野呂佳代さん(42)「現場で絶賛された“とっておき手土産”」【ドラマ『銀河の一票』インタビュー】
The post 野呂佳代さん(42)「現場で絶賛された“とっておき手土産”」【ドラマ『銀河の一票』インタビュー】 appeared first on CLASSY.[クラッシィ].
バラエティ番組での楽しく朗らかな姿に加え、現在は10クール連続でドラマ出演、昨年ブレイク俳優ランキング1位に輝くなど、実力派俳優としても注目を集める野呂佳代さん。そんな野呂さんが出演する新ドラマ『銀河の一票』がスタートしました。ドラマの撮影秘話や俳優として活躍する現在の心境、さらに10代の頃から憧れて読んでいたというCLASSY.の読者のみなさんへのメッセージまで語ってもらいました。
Profile
1983年生まれ、東京都出身。2006年、2期生としてAKB48に加入し、チームKとして活動。2009年からはSDN48のキャプテンも兼任。AKB48、SDN48卒業後は『ロンドンハーツ』『ゴッドタン』などバラエティ番組を中心に活躍。現在は俳優として、ドラマ『科捜研の女』や、NHK大河ドラマ『光る君へ』などに出演。是枝裕和監督の『怪物』や、2026年5月公開の『箱の中の羊』など映画にも出演し、実力派俳優として注目を集めている。
こんなにセリフが多い役は初めて。バディが黒木さんで本当によかった
――今回は主演の黒木華さんとバディを組んで、都知事を目指すスナックのママという役ですが、演じてみていかがですか?
若い頃からけっこう「野呂さんのスナックがあったら行きたいよね」みたいなことを言われていて。とても楽しく、自分なりの「スナックのママ」を演じているので、自然に馴染んでいたらいいなと思います。今回、こんなにセリフが多い役は初めてで、すごく緊張していたのですが、最初のお芝居から黒木さんが私のことを目で受け止めてくれるのを感じて、「投げたら全部受けてくれる」と気づいたんです。それからは本当に信頼して、隣で黒木さんの素敵なお芝居を見ながら勉強させてもらっていて、バディが黒木さんで良かったと心から思っています。私自身も今回、「素直に受け止めたことをやりたい」という目標が一つあるので、それが伝わっていたらいいなと思いながら、毎日とても充実した気持ちで撮影しています。
ピェンロー鍋に、なつめバター。おいしいもので幸せを共有
――ドラマではチームが一丸となって野呂さん演じる「月岡あかり」の選挙戦を盛り上げていくわけですが、実際に、出演者のみなさんとはすごく仲がいいそうですね。
とにかくめっちゃ仲が良くて、「次はあそこに行こう」とか、いろいろ話が盛り上がって「もっと話していたいな」と思ってしまうメンバーです。黒木さんはお料理が上手で、出汁から作る「ピェンロー鍋」というお鍋を作って持ってきてくれたこともあって、それがもう最高においしくて、幸せな昼食になったり。食べることが好きな方が多いので、おいしいものを持ち寄ったりと、楽しい現場です。
私が現場に持っていって好評だったのが、HIGASHIYAの棗(なつめ)バター。何年か前に小田切ヒロさんにいただいて、すごく感動したんです。元気になるじゃないですか、棗って。今回の現場でも、めちゃくちゃみんな喜んでくれて、嬉しかったですね。
――「次はあそこに行こう」ということは、すでに一緒にご飯に行かれたりしているのですか ?
はい。この間もみんながお休みのときに、6人くらいでご飯に行って、あれこれ話してすごく楽しかったです。今回が初めましての方がほとんどなんですが、自然と話せています。
ふとした瞬間に「私すげぇじゃん」と急に泣きそうになる
――『銀河の一票』は黒木さんと野呂さんが演じることが前提の「当て書き」で脚本が書かれているそうですね。あかりと、野呂さんご自身との共通点はどのようなところですか?
自分そのままでそのままやりすぎると「あかりさん?」みたいな感じでけっこう注意されてしまうので…。自分としては、スコーン!と面白くなりそうなところを少し抑えているつもりです(笑)。あとは、人のことが気になってしまう、どうしても助けたくなる性格が自分に近いかなって。あかりもいろいろな過去を抱えながら、人を助けたいという思いが強い人なんですけど、私も実際に人から相当助けられてきて、ここまで芸能界でやってこれているなと。それが、この年齢だからこそわかる。そういう部分を書いていただいて「純粋に人を思う」という面を、とても気持ちよく演じさせてもらえていると思います。
――10クール連続でドラマ出演が続き、是枝裕和監督の作品にも出演されるなど、俳優としての活躍の場が広がっていますが、今はどんな心境で現場に向き合っていますか?
