イベントシーズン到来!寒くてもおしゃれに過ごす12月のコーデ集

右から、ニュアンスカラーの白系ダウン、ハイネックニットのコーデ、グレーのジャケットにグリーン系のスウェット、ニュアンスカラーのパンツートにベのコーデグレーのボアベストにグレーのパンツ、ボルドー系のキャップのコーデ、の3枚のコーデ写真カバー

イベント目白押しの12月。忘年会にクリスマス、年末年始の帰省準備まで、毎日フル回転に! だからこそ、寒さ対策はもちろん動きやすいのにきちんと見える冬の賢いワードローブが必要です。12月の東京は、朝晩は1〜3℃まで冷え込む日がある一方、日中は15℃近くまで上がる日もあり、思っているより寒暖差が。揺れる気温に対応しながらイベントシーズンに華やぎを添えてくれる、おすすめの12月コーデをご紹介します。

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2024年12月の東京の気温グラフ
*出典:気象庁ホームページ「東京(東京都) 2024年12月(日ごとの値)気温」(https://www.data.jma.go.jp/stats/etrn/view/daily_s1.php?prec_no=44&block_no=47662&year=2024&month=12&day=&view=g_tem)より

 

上旬

2024年12月上旬の東京は、冬の入り口らしいひんやり感がありつつも、日中は13〜17℃まで気温が上がり、比較的過ごしやすい日が続きました。朝晩は5〜8℃前後まで下がり冷たい空気に包まれますが、日差しがあると軽いコートで快適に過ごせる日も。まだ真冬の厳しさまでは到達しませんが、寒暖差で体調を崩しやすいタイミングでもあり油断禁物。マフラーなどプラスアルファの防寒アイテムがあると重宝しそう。

 

中旬

12月中旬は一気に季節が進み、最低気温は1〜4℃まで下がり、日中も10〜14℃前後で安定。朝外に出た瞬間、空気の冷たさに冬本番の到来を感じる気温です。寒暖差が大きい日もあり、冷たい北風で体感温度がさらに下がることも。厚手ニットやウールコートが欠かせなくなり、がっつり防寒アイテムを本格的に使い始めるのがこの時期の特徴です。

 

下旬

12月下旬は一年で最も冬らしい空気に包まれ、最低気温は1〜3℃、日中も10℃前後にとどまります。朝晩の冷え込みは特に強く、外に出た瞬間に白い息が濃くなるほど。クリスマスから年末と、街は慌ただしくなり、忙しくなります。手軽に最大限の防寒ができるダウンが手放せなくなりそう。乾燥もピークに達し、肌や喉のケアも必須となります。

 

暖かい日

暖冬だった昨年は、最高気温が14〜16℃ほどまで上がり、12月としてはうれしくなるような過ごしやすい暖かな日もありました。日差しがあると、重たいコートや分厚いダウンからも解放され、ジャコットや厚手のカーディガンなどで身軽に過ごせそう。

 

寒い日

とても寒い日は最低気温が1〜2℃前後まで落ち込み、朝の空気が刺すように冷たく感じられます。最高気温も10℃を下回ることがあり、外に出るだけで体力を奪われるような本格的な冬の寒さに。朝晩はさらに数℃低くなり、ダウンの標準装備にプラスして耳当てや手袋でしっかりカバーして、最大限の防寒を。

 

トレンドの華やぎ防寒アイテムをチェック

ボアなら着るだけで洒落る!ジレならコートの中でもゴワつかない

グレーのスラックスにボアベスト、タートルニットにキャップのコーデ 撮影/川﨑一貴〈ajoite〉

ふわふわボアで可愛らしさと防寒力を兼ね備えたベストは、袖なしのおかげで動きやすいから、自転車や電車での移動にちょうどいい着心地です。コートを重ねてもごわつかず、レイヤードにももってこいで、秋から冬のスタメンに浮上。同系色のパンツを合わせてまとまりを出し、ボルドーのキャップや厚底ブーツのカジュアルアイテムと合わせて、柔らかカジュアルスタイルを目指して。

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コーデの幅が広がるジャケットコート=ジャコットが頼れる!

