申真衣さんインタビュー「結婚相手に求めた条件は『私から何も奪わない人』でした」

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すでに結婚した先輩たちに、悩ん

すでに結婚した先輩たちに、悩んだこと・よかったことを聞きました。キーワードは、自分を自分で幸せにできるということ。タイミングも、相手選びも、自分軸があってこそなのかもしれません。

「私が結婚相手に求めていた条件は『私から何も奪わない人』でした」

申 真衣さん(40歳・2015年結婚)の場合

――結婚相手に求める条件はありましたか?

夫は4歳年上で、私が新卒で入社した会社の先輩です。決め手となったのは、彼からのプロポーズ。付き合って2カ月ほど経った頃のことです。当時の私は結婚願望がなく、相手に何を求める?と聞かれると「私から何も奪わないこと」と答えていました。結婚相手に何を求めているか、は結局は結婚してみないとわからない、と今は思うんです。当時の私にとっては、彼は経済的にも精神的にも自立しているし、一人暮らしが長かったので家事もできる。私から何も奪わなそうな人だったことがよかったところでした。

――どんなデートをしていましたか?

私にも、結婚するならこんな人、とイメージしたり、万人に好かれたいと思っていた時代もありました。合コンに行ったこともあるのですが、「内勤でわりとゆるいんだよね」みたいに誤魔化してみたりして。でも、そんなふうに取り繕った自分で出会った人と、表面的にうまくいったとしても、意味がないと思うようになりました。
今の夫とお付き合いしていたとき、この人に好かれるために、と思ったことはないんです。2、3回目のデートのときに、向日葵の花束をもらいました。私のイメージが向日葵っぽいと思ったみたい。でも私は向日葵っぽくもなければ、そもそも好きでもなかった。だから、ありがとう、だけどこの花あまり好きじゃない、と伝えました(笑)。本当は料理も好きだけど、そこを評価されても合わないかなと思って料理はできないことにしていました。結婚って、基本的には一人を見つければいいだけなのに、大勢にモテるほうがいい人に出会えそうな錯覚を起こしがち。でも自分を偽って万人受けしたとて苦しいだけ。私が夫と出会ったときも、「私、こんな人です」というのをちゃんと出して、合わなそうなら先に進まないほうがいいよね、というスタンスでいました。つまりは自分らしさがマッチする人、という視点が大事なのかな、と思います。

――結婚してよかったことは?

結婚前の恋愛では、これはいつか終わるもの、と考えるタイプでした。不確定な未来の予定は絶対に立てなかった。でも結婚は、しばらく一緒にいるということ。来年の夏はあそこに行こう、という少し先の話ができるのが、とても新鮮で楽しいな、と感じました。だから子どもをもつ前は、一緒に旅行の予定が立てられる人、というのが結婚当初に思ったことでした。

しん・まい
大阪府出身。40歳。外資系証券会社に10年勤務したのち、起業。ファッションのアンテナも高く、2019年より『VERY』、『VERY NaVY』に登場。8歳と3歳の女の子のママとしても多忙な日々を送る憧れのエグゼクティブ。自身の経験から、助けになればという思いで学生のメンターも務める。