篠原ともえさん(46)のキャリアシフト「予想外のアイデアで期待に応え、その意識がまた次の仕事に」
底抜けに明るいパーソナリティとカラフルなファッションで愛され、20代は舞台でも活躍。デビュー30周年となる今年は、NHK「みいつけた!」新エンディングテーマの作詞と歌をてがけるなど、一見、華麗に見える篠原ともえさんのキャリアシフトの裏には【常に自分軸を持ち、徹底的なプロ意識で仕事に挑む】という姿勢がありました。そんな篠原ともえさんのこれまでの軌跡とこれからの未来を伺います。
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篠原ともえさんprofile

1979年生まれ、16歳で歌手デビュー。現在はデザイナーとして活動中。声の出演などで参加しているNHK Eテレの教育的エンターテインメント番組「みいつけた!」では、歌と作詞を手がけた新エンディングテーマ『ぐるぐるまるっと』が放送中。作曲はシンガーソングライターの吉田拓郎さん。
「好き」の先にあった、私のキャリア
16歳で歌手としてデビューして今年で30年。この間、歌手、女優、衣装デザインなど様々なお仕事をしてきましたが常に私の根底にあるのは「作ることが好き」という思いです。
STORY世代の方は私が10代で歌手として活動していた時の印象を覚えてくださっているかもしれません。その当時も高校の応用デザイン科でデッサンや平面構成などのデザインを学んでいました。そして当時からステージに立つ時の衣装は自分でスタイリングしたオリジナルファッション。あふれるアイデアを手仕事で届けることが私にとっては自分らしくいられる大切な表現方法だったんです。
高校卒業後はファッションをより専門的に学ぶために服装学科のある大学へ進学。芸能活動も年齢に応じて徐々に変化していき、20代はミュージカルや舞台のお仕事が中心となっていきました。その現場で衣装のアイデアなどを提案していたことがきっかけとなり、ファッションデザインの仕事へと繋がっていきました。
30代ではアートワークやイラストなどデザインの仕事の幅がさらに広がっていき、松任谷由実さんのコンサートツアーの衣装デザイナーに抜擢して頂き、全6着の衣装と共に全メンバーのスタイリングも担当しました。この体験も人生の大きな転機のひとつとなっています。
撮影/井上佐由紀 ヘア・メーク/末光陽子 スタイリング/篠原ともえ 取材/安西繁美 ※情報は2025年5月号掲載時のものです。
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