【更年期の処方箋】先輩方が語ってくれた更年期を乗り越える「婦人科との付き合い方」

主に45歳から55歳までの10年間といわれる更年期。女性ホルモンの減少によって女性なら多かれ少なかれ、誰もが通り過ぎる不安定な時期をどんなふうに過ごすのか。
STORYでは創刊時から10年。連載で、ずっとこのテーマに向き合ってきました。
今回は過去に語ってくれた先輩方の言葉が教えてくれる【更年期の処方箋】を対策バリエーション別にまとめました。今回は『婦人科にかかる』という対策について。
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【ホルモン補充療法】安心できて、確実に効果を実感する
◯ 大神いずみさん 2019.5

【パッチ】お風呂上がりにパッチを貼ることでめまいが軽減
育児疲れだと思っていためまいや蕁麻疹などの不調が、婦人科での受診で実は女性ホルモンゼロから引き起こされていた更年期症状だと判明。すぐにパッチ療法を開始。その後は馬プラセンタサプリに移行し穏やかに着地しました。
◯ 伊藤聡子さん 2024.4

【パッチ】パッチ療法で症状がソフトランディング
子宮内膜症や子宮筋腫手術での感染症など、婦人科系の疾患で苦しんだ経験から、「更年期にもやれることはやろう」という思考に。症状は軽かったのですが、二日に一度パッチを貼って骨密度キープにも備えました。
◯ 草刈民代さん 2022.7

【ジェル】半年続けたHRTで更年期がグンと楽に
ひどい寒気が続いたので婦人科で診てもらったら、女性ホルモン数値が低いことにビックリ。塗り薬や飲み薬を数回試しただけで改善したのでフェイドアウトしましたが、「5年は続けるのがお勧め」なんだそうです。
◯ 奥野史子さん 2025.1

【内服薬】動悸とメンタルが一気に改善
50代になって動悸が激しくなり、エストロゲン製剤と黄体ホルモン製剤をセットで服用し始めたら症状が劇的に良くなりました。同時にメンタルも安定したので、つくづく体と心は綿密に繋がっていると実感しました。
◯ 髙橋ミカさん 2020.1

【低用量ピル】擬似更年期の不調を緩和して40代が明るく
30代、子宮の不調は低用量ピルを飲むことで改善。その後はアロマなど自然にホルモンバランスを整える方法を見つけて44歳で出産。振り返ると擬似更年期に悩み、対策を講じたことで自分に合ったものを見つけられました。
◯ 君島十和子さん 2023.7

【低用量ピル】1カ月の低用量ピルで生理痛なども改善
50代で不規則になった生理周期や生理痛は、1カ月間、低用量ピルを飲んで改善しました。最初は更年期症状だと思わなかった動悸も、原因が更年期だと判明してからは落ち着いたので"知ること〟は大事だと痛感。
【ホルモンチェック】定期的なチェックでプロを味方に
◯ 望月理恵さん 2024.7

女性ホルモンレベルが70歳!それを知って症状が好転
47歳の時、朝起きられず、倦怠感や吐き気、胃痛・腹痛といった症状が。内科などでは原因が分からず、分子整合栄養医学の専門クリニックで女性ホルモンの急激な低下による更年期だと判明した瞬間、心持ちが軽くなりました。
◯ 藤森夕子さん 2024.10

専門家の助言で症状や環境を客観視
50歳の時、様々な婦人科系疾患が判明して以来、不調を感じたらすぐに専門家に相談することを意識。52歳くらいから感じた手足の痺れや頭痛もすぐに婦人科で血液検査してホルモン補充のシールを貼ることにもトライ。
◯ 羽田美智子さん 2021.9

更年期外来で定期的にホルモン値をチェック
50代になって感じ始めた不調。一般的な婦人科系検診などは婦人科へ、更年期は「更年期外来」で相談。定期的にホルモンチェックを行いつつ、自分の体のことなので自分で責任をもってアロマや気功なども習得しました。
撮影/田頭拓人、BOCO、森川 昇、吉成大輔、久保嘉範、須藤秀之(TRIVAL)、玉川 清、齋藤 明〈過去誌面〉、坂根綾子〈静物〉取材/柏崎恵理、漢那美由紀、内山靖子 ※写真やコメント内容は取材当時のものです。 ※情報は2025年10月号掲載時のものです。
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