大人の気品と愛らしさと。【愛子さま】お人柄あふれる「柄物ファッション」の軌跡
愛子さまが大学ご卒業後、本格的にご公務に臨まれるようになってから、約2年。さまざまな“初めて”を経験されるなかで注目を集めてきたのが、愛子さまらしいファッション。なかでもSTORY編集部が注目したのは、意外にも多い【柄物スタイル】です。小花柄やチェック、ボーダーなど、親しみのある柄を品良く取り入れながら着こなしに変化をつけ、等身大の魅力で着こなされる愛子さまのスタイルを、放送作家・皇室ライターのつげのり子さんに伺いながら振り返ります。
皇室ライター・つげのり子さん、愛子さま【柄物スタイル】の印象は?
「愛子さまの着こなしからは、控えめで慎ましい印象を受けます。20歳のお誕生日に公開されたお写真のお召し物は、まさにその象徴。フレッシュさよりも、シックで知的な雰囲気が際立っていたように感じます。ご公務のお召し物でも、「主役は自分ではない」という謙虚なお人柄が表れているのではないでしょうか。一方で、単独でのご公務が増えていく今、少しずつご自身らしいスタイルを模索されているようにも感じられます。小花柄は幼い頃からよくお召しになっていましたが、チェックやボーダーといった柄を取り入れたスタイルは、これまでとはまた違った新鮮な印象です。以前、ご自身の性格を「人見知り」と分析され、「克服したい」とお話しになったこともありました。ファッションにおいても、着慣れたものや控えめでベーシックなスタイルから少しずつ新しいものに挑戦しながら、ご自身のスタイルの幅を広げていらっしゃるのかもしれません。これからご公務の経験を重ね、ご自身らしい装いが確立されていくのではないでしょうか」(つげさん)
成長されたお姿にハッとさせられた、20歳の誕生日
赤いラインのアクセントが効いたグレンチェックに、マキシ丈のブラウンのワンピース。ジュエリーはネックレスはおつけにならず、イヤリングのみと、成年皇族らしいシックな装いです。
「愛子さまのお姿を拝見する機会が増えていき、国民からの期待が高まる転機となったのが、20歳のお誕生日でした。公開されたお写真でお召しになっていたのは、若々しいパステルカラーではなく、グレーにブラウンを合わせた落ち着いた装い。その知的で品のある佇まいに、ハッとさせられた方も多かったのではないでしょうか。控えめで慎ましいお人柄が、装いにも表れているように感じます」(つげさん)
ご静養時はリラックス感溢れるスタイルで
2024年5月 天皇ご一家、御料牧場にてご静養(写真/JMPA)
2024年9月 天皇ご一家、那須でご静養(写真/JMPA)
2025年7月 天皇ご一家、那須でご静養(写真/JMPA)
初の単独地方公務では、品良くフレッシュに!
ネイビーのショールカラージャケットに膝下丈のスカート、パールのネックレスとイヤリング、黒のパンプス、フォーマルなバッグと、清楚で端正なスーツスタイルを選ばれた愛子さま。そのインナーに合わせられたのが、ボーダーのトップスでした。きちんと感を保ちながらも、決して派手すぎないボーダーが程よいアクセントに。等身大のフレッシュさを感じさせる柄の取り入れ方に、これまでとは違う新鮮さを感じます。
「パールのジュエリーで公務にふさわしいフォーマル感を保ちながら、ボーダーで程よくフレッシュさを添えた、今の愛子さまならではの新鮮な着こなしです。この年、『国民スポーツ大会』が開催された佐賀は、美しい海に囲まれた土地。そんな佐賀に寄り添うように、さりげなく“マリンスタイル”を取り入れられたのかもしれません」(つげさん)
伝統的な行事では、クラシカルな雰囲気を意識
2025年2月 鴨場外交団接待にて(写真/JMPA)
2025年12月 鴨場外交団接待にて(写真/JMPA)
華やかな場では、花柄のレースを選ばれて
淡いブルーの総レースのワンピースは、Iラインのすっきりとしたシルエット。一見シンプルながら、ウエスト部分に斜めの切り替えを施した、デザイン性の高い一着です。愛子さまのお印であるゴヨウツツジによく似た花柄のレースは華やかさがありながら、淡いブルーの控えめな色合いが上品さを引き立て、決して派手になりすぎない優美な装いです。
「このワンピースは、ラオスをご訪問された際にもお召しになっていた一着。落ち着いた装いを選ばれることが多い愛子さまですが、演奏会など、ほかのお客さまも華やかな装いで出席される場では、その場の雰囲気に合わせて、レースのような特別感のあるアイテムを選ばれているように感じます。交響楽団の演奏会は、音楽に耳を傾け、五感を研ぎ澄ませて楽しむ場。だからこそ、視線を集めすぎないよう、淡いブルーの優しい色合いを選ばれたのかもしれません」(つげさん)
教えてくれたのは… 放送作家・皇室ライター つげ のり子さん
テレビ東京・BSテレ東『皇室の窓』の放送作家。西武文理大学非常勤講師。2001年の愛子内親王殿下ご誕生以来、皇室番組の構成を担当し、皇室研究をライフワークとしている。ワイドショーから政治経済番組、ラジオ番組まで様々な番組の構成を手掛ける。著書に『天皇家250年の血脈』(KADOKAWA)『素顔の雅子さま』『素顔の美智子さま』(河出書房新社)などがある。
取材・文/味澤彩子 構成/今野 葵
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