ハワイにロングステイ希望の人必見!不安を解消する医療事情&市販薬カタログ
ハワイに滞在した際、医療機関にお世話にならないのがいちばんですが、環境が変わって体調を崩したり、持病があったりする場合もありますよね。もしもの時のために、ハワイの医療事情を把握しておくと安心です。そこで今回は、ハワイの医療に関する知識や市販薬、簡単な医療用語をご紹介します。
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目次
- 日本とハワイ受診方法の違いはある?
- 持病がある…事前準備は?
- 海外旅行保険って必要?
- 救急車を呼びたい
- 症状別だから迷わない!市販薬カタログ
- 知っておきたい!医療用語まとめ
日本とハワイ受診方法の違いはある?
ハワイの基本はファミリードクター制
日本でも「かかりつけ医制度」として浸透し始めている制度。ハワイ(アメリカ)では、一般内科の医師がファミリードクターになっていることが多く、予防接種や健康診断などで習慣的にそのクリニックに行くのが一般的。そのため、体調不良のときはまずはファミリードクターに診察をしてもらい、必要な場合は専門医に紹介してもらうシステム。
診察時は予約が基本
クリニックを訪れる場合は、事前予約が基本。予約時に症状などを聞かれるので、日本語が通じる病院を滞在先の近くで探しておくと安心。緊急の場合は、ワイキキにあり24時間対応の医療機関や、日本語で対応しているクリニックに連絡しよう。症状や状況に応じて、適切な対応をしてくれる。
軽めの症状は医師以外も診察
アメリカにはフィジシャンアシスタントPhysician Assistant(PA)や、ナースプラクティショナーNurse Practitioner(NP)という医療職がある。PAは医師に近く、医師の右腕に値するポジション。NPは看護師のなかでも薬の処方などができる。処方箋をもらうだけや、軽い症状の場合、PAやNAでも診察ができ、医師にかかるよりも安価に受診できる。
持病がある…事前準備は?
お薬手帳と英文の処方箋を忘れずに
持病がある人やいつも飲んでいる薬がある人は、お薬手帳を持参すると安心。薬を紛失した際などに、日本語が通じる病院に行けば、すぐに同じ薬を処方してもらえる。また、咳止め薬や利尿剤、抗うつ剤などは入国時に関税で申告が必要な場合がある。必ず英文の処方箋リストを持っておこう。
海外旅行保険って必要?
滞在期間に関係なく必ず加入して
アメリカの医療費は日本に比べるとかなり高額なケースが多い! そのため滞在期間に関係なく、海外旅行保険には必ず加入しておきたい。基本的には歯科治療は保険の適用外だが、ケガなどによる外傷の場合は適用になる場合もある。最近では歯科治療のオプションが付けられる保険もあるので事前に確認してから加入して。
救急車を呼びたい
とにかく迷わず「911」へ
アメリカでの緊急電話番号は、火事、救急、犯罪どれでも911に統一されているので、救急車を呼びたい場合も911にまずは電話を。英語で説明できなければ「Japanese Speaking」と言えば、日本語が通じる担当者につないでくれる。
症状別だから迷わない!市販薬カタログ
病院に行くほどではないけれど、薬は飲んでおきたい…。そんなときは、ワイキキの中心にもあるロングス・ドラッグスへ。指さしでも買えるカタログ持参で、間違えずに市販薬を入手しよう。
風邪薬(オールインワン)『デイキル』鼻づまり、解熱・鎮痛に対応する総合感冒薬。夜用もある。咳止め『ロビタシン』せきや鼻づまりに作用する。症状別に数種類ある。のどの痛み『セパコール』薬用のどあめ。即効性が高いとされるがのどが痺れるような感じがすることも。胃痛『プリロセック』強い胃痛や胸やけに。日本では処方箋薬。痛み止め『アドビル』イブプロフェンの商品名で、腰痛などのほか片頭痛にも対応する鎮痛剤。虫刺され『ベナドリル・イッチ・ストッピング・クリーム』蚊やダニなどの虫刺されに。かゆみ止め。知っておきたい!医療用語まとめ
使わないのがベストだけれど、万が一のためにこれらの医療用語や症状を表す言葉は英語で覚えておきたい。
ambulance……救急車
cough……咳
dizziness……めまい
fever……高熱
headache……頭痛
influenza/ flu……インフルエンザ
medical certificate……診断書
nausea……吐き気
prescription……処方箋
runny nose……鼻水が出る
sore throat……のどの痛み
stomachache……腹痛
sunburn……日焼け
toothache……歯痛
ハワイ専門情報マガジン「アロハエクスプレス」169号
※記事の内容は2024年3月現在の情報です。
構成/アロハエクスプレス編集部、Mart編集部