【大人の尿もれ経験談】「尿だけじゃなく便が出てしまって…」読者の尿もれ座談会
「咳をすると出る…」「寝て起き上がると出る…」実はみんな経験している“あの不安”。美ST世代のリアルな声で、気持ちが軽くなる!
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“尿もれは代表的な更年期症状のひとつ。誰にでも起こり得ることなんです”

左:R.S・52歳(美STライター)
【更年期ケアがうまくいったら尿もれも治っていました。大人には大人の尿もれケアを】
更年期症状が一気に出たタイミングで尿もれもピークに。取材を通して得た知識を自身に落とし込み、尿もれを克服。
右:N.N・63歳(美STライター)
【尿もれって周りに知られず隠せちゃうからずっとやり過ごしてきてしまいました】
健康情報の取材も多く、トレーニングなども欠かさず健康には気を付けているが、骨盤底筋は鍛えられておらず悩みが深い。
骨盤底筋ケアはもちろん姿勢や更年期など幅広く捉えて
N.N:喘息もちの私は、咳が出るときに腹圧がかかると完全に出ちゃうの。おならも我慢できなかったり、便が出てしまうこともあって。最近は咳が減ってきたから良いのだけど。
R.S:私はコロナ禍の緊急事態宣言の頃に更年期症状がドバッと出てしまって、生理の出血は止まらないし体調を崩して寝込んでばかりいたら筋肉量も落ちてしまい。寝て起き上がると腹圧がかかって歩くたびに尿が出て。あの頃は毎日吸水ショーツに助けられたなぁ。
N.N:それはどうやって治ったの?
R.S:まず病院に行って出血を止めるところから。3年ほどいろいろ試して辿り着いたホルモン補充療法で多少筋力がついてきて、スターフォーマーを週に2回、1カ月通ったらおしっこを我慢する感覚を思い出せて良かったと思う。横隔膜を意識的に引き上げる運動は、内臓も同時に引き上がるからやってて良かったかも。
N.N:放置していたらダメなんだよね。私は骨盤底筋運動がなかなかできないから、骨盤ネジ締めエクササイズで骨盤底筋を鍛えるつもり。
R.S:腹圧をかけないような姿勢とか、いろいろな方向からのアプローチが大切になってくるよね。

気になる症状は1人で悩まず、早めに医療機関の受診を。尿もれの治療は泌尿器科で行います。最近は女性泌尿器科や、泌尿器科と婦人科の境界領域を診療するウロギネ外来などもあります。
相談に乗ってくれたのは…

花王サニタリー事業部ロリエ担当
花王ロリエブランドの中でも軽失禁に向けた吸水ケア品がメインのご担当。尿もれに悩む大人女性に向けたFemCare LABというサイトの運営も手掛け、尿もれに深い見識を持つ。
2025年『美ST』6月号掲載
撮影/杉本大希、財津裕也 取材/菊池真理子 再構成/Bravoworks,Inc.
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