入れる具材次第で、気になる栄養をちょうどよくとれる「鍋」は、究極の時短&バランスごはんです。「いつも元気で疲れ知らずなんです」と語る、料理研究家のほりえさわこさんに、体をいたわる美味しいレシピを教わりました。
”ちゃんとしなきゃいけない”から
解放される鍋は最高の免疫力アップごはん!
ほりえ先生に「免疫力アップできる食事を教えてください」とご相談したとき、教えていただいたなかで心強かったのが「三食バランスよくとることがもちろん大切だけれど、毎日じゃなくていいんです。赤(タンパク質)、黄(炭水化物)、緑(野菜)がまずはとれていれば大丈夫! お鍋も立派な料理のひとつだと思いますよ」という言葉。
例えばこちらの「ぎっしりきのこ鍋」
食物繊維たっぷりが嬉しい
「脇役になりがちな、旬のきのこを主役にした鍋。きのこの食物繊維のなかのひとつには、免疫食をアップさせる効果があります」(ほりえさん)
きのこは数種類使ったほうが香りもよく、栄養的にもおすすめ。
【材料(2~3人分)】
きのこいろいろ……5~6パック
青ねぎ……1わ
ごま油……大さじ1
塩……小さじ1
牛切り落とし肉(豚肉でも)……200g
焼肉のたれ……大さじ3
顆粒スープの素……小さじ2
水…3カップ
しょうゆ、黒こしょう……各少々
切り餅……適量
つくり方
❶きのこはそれぞれ石づきを取って一口大にし、土鍋に入れてごま油と塩をまぶす。
❷牛肉に焼肉のたれをもみこみ、1の上に2~3か所にまとめておき、食べるときに顆粒スープの素、水を加えて蓋をして火にかける。
❸煮立ってきたら肉をほぐし、しょうゆで味を調えて黒こしょうをかけ、ねぎをちらす。
❹シメは1/4サイズに切った切り餅をしゃぶしゃぶして。
加熱すると、お餅がとろとろとに溶けつつスープになじんで、つるっとのど越しよく食べられます。
栄養士・料理研究家
ほりえさわこさん
祖母、母(堀江ひろ子さん)、ご自身と3代にわたる料理研究家一家。美味しい、簡単、体にいい料理のレパートリーはお手のもの。
12月号では、この他にも使えるレシピを多数紹介。是非、お試しくださいね。
撮影/北川鉄雄 取材・文・スタイリング/新里陽子、澁谷真里 編集/菊池由希子