恋愛の〝曖昧な関係〟を描いた短編映画を元に、考察を繰り広げる恋愛バラエティ番組『セフレと恋人の境界線』に出演している、ラランドのサーヤさんと令和ロマンの髙比良くるまさん。学生時代から親交があり、番組共演も多数。今回おふたりに伺ったのは、CLASSY.世代の赤裸々な悩みから、仕事とプライベートの両立について。軽快なクロストークで話してくれました。

――〝セフレなのか恋人なのか〟自分でもわからない関係に悩むCLASSY.世代も多いです。恋人とセフレの違いは、どこにいちばん現れると思いますか？

サーヤ：言ってやってくださいよ！

くるま：切り込んじゃっていい？

サーヤ：彼は答えを持っています。

くるま：それはやっぱり、告白をしたか、していないか。これがやっぱり大きい。

サーヤ：そうなんです。これで終わりです（笑）。

くるま：カッコつけて、告白してないのに付き合うのとか、もうやめません？

サーヤ：それ、アメリカスタイルじゃないですか？日本は告白をした方がいいと思います。

くるま：「付き合ってください」って言ってください。そして、それに対して「はい」って言ってください。どちらからでもいいので。

サーヤ：Hした後でも可です。

くるま：そう、順番はどっちでもいいね。先にしちゃってるから言わないとか、全部完璧にこだわるから告白しないのよ。

サーヤ：「付き合ってると思ってたわ」も無しね。

くるま：なんで「付き合ってください」のひと言が言えないの。

サーヤ：言える方が、言えばいいよね。

くるま：家事と一緒！できる人がパッとやる。気づいた方が告ればいい！

サーヤ：だから、「これ、セフレかな？」って思うんだったら、うちらみたいに「告られ待ちなんだけど」って言ってみたらいいかも。雰囲気でなぁなぁにしがちだけど、全然論破できると思いますよ。あと、「形式に捉われなくてよくない？」みたいなのも辞めません？だったら「セフレになりましょう」って言って欲しいよね。

くるま：本当にその通り。形式とかフォーマットから逃げるな。

――番組のスタジオトークで、くるまさんは「仕事と恋愛が並列」、サーヤさんは「恋愛が上手くいかないときの方が仕事のギアが入る」とお話していました。お忙しい日々の中で、仕事とプライベートの時間をどう両立させていますか？

くるま：僕は元々、仕事とプライベートの切り替えスイッチがないですね。普段の自分とネタをしている自分は、「本当に一緒だね」とよく言われます。芸人って、プライベートで飲みに行った話が、テレビやYouTube、ラジオのエピソードになることも多いし、仕事で知り合った人が飲み仲間になったりもする。時代もあると思いますが、シームレスに行き来しているので、オンもオフも完全に一致していますね。

サーヤ：私の場合は、飲み会で本当につまらない時間もあるんですよ。

くるま：それなんなんだよ、よく言うけどさ。

サーヤ：でもその時間がないと、息が詰まるんですよ。ショットを飲みたい日もあるし、1周目みたいな飲み会ゲームをしたい日もあるし。

くるま：ゲーム好きだな（笑）

サーヤ：なんでゲームが好きか、というと、人が人じゃなくなるから（笑）

くるま：怖いワード出たよ。

サーヤ：お酒の力も相まって、「この人より強いと思われたい」とか「この人を負かしたい」っていう闘争心があからさまに出るところがおもしろいんだよね。

くるま：本当に飲み会で珍しいくらい会話しないもんね。会話したいから飲んでるのに、芸人でここまで会話しない人、いないよ。

サーヤ：イヤだもん、仕事の話とか。仕事論って本当に聞いていられなくて。持論を持っているなら、それを仕事で生かしてください、じゃあ、飲みゲーやりますかって（笑）。だから、私は完全に切り替わっているタイプ。お酒が好きすぎるし、何も気にせず喋る時間が好き。昨日も「礼賛（サーヤさんが所属しているバンド）」メンバーの休日課長と夜中の3時に合流しました。

くるま：本当に元気だな。信じられない。

サーヤ：身体は疲れてるのに寝られないなって思っていたら、連絡が来たので、お喋りしに行く感覚で家を出ました。夜はひとりより、誰かと会って話してる方が好きですね。

くるま：1日が長いから、仕事とプライベートを分けてるんじゃない。俺、8〜10時間は寝てるし、7時間睡眠だったら1時間昼寝もするから、分けるほど元手がないんだけど。飲んでても2時くらいには寝るし。

サーヤ：たしかに寝るわ。みんなで飲んでいても、決まった時間に歯磨きしだすよね。シャカシャカシャカシャカって。

くるま：だって、眠たいんだもん。