ブラウン系ジャケットコートに黒シャツ、ホワイト系デニムのコーデ

撮影╱嶌原佑矢〈UM〉

ジャケットコート=「ジャコット」は、ジャケット以上に防寒できるけど、コートほどかさばらない使い勝手の良いアイテム。ゆとりをもったサイジングのものを選べば、ある程度中に着込むこともできます。12月でも日中ならニット+ジャコットで充分な日も。ジャケットらしいかっちりさもあるので、ラフに着てもきちんと見せてくれる手の取りやすさも魅力です。

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暖冬気味なら上旬は軽めの防寒でOK!

<POINT>

昨年の12月上旬は最高気温が13〜17℃と比較的穏やかで、最低気温も5〜8℃前後。日中は冬の入り口らしい軽さで、外出しやすい日が続きました。軽めの寒さの日には、旬のジャコットが活躍。インナーはニットやスウェットでレイヤードすれば、防寒力は十分です。

上旬なら、ダウンなしでも乗り切れる!ジャコットのしっかりレイヤード

グレーのジャケットコートに薄緑のフリース、シャツ、ニュアンスカラーパンツのコーデ
撮影/TISCH〈MARE Inc.〉

トレンドのジャコットなら、ハーフジップスウェットと合わせてもきれいめな印象に。ベージュやグレーなどのニュアンスカラーの中に、アクセントになるグリーンを効かせて。大きめシャツを裾から出したりスポーティなスニーカーと合わせることで抜け感を出し、きれいめなだけではない上級者コーデに仕上げます。

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中旬は、ウールコート+厚手ニットで暖かコーデ

<POINT>

中旬は最低気温が1〜4℃まで下がる日が増え、寒暖差が大きくなるタイミング。朝がつらく感じる寒さです。厚手ニットを重ねて、外側はウールコートで暖かさを確保。マフラーなど防寒小物も登場回数が増えそうです。

スパンコールニットで、ナイトアウトにぴったりなきらめきを!

スパンコールニットに厚手のロングコート、ホワイト系のパンツのコーデ
撮影/渡辺謙太郎

女友だちや仕事仲間との忘年会が増えてくる12月中旬は、パーティシーンに映えるきらめき服が着たくなるはず。スパンコールで否応なしにテンションが上がるニットに白など淡い色合いのデニムを重ねる、明るめトーンの冬コーデが活躍します。しっかりした生地のロングコートを羽織り、ボリュームリングやレザーブーツで盛って、中旬の寒さにも打ち勝って!

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厳しい12月下旬の寒さは、ダウンに頼るに限る!

<POINT>

最低気温1〜3℃の日もでてくる下旬。底冷えする時期は軽量ダウンが頼れる味方です。寒さが身に染みる屋外に対して、室内や電車内は暖房ガンガンで暑いこともあるので、ダウンの中は薄手ニットで脱いだら身軽というパターンも便利!

マットな質感のダウンでしっかり防寒しながらきれいめもキープ

ニュアンスカラー(白系)のショートダウンに同系色のニット、パンツのコーデ
撮影╱嶌原佑矢〈UM〉

外に出るのも億劫になる12月下旬。それでもやるべきことが待っている忙しない年末は、パッと手に取れて、それだけで充分な防寒力のあるタフなダウンが必要。マットな質感のものやニュアンスカラーのものなら、非カジュアル派も手に取りやすいはず。カジュアルパンツと合わせてもキレイめダウンのおかげで手抜きっぽくなりません。ダウンでしっかり防寒対策できるので、インナーはシャツと薄めのタートルニットだけでOKなのも着ぶくれしがちなこの時季にはうれしいところ。

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忘年会にクリスマス、年末年始…。駆け抜ける12月はラクな華やぎ服が必要だ!

気温の上下が激しい12月は、アウターの選び方と素材感が快適さを左右します。動きやすさときちんと感を両立できる服がタスク過多な師走のママを助けてくれることうけあい。トレンドのジャコットから頼れるダウンまで、自分のための一着を味方につけて、イベントシーズンを無理なく楽しみたいもの。忙しい12月を軽やかに乗り切るためのワードローブを揃えて、心地よく年末年始を迎えましょう!

 

文/楢本美菜子

*掲載中の情報は、過去誌面や過去記事を再編集したものです。掲載商品はすでに販売終了している場合があります。

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