大草直子さんがオススメする「パンツの名品」は今いちばん気になるカラーで
今月の『スタイリスト・大草直子さんの一押しアイテム』をご紹介します!
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UNITED ARROWSのパンツ
最近気になる色、ナンバーワンが、このパンツのようなレモンイエロー。小銭入れ、バッグ、スカートと手に入れて、次はパンツかな、と思っています。
まず、どうしてこの色に惹かれるかというと、とにかく、見ていると気分が上がりませんか? 自分なりに分析すると、「おしゃれをすること」が、内省の時代から、外へのアピールに変わったからではないかな、と思います。コロナに翻弄された3年間、装いの軸は、「心地良いか」「洗えるか」みたいなものになっていました。対して、ドラスティックに時代が変わった今、内向きだったベクトルは、外向きに軽やかにシフトし、いかに気持ちを上げてくれるのか、周囲にも自分にも華やかさをアピールできるのか、が大事になりました。
というわけでの、レモンイエロー。まさにビタミンCたっぷり、エナジェティックな色は、理屈ではなく、私たちの心を揺さぶり、おしゃれをすることのエンジンを全開にしてくれるのです。
顔色に合う? 口紅は何色? 深く考えなくても大丈夫です。「顔から遠く離す」ことで、今まで経験がない色も、すっと取り入れられます。
デザインは、ごくシンプル。太ももにゆとりがあって、裾に向かって自然に細く。さらに、センタープレスが入っているから、美脚効果も期待できる! ベーシックなワードローブが多い人こそ、直感に素直になりたい。
際立つのになじむ。実は使えるレモン色
使いやすい、ややハイウエストの仕様ながら、ウエストの一部にゴムを使用しているから、とにかく楽。ネイビーと合わせて仕事のシーンで、白や淡いグレーと合わせるなら、休日にも使えます。パンツ¥18,700(ユナイテッドアローズ/ユナイテッドアローズ六本木ヒルズ店)
大草直子・スタイリスト、エディター。1972年東京都生まれ。「ヴァンテーヌ」(現在休刊)の編集者を務め、その後フリーランスに。3月はニューヨーク、4月はミラノ。私の「旅人生」も何章目かを迎えました。ただ、まだパッキングに慣れなくて失敗ばかり(泣)。
撮影/佐藤 彩 スタイリスト・取材/大草直子 ※情報は2023年5月号掲載時のものです。
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