ジェーン・スーさん新刊発売記念!40代のリアルな悩みに応えます!【エイジング編】
底冷えの寒さがカラダの奥までじわり沁み入る師走。今年もいよいよ残すところあと1カ月となりました。心と身体に〝揺らぎ〟を抱えながらも、つい誰かを優先して頑張りすぎてしまうSTORY世代、皆さま、本当に本当に一年間おつかれさまでした! そんな読者さんの尽きないお悩みを、同世代のご意見番、ジェーン・スーさんにぶつけてみました!
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ジェーン・スーさんプロフィール
1973 年、東京生まれ。コラムニスト、ラジオパーソナリティ。TBS ラジオ「ジェーン・スー生活は踊る」、ポッドキャスト番組「ジェーン・スーと堀井美香の『OVER THE SUN』」、「となりの雑談」のMCを務める。2015年、『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』(幻冬舎)で、第31回講談社エッセイ賞を受賞。『生きるとか死ぬとか父親とか』(新潮文庫)、『ひとまず上出来』(文春文庫)、『きれいになりたい気がしてきた』(光文社)、『へこたれてなんかいられない』(中央公論新社)、『介護未満の父に起きたこと』(新潮新書)など著書多数。
お悩み① 50歳になり歳をとっていくことが怖いです……。
率直に歳をとっていくことが怖いです。50歳になり、外見も体力的にも老化を強く実感する中、今はまだ「ありのままの自分」とか「楽しいシニアライフを」など、現実や未来をポジティブに考えられません。見た目や身体の変化を日に日に感じていく今、老いを受け入れていくための心がまえ、何か御守りになるようなスーさんの捉え方を聞いてみたいです。(藤野亜矢さん・50歳・主婦)
こんなテコ入れが楽しい時期はない。積極的に自分改造を!
自分では気づいていなかったかもしれませんが、ここまで“特別な努力をしなくても”自分を好きで、幸せでいられたというのは本当に素敵なことなんですよね。容姿も体力も、ある種「原資」だけでやっていける素質があって、その時代をしっかり謳歌してきたということです。新刊『ねえ、ろうそく多すぎて誕生日ケーキ燃えてるんだけど』にも書きましたが、今は美容医療が一気に身近になりました。特に40代後半からは変化が如実に出る分、「効いた!」「変わった!」というマジカルモーメントを、若い頃とは比べ物にならないほど感じられるんです。20〜30代のころ、私も散々エステに通っていましたが、そもそも肌が元気だから違いなんて分かるはずがない(笑)。若いうちのエステ代は「金ドブ」と言われがちですが、今の私たちは全然ドブらないんです。実際、私が白玉注射を打った翌日、ヘアメークさんに「肌が明るいからファンデをひとつ明るくしますね」と言われたくらい。そう考えると、50歳って“自分を改造できる”めちゃくちゃ楽しい時期なんです。スキンケア、サプリ、美容医療……自分に合うものをどんどん試し、探求していけばいい。キャッキャ言いながらあれこれ試して、自分をアップデートしていく。こんなふうに“テコ入れするのが楽しい”時期って、他にありませんよ。
お悩み② 美容に洋服、家族サービス……40代が優先すべき「お金のかけどころ」を教えていただきたいです。
40代を前に、定期的な白髪染めや美容医療、歯のメンテナンス、体力づくりのためのヨガやジムなど、老化に抗うための出費がどんどん増えています。服やバッグ、ジュエリーは少し良いものが欲しいし、家族や友人との旅行もたくさん行きたい。でも、物価高騰の今、すべてにお金をかけるわけにもいきません。限られた予算の中で、40代が優先すべき「お金のかけどころ」を教えていただきたいです。
(田中千紗絵さん・39歳/本誌ライター)
食べ物でマジで変わります! あと、お買い物するのはいいことけど、それだけで自分を満たすのはやめて
美容医療は意外と手軽なところもありますが、顔がしょんぼりしちゃうとか、疲れが抜けない人は、まずたんぱく質を摂ってください。これだけですごく変わります! 糖質ばかりの食生活を改めて「体重×1g」を目安に摂るだけで変わります。筋肉量があると元気に見えるし、美は健康の上にしか乗らないからとにかく健康! どんなに美容医療やエステをしても、土台作りなしでは意味がないので、とにかく騙されたと思ってたんぱく質を摂取して。絶対に変わります。
