「意外と知らない正しいトリートメント方法」毛髪診断士に聞いてみたら…

乾燥シーズンで肌だけでなく髪のパサパサも気になります。何十年も毎日、自己流で髪を洗っていませんか!?正しい洗い方をするかしないかで髪の健康度は大きく変わります!

正しいシャンプーの仕方は…

「意外と知らなかった正しいシャンプーの方法」毛髪診断士に聞いてみたら…

スカルプマッサージ➡︎トリートメントを見直す

「スカルプマッサージ」

1.スカルプブラシで円を描くようにクルクル
日常生活で硬くなりやすい側頭筋をほぐすように、スカルプブラシで小さい円を描くようにクルクルと2、3周しながら徐々に上へ。

2.生え際から頭頂部へ押し当てながら
生え際に押し当ててから上に向かってとかすと、リフトアップにも効果的!上下に小刻みに動かすと目の疲れまでもスッキリ。

3.後頭部の下はグーッと押し当てるように
ブラシを押し当てながら頭皮を動かすイメージでマッサージ。スマホやパソコンでお疲れの肩や首まで気持ちよくほぐせます。

4.最後に百会(ひゃくえ)のツボも押してほどよい刺激を
頭の頂点にある万能のツボと言われている百会も押して刺激します。頭痛や肩こり、ストレスや不眠なども改善が期待できます。

シャンプーのすすぎの前にしっかり血行を促進
皮脂汚れが落ちるだけでなく頭皮の血行を促してくれるので、髪の土台環境が良好に。パサ髪改善へも近道!

「すすぎ」

シャンプー剤を残さないように2分が目安
上からシャワーをあてて、お湯をかけながら指で優しくこすって泡と同時に汚れを落としていきます。すすぎ時間も2分間が目安。

基本は予洗いと同じ。洗い残しに注意して
基本は予洗いと同じようにすすぎます。シャンプーが落ちにくい衿足はため洗いをしてしっかり洗い流して。

「トリートメント」

1.毛先を中心に揉み込むように塗布
水分を軽くとり、トリートメントを手のひらで広げ毛先から優しく揉み込むように塗布。徐々に上のほうに向かってなじませます。

2.頭頂部から5cmは塗布しなくてOK
そのまま髪全体に同じく揉み込むように塗布して、トリートメントの成分をしっかり髪に浸透させて。頭頂部から5cm以内は不要。

3.インバス用コームを使うとさらに浸透UP
コームでとかすときも毛先から優しく。櫛通りがよくないときは少量のお湯となじませると乳化して、なめらかになり通りやすい。

4.タオルを巻いて3分~10分置くのがベスト
タオルをお湯で濡らして髪に巻き、湯船に浸かっている間の3〜10分置くと、よりトリートメント成分が浸透しパサつきを防止。

つける場所と水分オフが効果UPのポイント
ただ髪に塗って放置するのではなく、塗布の仕方やその後のひと手間で見違えるような効果を発揮します!

教えていただいたのは…

パーソナル ビューティー プロデューサー・毛髪診断士/齊藤あきさん

スキンケアサロン「ティナロッサ」代表。髪や頭皮ケアのプロフェッショナルとして、エビデンスに基づいた解説に定評あり。自身のパサつきとは無縁の美しい髪が説得力大!

2025年『美ST』1月号掲載
イラスト/宮島亜希 取材/関根実凡 再構成/Bravoworks,Inc.

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美ST