最初にこのドラマのお話をいただいた時、 私がやらなかったらキャラクターを変える、とおっしゃっていただいて。 それって一番嬉しいことで、今まで感じたことがない嬉しさと「頑張りたいな」という気持ちと同時に、不安も感じてしまって。不安な部分は監督やプロデューサーと話し合っています。
佐野亜裕美プロデューサーは頼りがいのある方だし、めちゃめちゃ面白い人。これだけ色々な方が 「佐野さんがやるドラマなら間違いない」と言うプロデューサーっていらっしゃらないんじゃないかなと。すごくいい環境でやらせてもらえてるんだなって、急に泣きそうになる時もあります。 黒木さんがいて、 共演者やスタッフのみなさんがいて。「すごいじゃんここ」「私なんかすげぇじゃん」みたいな。お恥ずかしながら。
バラエティはすぐ反応が出るんですけど、ドラマや映画の場合は、翌年とか翌々年とかに、みなさんの反応や結果がわかることもあるのが、慣れないですね。今はちょっとドキドキしてる状況です。
「こういう風潮だから」「上の人がこう言っているから」は嫌い
――今回のドラマは政治がテーマです。もし、野呂さんが政治の世界に入ったらどうなりそうですか?
実際にこうする、というところまでは考えられないんですけど、「こういう風潮だからこうしておきましょう」という流れは、一見得意そうに見えて実は嫌いなタイプ。「好きなものは好き、嫌いなものは嫌い」と、性格がはっきりしていて、わからないままにしておきたくないし、あやふやにしたくない。負けたくないし、折れたくない。「上の人がこう言っているから」という考えに違和感があるので、そこに突き刺していくような人になりたいです。そういう人って、出てきても結局みんな折れていってしまうじゃないですか。それが嫌だなと思っています。
――「難しい」と感じることもある政治を描くドラマを通して、アラサーのCLASSY.世代に伝えたいことはありますか?
20代とか30代って、自分のことで精一杯になりがちじゃないですか?一生懸命生きていかなきゃいけないし、もちろんそれでもいいんですけど。
ドラマの中でも「自分のことで精一杯にならなくていい社会」という言葉が出てくるんです。当時の私自身もそうでしたし、みなさんもいろんな状況の中で、自分のことしか考えられない時期もあると思うんです。楽しさや若さで乗り切っている部分もありつつ、「将来どうしよう」という不安も抱えながら。それでもやっぱり、その自分たちが生活の中で政治をつくっていかなきゃいけない。セリフにも「政治は生活」という言葉があって、本当は身近にあるものだし、意識するだけで違うこともあるし、全部が変わるとは言わないけど、どうやって向き合っているかによって、 行動も変わってくる。
自分のことで精一杯にならなくていい社会になるのが一番いいと思いますし、そこまでいかなくても、このドラマをきっかけに、CLASSY.世代のみなさんが社会のことにも目を向けられるようになったら嬉しいです。私自身も、日常の中で自然と考えられるようになっていけたらいいなと思っています。
Information
ドラマ『銀河の一票』
毎週月曜22時〜カンテレ・フジテレビ系にて放映中。
政界を追い出された与党幹事長の娘(黒木華)が、政治素人のスナックのママ(野呂佳代)をスカウトし、選挙参謀となり都知事選に挑む、選挙エンターテインメントドラマ。豪華制作陣も話題で、『大豆田とわ子と三人の元夫』『エルピス』を手がけた佐野亜裕美プロデューサーのもと、『舟を編む』など数々のヒット作を生み出してきた蛭田直美のオリジナル脚本、『竜とそばかすの姫』などを手掛けた坂東祐大の音楽にも注目。
シャツジャケット¥41,800 スカート¥23,100(ともにル フィル)サンダル¥9,900(チャールズ&キース/チャールズ&キース ジャパン)ピアス¥18,260(ラブ・エージェイ/ZUTTOHOLIC)ブレスレット¥37,400 リング¥14,300(ともにワンエーアールバイウノアエレ/ウノアエレ ジャパン)
【SHOP LIST】 ウノアエレ ジャパン https://unoaerre.jp/ / ZUTTOHOLIC https://zuttoholic.jpn.org/ / チャールズ&キース ジャパン https://charleskeith.jp / ル フィル ニュウマン新宿 https://mix.tokyo/pages/lephil
撮影/木村敦(Ajoite) スタイリング/MaiKo yoshida ヘアメーク/MAKI 取材/加藤みれい 編集/越知恭子