筧 美和子さん「夫が 2 カ月の育休取得。次があるとしたら改善点も見えた!」

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この春第一子となる男の子を出産し、今回が産後復帰の撮影となる俳優・モデルの筧 美和子さん。2カ月と早期で復帰した理由のひとつに、産後ケア施設の経験もあったとか。つわりで苦しんだ妊娠中から産後の夫婦関係のエピソード、寝不足でイライラした経験!?まで、復帰にいたるまでのあれこれを赤裸々に語ってくれました。

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安定期前はハードなつわりで、 サプリでも戻していたほど。 ベッド脇に夫が置いてくれる こんにゃくゼリーに救われました

――出産、おめでとうございます! 産後2カ月過ぎたと思いますが、妊娠が判明した当初、すぐにつわりに悩まれたそうですね。

「2カ月間は、ひたすら船酔いしているような具合の悪さ。食べられるものがほとんどなく痩せてしまって、せめて栄養だけでも、と思ったサプリですら受け付けない時期がありました。安定期に入る前は撮影現場でも限られた人にしか伝えておらず、さすがに急に走るシーンの撮影が入ったときなどはお伝えしたのですが、当時はヒヤヒヤしました。私の場合はマネージャーさんが間に入って調整してくれていたのですが、VERY読者のみなさんは仲介の方もいない場合が多いと思うので、悩まれたことあるんだろうなと想像しました」

 

――パートナーさんは寄り添い型でサポートしてくれたとか?

「『自分にできることはないから、とにかく側にいるね』と寄り添ってくれる感じでした。当時唯一口にできたのがこんにゃくゼリーで、『これなら間違いない!』と思ったのか、ベッドの脇にこんにゃくゼリーを欠かさず置いておいてくれました(笑)」

夫の育休取得もあり、里帰りはなし。 余裕がなくなって 「私こんな性格だっけ」 と思ったことも

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――パートナーさんは育休を取ってくれたそうですね。育休取得はもともと決めていたのでしょうか?

「夫は妊娠中から『一緒に育児をしたいから育休を取りたい』と言ってくれていました。二人で相談して1カ月はまるまる休み、2カ月目は在宅でリモートワークに。それもあって里帰りはしなったのですが、実は私のきょうだいが今年は出産ラッシュ。姉と弟のところにもそれぞれ赤ちゃんが生まれたので、通いで来てくれていた母はてんてこまいだったと思います。

 

――育休中に育児と家事の分担でもめたこともあったとか?

「みなさん第一子はそうだと思うのですが、私も夫も赤ちゃんのお世話をするのは人生初。お互いに未熟な状態で、毎日がてんやわんやでした。初めのころは夜間授乳の際も夫が一緒に起きてくれていたのですが、彼は睡眠不足が顕著に出るタイプ。見るからに翌日疲れていて()、私は職業柄、細切れ睡眠に慣れてはいるものの、毎日続くと疲労が蓄積。お互いに睡眠不足が続くと些細な一言でぶつかってしまうこともあり、このままだと共倒れしてしまう、と話し合いながら試行錯誤。最終的に夜間授乳は私で夫は別部屋で寝る、午前中は私が休んで夫は抱っこ紐をしながら洗い物をしてくれたり、散歩に連れて行くなど分担するようにしてだんだんペースがつかめてきました」

 

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――VERY読者の中には、産後夫婦関係がギスギスしてしまうケースも。筧さんご夫婦はどうでしたか?

「やはり睡眠不足は人を変えますね()。いくら不規則な生活に慣れているとはいえ、これまでなら何でもなかったことでなぜかイライラしてしまったり、疲れなどから余裕のない時期もありました。今振り返ってもその時期は笑うことがなくなっていたな、と。今はお互いに息抜きする時間を作ったり、一人で抱えずに言葉にして伝えることも大事だなと思うようになりました」

限界に達したときに訪れた 産後ケア施設。 これからは無理せず 人に頼ろうと思えました

――産後ケア施設を利用したと伺いましたが、産前から予定していたのですか?

「産後1カ月半を目指して産前から予約していました。ちょうど『私、こんな性格だったっけ?』と自己嫌悪に陥ってしまう瞬間が増えたころで、23日だったのですが、産後初めて心も体も休まった気がしました。毎日小さな命を自分の責任で守ることに一生懸命だったのが、プロの力を借りて安心して休むことができる。自分もしっかり眠れて、ご飯も食べて、心身ともにリフレッシュしたときに、ようやく元の人格を取り戻せた感覚がありました。そこから、他人の手を借りてでもちゃんと休んで余裕を持つのが大事!という意識が生まれたのは大きかったです。赤ちゃんはもちろんかわいい。でも私も元気でいることも大切だなと思い、大好きな仕事も自分のペースで始めていきたいなと思うようになりました。そして今回は第一子にしていきなり夫婦だけで始めた育児。貴重な経験にもなりましたが、もし次があるとしたら絶対産後ケア施設に頼りたい!と思っています」

産後ケア施設での一コマ。しっかり休めたことで、さらに赤ちゃんを可愛いと感じることができました。

時には夫や母やシッターさんに赤ちゃんを見ていてもらって、友人とランチに出かけることも。

―改めて、妊娠・出産を経て、今思うことは何ですか?

「出産が想像とはまったく違うものになり、直後は喜びと同時に痛みや苦しみ、戸惑い…本当にさまざまな感情が一気に押し寄せてきました。そのなかで、自分の視点がぐっと広がっていくような感覚があったんです。不思議と『これは記録に残しておかなくちゃ!』と思い、当時の気持ちを動画に残していました。後にYouTubeで公開すると、同じような経験をした方や、これから出産を控えている方などから想像以上にたくさんの反響をいただいて。これまでプライベートなことに関してはわりと保守的になってしまうタイプだったのですが、今回は『出産ってこんなに大変なんだ』ということを身をもって実感したからこそ、あくまで私の一例ではあるけれど、このリアルな経験を世の中に知ってもらいたい!と、使命感のようなものが湧いてきました(笑)。今回VERYで産後のことをいろいろお話ししてみたいと思ったのも、今の私だからこそ表現できること、話せることがあるかもしれないと思ったからです。出産を経て、自分の中に新しい視点や感情がどんどん生まれていて、赤ちゃんから新しいエネルギーをもらっているな、と日々感じています」

Profile

筧 美和子

1994年3月6日生まれ。グラビア活動ほか、リアリティ番組で注目を集めファッション誌「JJ」では専属モデルを務める。現在は俳優&タレントとして活動。自然体なトークが人気のYouTubeほか、昨年開始したPodcastも赤裸々トークで女性ファン多数。今春第一子となる男の子を出産。

衣装/筧さん私物(ともにENOF)
撮影/saki sakabe ヘア・メーク/森永瑠衣〈mfn〉 取材・文/亀井友里子

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