加藤ローサさん(40)「26歳の結婚は、気持ちに従って勢いで」【テレ東系ドラマ『婚活バトルフィールド37』主演】
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『ゼクシィ』CMで一躍注目を集めてから20年以上。女優・タレントとしてキャリアを重ね、子育てをしながらも、自分のペースで表現の場に立ち続けている加藤ローサさん。
最新作では、「美人を自負し、上から目線で婚活に挑む37歳女性」という、これまでにないほど振り切った主人公に挑戦しています。“婚活という戦場”に飛び込んだ先に、彼女は何を見つけたのでしょうか。変わりゆく恋愛観や結婚観、そしてご自身の人生選択について、率直な言葉で語ってもらいました。
Profile
1985年生まれ。16歳でモデルとして活動をスタートし、『ゼクシィ』CMで披露したウエディングドレス姿が大きな話題となり注目を集める。その後は女優としても活躍の場を広げ、ドラマや映画、バラエティ番組など幅広いジャンルで存在感を発揮。プライベートでは14歳と12歳の男の子を育てる母の一面も持ち、仕事と家庭を両立する等身大の姿にも共感が集まっている。
『体力的に大丈夫かな?』から始まった、覚悟と欲で飛び込んだ婚活ドラマへの挑戦
――今回演じられた主人公・赤木ユカは、「美人を自負し、上から目線で婚活に挑む女性」という、かなり振り切ったキャラクターです。出演のお話を受けたとき、最初にどんな印象を持たれましたか?
原作が漫画ということもあり、言葉遣いを含めてかなり振り切っているな、という印象でした。出演のお話をいただいた当時は、少しゆったりした時間を過ごしていたこともあって、原作を読んだときに一瞬、「これ、体力的に大丈夫かな?」と不安がよぎったんです。
同時に、「これをドラマで本当に成立させられるのかな」「私にできるだろうか」という迷いもありました。でも、「うるせえな、クソババア」といった強烈なセリフを見て、「こんな言葉を思いきり言ってみたい」という気持ちも湧いてきて(笑)。不安と一緒に、役者としての欲が出てきたんですよね。制作チームのサポート体制もしっかりしていると聞いて、「それなら挑戦してみたい」と思えたことで、比較的早い段階でお引き受けしました。
――婚活を「戦場」として描く本作は、かなりリアルでシビアな一面もあります。演じていて「これは刺さるな」と感じた場面はありましたか?
あります。結婚相談所のシーンですね。赤木が掲げる条件に対して、いわゆる“ある法則”を説明される場面があるんです。年収を100で割った数字の分だけ、年下の相手とマッチングできる、という考え方で。たとえば年収1,000万円の男性なら、10歳年下までが対象になる。「その人が、わざわざ37歳を選ぶと思う?」と、かなり現実を突きつけられるんです。
演じながら、「なるほど…」と納得してしまうほど、結婚相談所において女性の年齢がいかにシビアに見られているかを痛感しました。この作品には、“今”の婚活のリアルが凝縮されていると思います。婚活中の方はもちろん、既婚の方も、ぜひフラットな気持ちで観てほしいですね。
「その考え方、もう古いよ」恋愛と結婚をめぐる価値観のアップデート
――最近はマッチングアプリが主流になりつつありますが、今の婚活事情についてどう感じていますか?
周りを見ていると、マッチングアプリで出会って結婚している方が本当に増えたな、という実感があります。先日も、40代のメイクさんと20代のスタイリストさんが、どちらもマッチングアプリで出会った方と結婚した、という話を聞いて、正直驚きました。ちょうどこの作品を撮っている時期だったこともあって、より印象に残っていて。私が「この仕事って、意外と出会いがありそうなのに、そんなにないんですか?」と聞いたら、「その考え方がもう古い」と言われたんです(笑)。今は「出会いがないから使う」のではなく、「出会いたいから使うもの」。同じ価値観や想いを持った人と効率よく出会うための、最初の一歩なんだそうです。
正直、私自身はまだそこまでしっくり来ているわけではなくて。恋愛って、「この人、私のことどう思ってるんだろう?」とか、「ごはんに一回行っちゃったけど、これってどういう意味?」とか、そういう面倒くさい駆け引きも含めて楽しいものだと思っていたので(笑)。でも、劇中で多くの男性と出会う役を演じながら、「なるほど、今はこういう時代なんだな」と感じました。
――本作は「結婚できるかどうか」で終わらず、その先の価値観まで描いています。台本を通して、「幸せな結婚」について感じたことはありますか?
婚活パーティーのシーンで、「今は共働きが当たり前」という価値観を突きつけられる場面がとても印象的でした。赤木は「稼ぐ男性と結婚して専業主婦になる」という考えを持っているのですが、それがはっきりと時代遅れだと言われる。そのやり取りを通して、「ここまで価値観は変わっているんだ」と実感しました。
この作品を通して思ったのは、「幸せな結婚」に正解はないということ。時代や人によって形は変わっていくし、今の常識もまた、いつか変わっていくのかもしれない。そんなことを考えさせられました。
26歳、迷うより先に選んだ勢いで踏み出した結婚がくれたもの
――CLASSY.読者はアラサー世代ですが、加藤さんご自身は20代後半を迎えた頃、仕事や人生について、どんなスタンスで選択を重ねていましたか?
私はもともと、あまり深く考え込むタイプではなくて。もちろん何も考えずに決めたわけではありませんが、結果的にはノリと勢いで、26歳という比較的早いタイミングで結婚しました。今振り返ると、それはすごく勇気のいる選択だったなと思います。当時はただ「結婚したい」という気持ちに素直に従って、一気に踏み出した感覚でした。
結婚後は、海外や国内の地方都市で、知り合いがいない中での子育ても経験しました。今のようにスマホで何でも調べられる時代でもなかったので、現地の方のブログを読み漁りながら、手探りで毎日を乗り越えていました。
20代のまま同じ仕事を続け、整えられた環境の中で、家のことも母が担ってくれて…。そのまま大人にならなくて、本当によかった。今だからこそ、そう思えます。当時の私は、そうした“整いすぎた環境”に、理由のはっきりしない違和感を覚えていたんですよね。
「このままでいいのかな」。その答えはすぐには見えなかったけれど、今振り返ると、あの感覚が私の人生を少しずつ動かしていたのだと思います。
Information
テレ東系ドラマ24『婚活バトルフィールド37』毎週金曜 深夜24時12分~放送中
主人公・赤木ユカ(加藤ローサ)、37歳独身。美人を自負する彼女が「ここいらで結婚してやるか」と上から目線で足を踏み入れたのは、理想や条件、欲望が入り乱れる婚活という名の戦場だった。容赦なく突きつけられるアラフォー女子の婚活の現実に打ちのめされるが…。悪戦苦闘の末路を描く婚活バトルコメディーが幕を開ける。
ワンピース¥35,000リボンレーストップス¥21,000(ともにシーニュ)ピアス〈Filigran〉¥4,400左手リング〈ieLS〉¥3,520(ともにロードス)右手人差し指リング¥165,000薬指リング¥44,000(ともにマリハ)
【SHOP LIST】
シーニュ https://cygne.jp / ロードス 03-6416-1995 / マリハ 03-6459-2572
撮影/加治屋圭斗 ヘアメーク/YUTA. (CAROYS) スタイリング/大塩リエ 取材/池田鉄平 編集/越知恭子