申真衣さんインタビュー「結婚して夫は一番の親友だし戦友。一番の理解者です」

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すでに結婚した先輩たちに、悩ん

すでに結婚した先輩たちに、悩んだこと・よかったことを聞きました。キーワードは、自分を自分で幸せにできるということ。タイミングも、相手選びも、自分軸があってこそなのかもしれません。

「私が結婚相手に求めていた条件は『私から何も奪わない人』でした」

申 真衣さん(40歳・2015年結婚)の場合

――結婚の年齢は適齢でしたか?

結婚したのは10年前、30歳のときです。今思えば早すぎることもなく、ちょうどいいタイミングでした。なぜなら就職をきっかけに、20代の私の価値観はガラリと大きく変化していったからです。彼と向き合うのが、自分のことがよくわかってからでよかった。もちろん夫婦一緒に変化しながら築き上げていく関係性もあると思いますし、それは人それぞれだと思いますが、私にとっては30歳はいいタイミングだったと感じています。

――結婚前にキャリアに対する不安はなかった?

プロポーズを受けたものの、入籍は必要なのか、戸惑ったことを正直に夫に話し、私たちは婚前契約書を交わしました。この契約書ではそれぞれの権利を守るためでなく、結婚に対するお互いのスタンスを確認したり、コンセプトを取り決める意味合いが大きかったです。家事は半々に、子育ても一緒に、転勤があってもなるべく一緒に住めるように努力しようなどということをその時から話し合って合意していました。夫は私が働き続けることを自然に捉えていたので、第三者に委ねられることはそうしよう、というような話もしました。結婚がキャリアの妨げになると不安に思う人もいるかもしれませんが、私にはその不安はなかったです。母が子育てを軸に生きてきた人でしたから、私も就職前まではいつか専業主婦になるという選択もある程度は視野に入れていたような記憶がありますけれど、実際に働き始めて仕事が楽しくなってくると、続けていきたいと思うようになりました。
そもそも仕事を辞めてまでしたいことがなかった。逆に仕事を続けながら結婚生活や子育てをしている先輩たちのリアルな姿を多く見ていたので、私のいた環境ではその選択のほうが普通で、結婚を期に仕事を辞めるのは意外な選択のように感じられたのです。

――どうしてそんなに仲良しなんですか?

結婚当初は、こんなに仲良くなるとは思わなかった。年月をかさねるほどに、仲良くなってきた実感があります。それは何か大きなきっかけがあって仲が深まったわけではなく、ものすごく話をしているからだと思うんです。何をそんなに話すんだ、と言われますけれど、尽きることはないですね。お互いの友達や知人、仕事の登場人物も知っていて、その人柄もわかっている。だから私たちは夫婦で話すのが一番分かってもらえると感じられる、それに尽きるんです。もうお互いが一番仲のいい存在だし、それに関しては本当によかったな、と日々実感しています。

――現在の夫との関係を一言でいうと?

子どもが生まれるなどライフステージの変化を経て、友達が減ってきたことも大きいのかもしれませんが、今はお互いが一番の親友であり戦友。一番話したい人だし、一番の理解者なんです。かけがえのない人生のパートナーと出会えたことが幸せだし、結婚してよかったとしみじみ感じます。

しん・まい
大阪府出身。40歳。外資系証券会社に10年勤務したのち、起業。ファッションのアンテナも高く、2019年より『VERY』、『VERY NaVY』に登場。8歳と3歳の女の子のママとしても多忙な日々を送る憧れのエグゼクティブ。自身の経験から、助けになればという思いで学生のメンターも務める。