ダイアナ元妃の【母の日トラッドスタイル】見本帳!スタイリストが着こなしのコツを解説
センスが光るタイムレスなファッションで、今なお多くの人を惹きつけるダイアナ妃。なかでも、“母の日”のオシャレはトラッドをベースに時に甘く、時にスポーティでVERY世代のお手本になるものばかり。「実はダイアナ妃のスタイルが大好き!」というスタイリスト樋口かほりさんと今のムードにジャストな“ダイアナトラッド”を紐解きます。
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ダイアナ妃の「母の日トラッド」
王道ベーシックな「シャツ×デニム」の洒落見えのコツって?
❝仕上げは、
コンサバマインド❞
ゆるボトムスのムードから一転、クラシックなテーパードデニムがトラッド気分にマッチ。ちょっとレトロなバランス&素足ローファーが映える丈感はまさにダイアナトラッドにぴったり。ラルフのボタンダウンにデニム、ローファーのスタイルは永遠!
シャツ※メンズ¥22,000(ポロラルフ ローレン/ラルフ ローレン)デニムパンツ¥33,000(KAORI HIGUCHI×YANUK/カイタックインターナショナル)ピアス¥69,300(コールムーン/ショールーム セッション)バッグ¥143,000バッグにつけたチャーム¥19,800ローファー¥38,500(すべてコーチ/コーチ・カスタマーサービス・ジャパン)
デニムにボタンダウンシャツ、王道ベーシックのワンツーを品よく洒落て見せるには、デニムの目利きと小物が肝。ハイウエストのテーパードデニムにクラシックなローファーとおっきめボストン。“コンサバ”を程よく効かせるのがコツ!
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❝計算されたオーバーサイズ❞
ロゴスウェットにバイカーショーツ、足元は白ソックスに白リーボック、はスポーティな日の定番。一大ブームとなった「アスレジャー」を一つのスタイルにしたのはダイアナ妃という説も。ジャケットをラフに羽織ってきちんと感プラス、都会派スポーティを満喫するのもいい!
ジャケット¥242,000(ジア スタジオ/ザ・ウォールショールーム)フーディ※メンズ¥33,000(ポロ ラルフ ローレン/ラルフ ローレン)バイカーショーツ¥17,600ソックス¥3,850(ともにSEA/エスストア)ピアス¥48,400(アサミフジカワ/ショールーム セッション)バッグ¥38,900(トゥティエ)スニーカー¥11,000(リーボック)
おっきめフーディにバイカーショーツ。今の気分にジャストなスタイルは、あえてのオーバーサイズが女っぽさを後押し。緩急つけたバランスで、“スポーティ”にも品のよさは健在。
DIANA STYLE
❝きちんとしつつ
限界まで「遊ぶ」❞
白い羊の群れの中に黒い羊が1頭いる、樋口さんも「写真で見て印象的だった」という“ダイアナ”ニットが、オマージュされた形で今季ロンハーマンより発売。甘ブラウスを重ねて、足元は赤のポインテッド。大人の甘さと遊びが効いたスタイリングがキュート!
ニット※別注¥176,000(フィルメランジェ フォー RHC/RHCロンハーマン)中に着たブラウス¥28,600(ビリティス・ディセッタン/ビリティス)チノパンツ¥6,990(Gap)イヤリング¥8,400(アビステ)バッグ¥25,300(カラコラム アクセサリーズ/ロンハーマン)パンプス¥42,900(ピッピシック/ベイジュ)ソックス(スタイリスト私物)
ロイヤルファミリーとしてきちんとしたスタイルが求められるなか、普段着は自分らしさを投影。やりすぎない、遊びの効いたアイテム選びが上手で、レトロ可愛い羊柄の赤ニットはまさにその象徴。
❝ワントーンを楽しむ❞
肌がきれいに見える、気品あるニュートラルカラーもダイアナ妃ファッションの要。くすみワントーンのセットアップは、すぐに真似できるテクニック!
スタジャン¥24,900(Gap)タートルニット¥37,400スカート¥47,300(ともにオーラリー)サングラス¥49,500〈DMY ストゥディオス〉バッグ¥195,800〈ハルノブムラタ〉(ともにザ・ウォール ショールーム)ピアス※3つセット¥15,000バングル¥9,990(ともにバナナ・リパブリック)バッグにつけたチャーム¥4,000(トゥ)ロングブーツ¥72,600(デ・プレ)
黒やモノトーンより、品よく映えるくすみイエローやベージュのワントーン。レディなスカートにあえてカジュアルなスタジャン、両極なアイテムのミックスでダイアナ妃らしいセンスを表現。
DIANA STYLE
❝MIX上手、小物上手❞
グレーのセットアップのインナーは、デコルテがきれいに見えるクリーンなカットソー。当時学生だったウィリアム王子と並んで颯爽と歩くジャケパンルックも印象的。
ジャケット¥71,500パンツ¥52,800(ともにイロット/ザ・ウォール ショールーム)Tシャツ¥12,000ベルト¥10,000(ともにバナナ・リパブリック)ネックレス¥14,300(Once upon a time…青山店)バッグ¥49,500(プンティ/エルディスト)バッグにつけたキャップ※メンズ¥17,600(ポロ ラルフ ローレン/ラルフ ローレン)ローファー¥151,800(ジェイエムウエストン/ジェイエムウエストン 青山店)
ともすると気合いが入りすぎて見える、定番のジャケット×パンツは抜け感のあるカットソーを挟んでラフさをプラス。かっちりバッグにキャップをつけたり、“遊び”を入れて、肩の力が抜けたスタイルに。
DIANA STYLE
by KAORI HIGUCHI
❝いつの時代も通用するオシャレ
それがダイアナトラッド❞
スタイリストになってすぐの頃からずっと大好きなダイアナ妃のファッション。どんなスタイリングにも感じるのは、圧倒的な品のよさ。オーバーサイズのスウェットも決してだらしなくならずに上品、色のバランスも抜群です。ベーシックな色だけでも無難に終わらず、ワントーンも得意、赤やピンクの着こなしもとっても素敵。でも、実はアイテムも組み合わせもいたってシンプルなのがダイアナルール。いつでもできるスタイリングだからこそ、いつの時代も新鮮でオシャレに見えるのかもしれません。
チルデンニットにバイカーショーツ…、トラッドベースのスポーティミックスはまさに今の気分にフィット。羊の赤ニットや、ロゴスウェットなど、個性が光る大人の遊び心を託せるアイテム選びにもセンスがきらり。スポーティな日や茶目っ気ある服の日はローファーやジャケットで締めたり、コンサバマインドが垣間見られるのも品よくまとまる秘訣のひとつ。親しみやすく、“王道”を素敵に見せるダイアナトラッド、この秋のオシャレにぜひ取り入れてみてください。
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スタイリング/樋口かほり〈KIND〉 撮影/水野美隆(人物)、魚地武大〈TENT〉(静物) モデル/神山まりあ ヘア・メイク/福川雅顕 取材・文/北山えいみ 編集/羽城麻子
*VERY2024年11月号「今改めて気になるダイアナ妃の『母の日トラッド』」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。