乃木坂46キャプテン梅澤美波さんのリーダー論「押し付けず、まずは自分で行動を」

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乃木坂46の3代目のキャプテン

乃木坂46の3代目のキャプテンである梅澤美波さん。これまでまとめ役を担ったことがないという彼女がなぜこんなにもメンバーに慕われ、信頼されるのか。CLASSY.モデルとしても活躍する彼女に着回し企画初主演を記念して、キャプテンとしての在り方、想いを語ってもらいました。

育ってきた環境も性格も経験値も皆違うからこそ、自分ができることを

自分が乃木坂46というチームの

自分が乃木坂46というチームのキャプテンになるなんて、思ってもいませんでした。重いバトンを受け取った感じです。そして、私自身に一つ色付けをしてもらった感覚があります。最初のうちはいろんなことを考えてしまって大変でしたけど、何周もして自分ができることを一生懸命やろうと思えるように。ライブの最後のスピーチなど、“キャプテン”だからやらせていただけることもたくさんあって、今は自分の個性の一つとして受け止められるようになりました。この役目を終える時に「やって良かったな」と思えるように頑張っています。

とはいえ、私はそもそもまとめ役が得意というわけではなくて。学生の頃に部長の補佐というようなことをやらせていただくことはありましたが、自分が先頭に立ってというようなことはなく…。だから自分でも驚いています。お手本にしているのは父。ある時、父が職場の後輩と電話で話していたことがあって。その時父は後輩をすごく褒めて、肯定していたんですよ。それが素敵だったので、私も相手の気持ちを上げてあげることができたらなと。だからメンバーの活動で目に留まったものがあれば「あの写真、すごく良かったよ」という感じで素直に感想を伝えたりしています。

 

キャプテンとして気をつけている

キャプテンとして気をつけているのは“自分の考えを押し付けないこと”。時には口に出して伝えることもありますが、まずは自分が“こうあるべきだ”ということを行動で見せるようにしています。振り返ってみると、先輩もそうやって私たちに示してくれていたんですよ。この立場になってみて、チームをまとめる大変さを身をもって実感していますが、団体行動ってすごく難しい。自分だけのことを考えてしまうとやっぱりうまくいかないもの。だからこそ、それぞれが周りを見ながら行動できる人になってほしいと思うんです。

あとは、学生のまだまだ多感な年頃のコたちもいるので、“一人の大人としても恥じない行動をしないと!”とも思っています。10代はまだまだ人格形成をしている最中。そのコたちは今会う人たちに大きく影響されると思うんです。だから人としてちゃんと見本となる行動ができるようにと意識しています。たとえば私たちをサポートしてくださるスタッフさんに甘えようと思えばいくらでも甘えられる環境だからこそ、頼りすぎてはダメ。一人の人間としてこの感覚を絶対に忘れてはいけないと思っています。

もう一つ大切にしていることは、

もう一つ大切にしていることは、“決め付けないこと”。頑張り方とか、努力の仕方って人によって違うもの。そのコの表面だけを見ているとイマイチに見えても、違う角度から見てみるとすごく頑張っていたりする。だから自分の物差しだけで測らないようにしています。そのコのことをよく知っている人に話を聞いたりすると私が感じていたものとは全然違う答えが出てきたりするので、それも参考に。こういう見方ができるのも、私自身もそうやって育ててきてもらったからなんです。

あとは、ネガティブな感情を引きずらないようにもしています。チーム戦だから、誰かがマイナスな感情を持ち込むとチームの雰囲気にも影響したりするので、キャプテンである私は特にそういう気持ちを持ち込んじゃダメだなと。落ち込んだ時は「今日は絶対にいいフルーツを食べよう」とか「帰ったらポテト食べよう」とか、自分で自分のご機嫌を取るようにしています(笑)。今の季節だと佐藤錦とか、メロン1玉が最高のご褒美です(笑)。

ちなみにチームメイトが落ち込ん

ちなみにチームメイトが落ち込んでいる時はすぐに気づいてしまうタチ。ただすぐに声をかけるのではなくて、様子を見ます。私がそのコの元に行く前に、そのコと仲がいいメンバーがケアしてくれている場合もあるので、そういう時は私はあくまで見守るだけにしています。私に相談をしてくれるコにも決して押し付けにならないようなアドバイスを。自分の経験を伝えて、そのコに「そういう解決方法もあるんだ」っていうふうに選択肢の一つとして聞いてもらえたらいいなと。

こうやって周りを見るようにしているのですが、ライブの最後のスピーチだけは自分の感情をダイレクトに出しています。メンバーの総意を来てくれた皆さんにお伝えする大切な役目ですが、その時の感情を大切に、嘘なく、正直にありのままに。この時ばかりはメンバーも同じ気持ちだって思っています。

私が一般企業でチームリーダーに

私が一般企業でチームリーダーになったら…。きっと周りに頼りますね。リーダーという立場であっても一つの目標に向かって努力するというのに変わりはないと思うので。だからまとめる立場にいる皆さんも、自分自身のことを疎かにしないでくださいね。リーダーだとしてもまずは自分の幸せを考えてほしい。自分自身が幸せじゃないと周りも沈んじゃうと思うから。身近な幸せにちゃんと目を向けながら、日々乗り越えていきましょう!