2児の母、石田ひかりさんが「娘たちにはもっとこうしてほしい」と思うこと

俳優として活躍をしながら、プライベートでは22歳と20歳のお嬢さんの母親でもある石田ひかりさん。子育てをするうえで、「これはさすがに耐えきれんぞ!」と思うこともしばしばあったそうです。そんな子育てを終えた今、石田さんは俳優業に全身全霊で向き合いながらも、昨年から新たなことにチャレンジを開始。それが自身のYouTube『まぁるい生活』です。今回の美ST ONLINEでは、石田さんが奮闘した子育てから現在の家族の関係性について、そしてYouTube『まぁるい生活』について、たっぷりとおうかがいしました!

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お話をうかがったのは…俳優・石田ひかりさん(53歳)

《Profile》

1972年5月25日生まれ。東京都出身。1986年俳優デビュー。以降連続テレビ小説『ひらり』(NHK)、『あすなろ白書』(フジテレビ)、『輝く季節の中で』(フジテレビ)など数々の名作ドラマに主演。話題となった『続・続・最後から二番目の恋』(フジテレビ)の出演も記憶に新しい。映画女優としては『ふたり』、『はるか、ノスタルジィ』など代表作多数。6/20公開の『ルノワール』では豊かな感性を持つ主人公の少女の母親・沖田詩子役を好演し、自身初めてのカンヌ国際映画祭を経験。2024年よりYouTube『まぁるい生活』を開設し、「寺の嫁 年末年始お見せします」の動画は300万回以上の再生回数を記録。YouTube:@maaruiseikatsu.hikari
Instagram:@hikaringo0525

娘達の反抗期には怒鳴ってばかり!限界寸前になることもたくさんありました

今公開されている映画『ルノワール』では、11歳の多感な少女の母親を演じています。私生活では年子の姉妹の母親ですが、思えば娘達は小学校高学年から高校卒業くらいまで、反抗期真っ只中でした。結構長めでした(笑)。とにかく成長ホルモンのすごさに圧倒されてばかり!娘達は日々イラついているし、私も「いい加減にして!」と日々怒鳴っていました(笑)。時間が解決してくれることももちろんありましたが、それでも「さすがに耐えきれんぞ!」と限界寸前になることもたくさんありました。小言を言ったり、いっそ放置したり、本当に様々なバージョンの対応をしてきたものです。姉妹仲ですか?喧嘩もしますが、概ね仲良しですね。年子だからか、ほぼ同時に育っているのでちょっと双子のようなところもあります。長女が大学を1年休学したので、今次女と同じ大学3年生。今では2人で就職活動の情報交換をしたりしています。姉妹二人で私たちには言えない秘密を共有して、仲良くしていってくれることを願っています。

YouTube『まぁるい生活』は、私の大いなる勘違いから生まれました

昨年からYouTubeを開設しました。タイトルにした『まぁるい生活』というのは、20年前に幻冬社から出版させていただいた私のエッセイ本のタイトルです。私自身の日常をテーマにしたこのエッセイを、本当はずっと書き続けていたかったんです。僭越ですが、銀色夏生さんの『つれづれノート』のように。ところがそんな野望とは裏腹に文章を書く時間も体力も1ミリもなくて、気づけば20年が経ってしまいました。だからこの20年でやり残したことを取り戻す意味も込めて、このタイトルにしました。
何でYouTubeなのか、ですか?それは私の大いなる勘違いからです(笑)。娘達が中学生くらいからよくYouTubeを見ていて、私も横からそれを見ていました。それで芸能人はみんなYouTubeをやっていると思い込んでしまったのです(笑)。だから私も早く始めないと、大変なことになってしまう!と。実際はそうでもないことに気づいた時は、もう時すでに遅しで…。引き返せないところまで来ていました。ま、そんなに人目にも付かないだろうし、こっそりフェイドアウトしてしまおうくらいの気持ちで始めることになりました。ところが、思いがけず私が楽しみを見出すことになっていくのです…。人生って本当に分からないものです!

YouTube制作を通じて、私は“作る”ということを何もわかっていなかったと痛感

『まぁるい生活』はタイトルがとても気に入っていて、イラストは堀川波さんに新しく描き下ろしてもらって、もう感無量ですね。YouTubeの制作はほぼ私1人でやっています。企画から撮影の許可取り、スタッフさん集め、制作の経理周り、編集だけはできないのでプロの方にお願いしていますが、携わってはいます。実際にゼロからもの作りをして気づいたのは、私は“作る”ということが何もわかっていなかったんだということ。表に立って芝居をすることで作品の一端を担ってはいますが、その裏にどれほど膨大な労力や手間や時間が存在しているかということを痛感しました。投稿数はまだそんなに多くはないですが、私が心から作りたい、伝えたいと思った内容を配信しています。なのでどれも分け隔てなく苦労して、愛着がある回ばかりですね。「寺の嫁 年末年始お見せします」が世間の皆さんから特に注目をいただいたようですが、あれは確かに皆さんが普段抱いている寺のイメージとのギャップや、何より寺の人々の人間味が皆さんに伝わったのであれば、本当に嬉しく思っています。

映画『ルノワール』全国公開中

© 2025「RENOIR」製作委員会 / International Partners

《衣装クレジット》

ベスト¥165,000Tシャツ¥31,900スカート¥55,000(すべてマディソンブルー)ネックレス¥14,300チェーンネックレス¥9,900ピアス¥9,990イヤカフ[2個セット]¥9,900バングル[2個セット]¥9,900シルバーリング¥14,580ゴールドリング¥16,200(すべてアビステ)

【ショップリスト】
アビステ 03-3401-7124
マディソンブルー 03-6427-9228

撮影/古末優一 ヘア・メイク/佐々木七海(cheek one) スタイリスト/中村智香子 取材/キッカワ皆樹 編集/浜野彩希

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