注目の俳優・中島歩さん 年にランニング3回、筋トレ5回⁉「気負わずゆるく、”ととのえる”がモットーです」
NHKの連続テレビ小説『あんぱん』をはじめ、ドラマ『不適切にもほどがある!』『愛の、がっこう。』などの出演が話題となり、いまもっとも気になる実力派俳優、中島歩さん。今年は連続テレビドラマ初主演を果たし、大河ドラマにも出演するなど快進撃が止まりません。
画面越しについ目で追ってしまう不思議な存在感がありながら、その素顔はどこまでも自然体。世間では”遅咲き”と言われることの多い37歳・中島さんが、これまで歩んできた道と現在地、そしてこれから。“中島歩が見ている世界”を、少しだけのぞかせてもらいました。
▼あわせて読みたい
注目の俳優・中島歩さん “ろくでもない生活”に沈みかけた20代「俳優を諦めきれず、ひたすら経験を積みました」
良いアウトプットのためにも元気が出ない日は無理をせずとことん休む!
学生時代からずっと音楽が大好きで、仕事の合間に聴くのが息抜き。ジャンルを問わず、邦楽も洋楽も色々聴きます。昔はライブに行ったり作曲をしたりしていたほど、日常に欠かせないのが音楽。車の移動中や寝る前にも、何かしらの曲に触れています。特にレディオヘッドはどれだけ聴いても飽きない。ちょっと他に浮気しても、結局は戻ってくるホームみたいな存在ですね。
台本も、音楽同様に耳で聴いて覚えるスタイル。自分のセリフだけでなく、相手のセリフも実際に声に出して、録音したものを聴く。耳から入れた方がストレスなく覚えられます。
オフの日はドライブで遠出して、自然の中で焚き火をしたり釣りをしたり、ゆっくりするのが理想の過ごし方。温泉に入って、たっぷりエネルギーをチャージするのもいいですね。忙しい日が続くとすぐ風邪をひいちゃうので、元気が出ない日は無理をせずとことん休む。また次の仕事で良いアウトプットを出すための大事な時間だと思っています。
年にランニング3回、筋トレ5回!?中島歩流・コンディション管理術
俳優の仕事は過酷な現場も多いので、体力をつけたくてたまにトレーニングをしています。去年は1年間で、ランニング30分を3回くらい、筋トレは5回くらいやりました。え?少ないですか?(笑)
実はなかなか太れない体質で、それが悩み。「細くていいな〜」なんてよく言われるのですが、痩せていくのも困るというか。あまり理解してもらえなくて、つらいです(笑)。
特に去年は、NHKの朝ドラ『あんぱん』で、病気で亡くなってしまう次郎さん(主人公の夫役)を演じるために体重を落とさなきゃいけなくて。撮影終了後には、菓子パンにご飯、揚げ物、ビールをお腹いっぱい食べて飲んで、なんとか戻しました。やっぱり痩せているよりも体調がいいので、今年はしっかり食べて今より太るのが目標です。
体調管理として、気が向いたときに行っているのがホットヨガ。役作りで筋肉をつける必要がなければ、ゆるめてほぐすことを重視しています。リラックスヨガを受講することが多くて、心のどこかで癒しを求めているのかもしれません(笑)。
簡単ではないけれど、いつかは海外進出も夢見て
俳優としてのビジョンは、ずっと”特にない”と思っていました。でも振り返ってみると、昔思い描いていた通りの理想がいま目の前で現実になっていて。潜在意識の中ではきっと、この景色を見たかったんだろうなと思います。
このまま俳優として経験を積んで、色々な作品で主演を演じられる存在になっていきたい。その先に、いつか海外の作品にも挑戦してみたいな…と、ぼんやり未来像を描いています。
英語の勉強はまだ本格的にはできていないんですけど、耳で聴くことだけは続けています(笑)。まずは英語でコミュニケーションを取れるようにならないと!大河ドラマで殺陣の素晴らしい師匠に出会えたので、そういった所作も学んで活かせたらいいなと。
とはいえ、簡単ではないですよね。配信系も含めた海外作品は、世界中から優れた俳優が集まるわけですから。でもそれだけ、面白い作品に出合えるチャンスでもあると思うんです。まだずっと先の話かもしれないですが、頭の片隅に置いている夢のひとつです。
映画やドラマにかかわらず、主演でも主演じゃなくても、役に真摯に向き合って演じ切りたい。「中島が出ているなら観てみるか」と、そんな風に思ってもらえる俳優になれたらいいですね。
中島歩さん profile
1988年生まれ、宮城県出身。日本大学藝術学部在学中にモデルを始める。2013年に、美輪明宏演出の舞台『黒蜥蜴』に出演。その後は映画やドラマなど、さまざまな作品に出演し、幅広い役柄で活躍の幅を広げている。2026年には『俺たちバッドバーバーズ』で民放連続ドラマ初主演を果たし、現在は大河ドラマ『豊臣兄弟!』に出演中。
撮影/佐藤俊斗 取材・文/渡部夕子
おすすめ記事はこちら
▶注目の俳優・西垣匠さん、デビューの先に待っていた壁「誰も自分なんて見ていない」