「どれだけ寝ても疲れが取れず…」タレント・雛形あきこさん(48)新習慣で、年齢不調の”悔しさ”を卒業

更年期は誰にでも訪れるとはいえ、その向き合い方と準備は様々。今回お話ししてくれた雛形あきこさんは、必ず来るであろう不調を冷静に見越して、心と体の準備を怠らない、知的な対処法を選択していました。

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雛形あきこさん profile

1978年1月27日、東京都生まれ。48歳・タレント。1992年にドラマでデビュー後、グラビア活動を経て、バラエテイ番組などでも活躍。10月16日には、22年ぶりの写真集の発売が決定している。Instagram(@akiko_hinagata)での発信も人気を集めている。


夫のほうが更年期に詳しく見張ってくれたり(笑)

— グラビアやバラエティ番組でも人気を博し、今は俳優としても存在感を発揮する雛形あきこさん。そんな彼女のヘルシーな魅力は40代後半になっても衰え知らずと言ってもいいでしょう。更年期に関しても、ご主人のほうが詳しいくらいで、何年も前からサポートしてくれているそう。

今年、48歳になりましたが、今のところはっきりとした更年期症状は感じていません。ただ45歳くらいから、少し寝つきが悪くなったり(*1)夜中に目が覚めやすくなったり、疲れやすくなったと感じる程度です。健康や美容面では私よりも夫のほうが敏感なので、女性ホルモンを補うようなサプリや漢方薬を勧めてくれたりします。

【*1・寝つきの悪さ】

更年期には、女性ホルモンの急激な減少により自律神経が乱れ、入眠しづらくなる傾向があります。ストレスや不安なども感じやすくなる年代なので、寝る前の1時間半前に湯船にゆっくりつかったり、寝る前のストレッチなどもおすすめです。

体力作りにパーソナルトレーニングを

婦人科の定期検診でも、まだ女性ホルモンの検査はやらなくていいようで、血液検査はしたことがありません。ただ、30代と40代では体の疲れ方や回復力がぜんぜん違うことは実感しています。以前は少し眠ればすぐに回復したのに、だんだんどれだけ寝ても疲れが取れなくなりました。私はもともと、すごく体力には自信があるほうだったんです。長時間の仕事も苦ではなかったし、リカバリーも早いほうだったので、それが基礎体力が低下した現実を目の当たりにしてちょっとショックを受けてしまって。昔の私ならもっと頑張れたのにと思うと悔しくて(笑)、少し前からパーソナルトレーナーの方について、トレーニングを始めました。

実は運動は苦手なほう。今もトレーニングに行く前は憂鬱な気分になることもしばしば。でも約束したからには行かなきゃならないので、毎回重い腰をあげて行っています。

私の性格上、普通に一人でジムに行って黙々とトレーニングするのは向いていないと自覚しているので、迷わずパーソナルトレーニングを選びました。トレーニングの目的は基礎体力アップと、丸いお尻を作ること! もともとお尻に厚みと丸みがないほうなので、理想のお尻作りのために、指導していただいています。その先生は美尻トレーニングでは実績のある方で、ネットで検索して申し込みました。行く前は本当に気分が乗らず、自分で予約したはずなのに全く楽しくない(笑)のですが、行くと少しテンションが上がって、自分では絶対無理、と思うような重さのプレートでもなんとか持ち上げることができたりしています。

とはいえ、片足を後ろのベンチなどにひっかけて、片足だけでスクワットする「ブルガリアンスクワット」を15回3セットする時間は本当に苦痛(笑)。そのトレーニングをいちばん最初に行うのですが、その壁がもっとも高く感じます。でも最近、かなり美尻に近づいてきて、プリッとしてきました。変化があると嬉しいので頑張ろうと思い、でもトレーニングの日が近づくと憂鬱になる、その繰り返しです。

食事は気にかけつつも、制限はなし

食事の相談もしたりしますが、特にカロリー制限を設けたりはしていません。

パーソナルに行かない日や、仕事で地方に行ったりする時は、ゴムバンドで自主トレーニングもしています。使っているのは張力が異なる、太めのラバー素材のバンド。伸びる力が違うので目的や部位に合わせて使い分けています。おもに、両方のふくらはぎにかけて、ヒップアップしたり、太ももにかけてスクワットしたり。実感としては、少しずつ効果が出ているんじゃないかと思っています。

