第3子妊娠を発表した【舟山久美子さん】が語る“くみっきー”の誕生秘話

第3子の妊娠を報告した“くみっきー”こと舟山久美子さん。ギャルモデルのカリスマとして活躍した10代から、実はどん底だったという20代、第一子妊娠中の30代から始めたチャレンジを語っていただきました。

普通の女子高生だったんです。厳しかった親に内緒で出かけた渋谷で人生が一変

子供のころからファッションもメークも大好きで中学校2年生の時、初めて100円ショップでコスメを買いました。その時から雑誌のメークページを見て研究したり、浜崎あゆみさんの“白あゆ黒あゆ”のドアップページのメークを真似をしたりしていました。モデルデビューは高校1年生の時、渋谷でスカウトされたのがきっかけでした。父親がとても厳しい人だったので学校帰りに渋谷に行くことも禁止のなか、すごく欲しかったセシルマクビーの服を買いに、一張羅を着て内緒で休日の渋谷に出かけたことを覚えています。その時にたまたま「Ranzuki」のスナップに声をかけて頂きました。そこから「Vanilla」や「Popteen」でモデルをするように。そこから普通の女子高生だった私の人生が一変しました。

 

当時はいくつかの雑誌を掛け持ちしていたので「egg」の撮影前は日焼けサロンに通ってパッと焼いて黒ギャルに、「Vanilla」の撮影前には焼かないようにして白ギャルにと、肌トーンまで交互にしていたり。一番忙しかった時期は連日朝5:00から23:00まで、1日に5企画の撮影をしていたのでスタジオをハシゴしてました。盛り盛りのギャルメークは毎日1時間半はかかるので寝る時間を確保したくて、メークしたまま乱れないように綺麗に寝て、そのまま起きて昨日のメークを引き継いで撮影に行くなんてことも! 今では考えられないことをしていましたね(笑)。

 

それを見て毎日大変でしょ?と言われても、当時は全部が新しい世界で、自分の好きなメークやファッションを探求できる場ができたことが楽しくて。大変より楽しいが勝っていました! 今思い返してもその時間はかけがえのない時間だったなと思いますし、その時できた仲間達との絆は今も続いていています。忙しすぎて疲れきって極限状態の時って人間の本性が出ると思うんですけど、その時もずっと一緒に過ごしたからこそ、大人になった今でも隠すことも飾ることもなく本音で話せる仲間達です。ギャルって仲間意識が強いのもありますね。

 

先日我が家でポップティーン時代の先輩も同僚も集まって一緒に食事をしました。それぞれ子供が生まれていたり、新しいステージで頑張っていたりプライベートの変化の近況報告や「ポップティーンの時、実はどう思ってた?」なんて昔の思い出話などでも盛り上がりました。美容好きのみんななので悩みを相談したり、おすすめの美容やこのリップよかったよとか最近お気に入りのコスメの話も。共通の話題が絶えなくて楽しい時間でした。

どん底期を経てスキンケアブランドの立ち上げ、肌もマインドも上向きに

ギャルモデル時代から多忙でずっと休みなく走り続けていたのですが、ギャル雑誌を卒業してギャルという肩書をなくした途端、自分というものがどこにあるのかわからなくなって。何がしたいのか、何のためにやっているのか見えなくなってしまいました。それでもみんなが言う“くみっきー”でいなきゃいけないような気がして…頑張れば頑張るほど、心が疲れて、精神的ストレスで発熱したり、アレルギーが出て仕事をお休みすることになったり、もがいていた時期がありました。アレルギー体質になり、どんなスキンケアを使っても肌荒れして何も使えなくなってしまいました。ボロボロのどん底の時、ご縁で出会った方にフルボ酸という成分を教えてもらって、使い始めると、徐々に肌荒れが改善して。感動したのと同時に、自分の苦しかった経験から同じ悩みを持つ人にフルボ酸を使ってもらいたいと思い、妊娠中の30歳からスキンケアを作りはじめてブランド『HerzSkin』を立ち上げました。肌も安定していろいろなことにチャレンジしようと思う一方、その時、私生活では母になり母らしくあるには自分のこだわりを捨てなきゃいけないのかな?とも思い悩んで、髪の毛を暗めのトーンにしたり、メークも薄く、ファッションもベーシックで落ち着いたカラーでまとめたり。でもどんどん自分に元気がなくなってしまって…。だから母はこうあるべきとか型にはめるのはやめて、自分の“こだわり”や“好き”を貫くことにしています。ギャルはこだわりの塊!(笑)好きを極めていたからこそ、大人になった今でもやりたいことを明確に見つけやすいし、入り込むこともできているんじゃないかって思っています。

〈モデル衣装〉ブラウス¥25,300(ティアラ)ピアス¥50,600(ココシュニック)リング¥16,500(ココシュニック オンキッチュ/ココシュニック)バッグ¥8,800(カカトゥ/アンビリオン)

本記事は、美ST編集部が取材・編集しました。「美ST」は16年以上にわたり、40代&50代女性の美容とライフスタイルを追求してきた月刊美容誌です。

撮影/福永俊樹 ヘア・メーク/yumi(Three PEACE) スタイリスト/田中梨奈 取材/関根実凡 編集/矢實佑理

美ST