バッグやジュエリーのお買い物が鬱々している気持ちをいい方向に持っていってくれることは間違いない。ただ、それだけに頼っているとどんどん効き目が無くなってくる。もっと高いもの、もっと良いものを買わないとエネルギーが貰えなくなってしまう。30代までは買い物で満たされても、40代以降は教養とか好奇心とか、そっちを押さえていかないと。展覧会、舞台、ライブ、寄席、ニュースや時事への関心……何かに積極的に触れるために、自分から動くことが大切。「好奇心」って筋トレと同じで訓練なんですよ。座っていていきなり興味のあることが目の前にくるわけないんだから。自分から探して行動して取りに行く。「これが流行ってるらしいよ~」って情報収集するだけじゃなくて実行あるのみ! 全部行動です。誰かがお膳立てしてくれるのは30代まで。40代以降は、人生のエネルギーを自分で取りに行かないと。お悩み③ 更年期の影響か気分の浮き沈みが大きく、人間関係や友人関係が煩わしく感じるように……
40代後半になり、更年期の影響か気分の浮き沈みが大きく、人間関係や友人関係が煩わしく感じ、決まっていた予定もキャンセルしたいと思うことがあります。でも、50代以降に孤独になってしまうのではと不安に思うことも。そんな時期は、どのように過ごせばよいでしょうか。
(T.Y・50歳・出版社勤務)
揺らぐのはみんな同じ。相手の気持ちを考えて、その後のカバーアップを心がけて
体調が悪いんだからしょうがないですよね。気が乗らない人に無理に会ってもらっても困りますし、相手だって子どもじゃないので、「そういう時もあるよね」と理解してくれるはず。体調が悪いとか、気分が乗らないことを理由にキャンセルしたら、例えば「次のランチは私がセッティングするね」とフォローのLINE送ったり、次に会うときに小さなお土産を渡すだけでも印象は全然違うと思うんです。ただ、50代以降の不安のために友達を使うのはやめようね。とは思います。相手のことを一番に考えて主体的に行動できる人が最終的に愛されると思います。
お悩み④ ジェーン・スーさんが考える、40代のうちにやっておいた方って何だと思いますか?
50代になったジェーン・スーさんが考える、40代のうちに絶対やっておくべきことは何ですか?(鈴木優子さん・46歳・食空間プロデュサー)
心もカラダも自分の力でもう一度自分の「土台」作りを
この質問は、30代のときは「20代でやっておくべきこと」、40代のときは「30代でやっておくべきこと」と、毎年ごとに聞かれるのですが、私にとっての40代でやっておくべきことは、ガチの人間ドッグです。というのもやっぱり周りを見ていると40代くらいから大きな病気が急に増えるんですよね。私は40代になってから体の隅々まで検査していて、これだけでも早期発見につながります。人生100年時代ですから、ここでしっかり土台をしっかり作りなおしておけば、この先の安心と楽しく過ごせるかが違ってきます。40代って身体だけでなく中身の土台作りのタイミングでもあります。20~30代で出来た土台は、自分の育った家庭や学校、友人関係など、周りによって作られた部分も多い。でも、親が全部いい親、完璧な親なわけではないし、過去の暗い経験やマウント合戦……いびつな部分もあるから、そういうんじゃなくて40代は、もう一度、自分の基礎を作りなおす。健康もメンタルも、ぐらぐらしているならそこを整える。家族やパートナーと曖昧にしていたことに向き合って話し合うとかね。不健康に健全な精神なんて宿らないし、メンタルが不調な人が肉体だけは超健康!もないじゃん。やっぱり心と体は繋がってるんですよね。
ジェーン・スーさんの新刊が発売!
『ねえ、ろうそく多すぎて誕生日ケーキ燃えてるんだけど』
「加齢も見た目も思ってるほど悪くない」。自己受容のヒント満載なエッセイ。美容月刊誌『美ST』の連載をまとめた第2弾! 心の中や世の中に対するもやもやを言語化し多くの支持を集める著者が、「自分らしく生きること、自分を愛して生きること」の一環として美容やライフスタイルを綴ります。誰にでも起こる心身の不具合やエイジズムを乗りこなすために、自分の手で自分が気に入る生き方をどう求める? 視界がパッ
と晴れてくる爽快感と、一歩踏み出す勇気が得られます
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撮影/鏑木 穣(SIGNO)ヘア・メーク/川村友子 スタイリスト/乾 千恵 取材/石川恵
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