【演出・引き出物編】3種のムービー、みんながうれしい引き出物…「大変だけど準備してよかった!」ことって?

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結婚式は、一生に一度の大切な節目。会場やドレス、演出から引き出物の選び方まで、先輩花嫁ならではの視点と経験がたっぷり詰まったインタビューをお届け!CLASSY.ライター・下田真里衣さんの結婚式をご紹介する連載第3回は、演出や引き出物をお話をたっぷりと。プレ花のみなさんの参考になること間違いなしです!

余興もサプライズもなし。対話を楽しむスタイルに

演出でいちばん大切にしたのは、ゲストとの時間をしっかり取ること。そのため、よくある余興やファーストバイトなどは一切行わず、あえて自由時間をたっぷり確保。お酒を片手に各テーブルをまわり、ゆっくりと会話を楽しめる構成にしたそう。
「披露宴って、意外と新郎新婦がゲストと全然話せなかった…ということが多いと思うんです。だからこそ、自由にテーブルを回って、ちゃんと会話ができる時間を作りたくて。写真撮影も形式にとらわれず、自然な流れでできたのがよかったですね」(下田さん)

また、空間全体の雰囲気づくりの一環として、音楽にもとことんこだわったそう。
「洋楽で統一して、80年代のポップスと最近のオーセンティックな楽曲をミックス。おしゃれなダイニングで流れていそうなプレイリストをイメージして、夫と一緒に作りました。BGMは記憶に残らないかもしれないけれど、空間を彩る大事な要素だと思ったんです」(下田さん)
実際に、「音楽がすごく良かった!」という声がゲストからも多数届いたのだとか。

伝えたい想いをかたちに。心に残る3本の映像演出

〈プロフィールムービー〉
ふたりの生い立ちや友人との思い出を紹介するプロフィールムービーは、なんと下田さんの自作。
 「Canvaのテンプレートを使って、ホームビデオのようなあたたかみを意識しました。両親や祖父母にも喜んでもらえるよう、写真のチョイスやメッセージの入れ方にもこだわりました」(下田さん)

〈オープニングムービー〉
披露宴のはじまりを彩ったのは、手描きのイラストを動かして編集した、かわいらしいスケッチモーションのオープニングムービー。動画編集が趣味である下田さんだからこそ実現できた、手作りとは思えないクオリティです。
「ミュージックビデオのようなかっこいい演出も素敵ですが、アットホームな雰囲気にしたかったので、自分で全て描いて編集しました。2人の思い出アルバムをめくるような、馴れ初め紹介ムービーです。動かす作業が一番大変で、完成まで3ヶ月以上かかりましたが、やってよかったと思える一番の演出でした」(下田さん)

〈エンドロール〉
披露宴の締めくくりには、nayuta(@nayuta_wedding)さんに依頼したエンドロールを上映。
「『ここ!』という瞬間をしっかり切り取ってくれて、かつセンスよくまとめてくださったのが本当に嬉しかったです。お人柄も素敵で、お願いして大正解でした」(下田さん)

引き出物は、“本当に喜ばれるもの”を伊勢丹で厳選

「カタログだと欲しいものが見つからなかったり、食器やタオルなどは好みに合わないと困ることも多くて…。だったら、自分たちで本当にいいと思えるものを贈ろうと決めました」(下田さん)
そう話す下田さんが選んだのは、伊勢丹新宿店内にあるショップから自由にセレクトできる「時の場」経由の引き出物。女性ゲストには「BAUM(バウム)」のハンドケアセット、男性ゲストには「THREE(スリー)」のボディケアセットを。いずれも「自分ではあまり買わないけれど、もらったら嬉しい」という消耗品に。そして親族には、ご祝儀の金額に合わせて伊勢丹の上質なギフトカタログを用意したそう。

引き菓子とプチギフトは、味で選び抜いたとっておきの逸品を

引き菓子は、伊勢丹のデパ地下に何度も通い、ふたりで徹底的に食べ比べをして選定。
「最終的に、『間違いなく美味しい!』と満場一致だったのが、「LENÔTRE(ルノートル)」のサブレ・シトロン。焼き菓子やフィナンシェも絶品で、個人的にも大好きなパティスリーです」(下田さん)
さらにプチギフトには、式場であるアンダーズ東京での打ち合わせ時に毎回出してもらっていた、思い出の「エクレアラスク」をセレクト。
「どちらのお菓子も、あとから『めちゃくちゃ美味しかった!』と感想をもらえて、本当に嬉しかったです」(下田さん)

「結婚式をしてよかった」——その実感が、これからのふたりを支えていく

「準備は決してラクではなかったけれど、それ以上に『結婚式をして本当によかった』という気持ちが強いです。人生で自分の大切な人たちが一堂に会してくれる日って、本当に貴重。自分が当事者になってはじめて、そのありがたさを深く実感しました」(下田さん)
結婚式を通して、ふたりの関係性や人生観にも大きな気づきがあったといいます。
「これまでふわっとしていた“結婚”というものに、しっかりと実感が持てたのが大きいですね。それが、これからの夫婦生活の土台にもなっている気がします」(下田さん)

これから式を挙げる人へ——下田さんからのリアルなアドバイス

◆やってよかったこと
「とにかく、ゲストと話せる時間を最優先したこと。あえて余興や演出を入れずに自由に動ける時間をつくったことで、『ちゃんと話せてうれしかった!』という声をたくさんいただきました。自分たちにとっても、大切な人たちと向き合える時間になりました」(下田さん)

◆やっておけばよかったこと
「オープニングムービーや感動的なシーンを、『撮っておいて!』と誰かにちゃんとお願いしておけばよかったです。みんな集中して見てくれていたぶん、意外と誰も撮っていなくて(笑)。動画好きとしてはちょっぴり後悔しています」(下田さん)

いかがでしたか?先輩花嫁のこだわりや想いを参考に、ふたりらしい理想の結婚式を作り上げてください。CLASSY.ONLINEには、ほかにも結婚式アイデアの記事がたくさん!あわせてチェックしてみてくださいね。

取材・編集/藤井由香里