食事に関しては、制限はかけていませんが、意識してイソフラボンを摂るようになりました。特に30年ほど前から毎朝欠かさず食べているヨーグルトに2〜3年前から黒豆を入れています。ヨーグルトは、どこでも手に入るので継続しやすく、腸活にも効果があると思います。できればいろんな種類の菌を取り入れたいので、メーカーは特に決めず、甘くないヨーグルトを時々種類を変えながら、そこに「ヨーグルトに入れる黒豆」という商品をネットで見かけて入れるようになりました。フルーツを加えたり、先日行ったグアムではアサイーを入れてみたり、気分や流行によってアレンジしています。

またニンニクも料理によく使います。普段からよく入れていますが、疲れが取れない時などは、多めに入れて元気回復を狙います。お肉や野菜、パスタ、チャーハンなど、入れられるものにはなんでも入れちゃいます。また、夫婦でお花が好き。私がミモザが好きなので、結婚記念日に旦那さんが花束をくれたり、庭で育ててくれたりしています。種が取れてからは、まだまだ小さいのですが一から育てています。

夫婦二人三脚で楽しく 乗り越えていきたい

— 健やかに自分なりのペースで。できる範囲での筋トレや、食事への意識を高めるなど、雛形さんの更年期への向き合い方は自然体で、私たちも取り入れられそうなものが多そうです。

14歳から30年以上も仕事を続けてきました。はじめはすごく忙しくて、プライベートは全くありませんでした。でも、仕事に関しては、最初から自分の好きに決めていい部分があって、そこまでストレスを感じすぎたりすることもなく過ごしてきました。自分としては仕事に比重を置きたいわけでも、プライベートの充実のほうが大事!と思っているわけでもなく、好きな仕事を続けられているうえで、私生活も大切にできる、今の生活はとてもバランスがとれているなと思っています。

13年前に今の夫と結婚し、2年前に夫婦で会社を立ち上げたこともあって、新たなフェーズに入ったような感覚。今は公私も一体というか(笑)、仕事もプライベートも夫婦二人三脚で協力しあっていることも、精神的にはプラスに働いている気がします。娘も成人して家を出ていますので、子育ても一旦終了していることも大きいのかもしれません。これが5年10年後ろにずれ込んでいたら、自分の体力気力ともに、夫婦独立して第2フェーズへ、という展開は難しかったのかもしれません。若い時に子どもを育てて、50代になる前に、もうワンアクション起こせるのは、いろいろなタイミングが噛み合って、結果的に良かったのかもしれないと感じています。

更年期という期間は誰にでも訪れるもの。それを必要以上に怖がってしまったり、避けようとするのはむしろもったいないことだと思います。50歳前後というのは、まだまだ踏ん張りがきく年代。自分の中のエネルギーを新しいことにチャレンジする方向に持っていく工夫ができるはずです。義務感で「頑張らなきゃいけない」と思うのではなく、楽しいこと、好きなことを見つけて、それを自分のエネルギーとして取り込めたらいいんじゃないでしょうか。

推し活でもいいし、運動でもいいし、好きなドラマを見るのでもいいし、何か情熱を傾けられるものを40代のうちに見つけておくのは大事かなと思います。私は「更年期」という言葉にネガティブなイメージは持っていないんです。誰でも通る期間ですし、肉体的には多少衰える部分はあっても、まだまだカバーできる年代。「今がいちばんキレイのベスト」と思って、無理に若い頃に戻そうなんて考えませんね。更年期はもう一段階変わる時期だと思うので、今を楽しんで、今後の人生を再構築できるチャンスなのではないでしょうか。この期間を有意義に使って、今を存分に楽しめば、きっとよりよい50代60代が過ごせる気がします。

ドットトップス¥36,300ドットパンツ¥44,000(ともにバーニーズ ニューヨーク)バッグ¥38,500(リンレザー)ピアス¥13,200リング¥13,200ブレスレット¥39,600ブレスレット¥33,000(すべてアダワットトゥアレグ/ザ エディット ストア)

撮影/田頭拓人 ヘア・メーク/野口由佳(ROI) スタイリスト/二井里佳子 取材・文/柏崎恵理 撮影協力/カフェ レ ジュ グルニエ 青山 ※情報は2026年10月号掲載時のものです。

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