を持ってくれたらと、SHINOさんが集めている絵本やおもちゃ。おままごとをはじめ、元々「食」が大好きな子どもたちの興味をそそる名品がたくさん。

布おもちゃと絵本が一緒になった「えほんトイっしょ」シリーズはおにぎりのストーリーも。
しょくぱんくんとサンドイッチ¥3,300(GENI/エド・インター お客様相談室)
左・ねえ カレーつくってよ¥1,210(視覚デザイン研究所)
右・おやさいどうぞ¥1,210(コクヨ)

ずっと続くことだから 無理せず楽しみたい

昨日喜んで食べたメニューも、今日は食べなくて、一喜一憂することも多い離乳食。ぐっち夫婦の離乳食専用インスタグラムアカウントを覗くと、料理家のふたりでさえ、毎回思い通りにいくとは限らない様子。それでも焦らず、工夫を凝らす姿に励まされる方も多いはず。食事が完成するとSHINOさんが手を叩いて楽しい雰囲気を作って子どもの注意を引き、Tatsuyaさんが食べさせます。お子さんは、足をぴんぴんさせて大喜び。離乳食というと栄養や内容に繊細になってしまいがちだけど、大事なことは、親子で食べることを楽しむことなんだと思い知らされます。「我が子の好きな食べ物を発見したり、食べられる食材が増えていくのを見られるのは今しかない特別な時間。食事作りは長く続くから、“こうじゃなきゃダメ!”と自分を追い詰めたり、考えすぎたりせず、ゆるく進めていきたいです」と笑顔で話してくれました。

Profile

「日々の暮らしを楽しく美味しく。ちょっとおしゃれに」がテーマのぐっち夫婦。昨年お子さんが誕生。離乳食&幼児食の専門サイト「はらぺこベビー」をスタートしました。
インスタグラムアカウント@harapeko_baby_gucci_fuufu

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撮影/吉澤健太 取材・文/渡邊里衛 編集/井上智明
*VERY2024年6月号「ぐっち夫婦のがんばりすぎない離乳食」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。