更年期の“なんか臭う”本当の原因は?医師が教える正しいニオイ対策
ニオイの原因は汗ではなく食生活や生活習慣にあるかも。更年期とともに変わる汗とニオイの関係から対策まで、大人が知っておきたいニオイの基本を医師が解説します。
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1.更年期とともに変わる、“汗とニオイ”の関係は?
美ST世代は、皮脂腺から分泌される脂肪酸が酸化し、加齢臭の一因とされる2-ノネナールが出やすくなることも。さらに更年期で発汗量が増えると、汗が皮膚や衣類に残る時間が長くなり、ニオイを感じやすくなります。
2.“疲れている日は臭いやすい”って本当?
ストレスで交感神経が優位になると、ワキから粘り気のある汗が出やすくなります。これが皮膚の常在菌に分解されると、ニオイが強くなることも。さらに口の渇きや睡眠不足も口臭や体臭を強める原因に。
3.“サラサラ汗”と“ベタつく汗”で、ニオイは変わる?
ベタつく汗は、ニオイを強く感じやすい傾向に。夏のはじめや運動不足、睡眠不足、ストレス過多のときに出やすく、衣類にも残りがち。普段から適度に汗をかく習慣をつけると、サラサラな汗に近づきます。
▶︎ ニオイのチェックリスト
☑︎汗がベタベタしていて、乾いた後塩っぽさが残る
☑︎普段汗をかきづらい、汗をかく習慣がない
☑︎汗が一気にどっと出ることがよくある
☑︎食事は脂の多い肉や加工肉が多く、野菜・海藻・豆類・魚をあまり摂らない
☑︎過労や睡眠不足が続いている
☑︎お風呂はシャワーだけで済ませることが多い
☑︎同じ靴を何日も続けて履いている
☑︎いつもエアコンが利いた環境で過ごしている
☑︎夏バテしやすい
☑︎口が渇きやすい
チェック項目が多いほど嫌なニオイを発している可能性があります。汗は皮脂、菌、湿度、衣類、食事、ストレスが重なって悪臭につながります。ニオイの原因は複合的なので、これを機に自分の食生活や生活習慣を見直すのがおすすめです。
▶︎ 汗は悪者じゃない!
“残った汗”を放置するとニオイの原因に
汗そのものはほぼ無臭ですが、皮膚や衣類に残った汗が、皮脂や角質、常在菌、湿気と重なることでニオイが発生します。特に夏は発汗量が増え、湿度によって汗が蒸発しにくいため、皮膚や衣類が蒸れた状態に。すると菌が繁殖しやすくなり、“なんとなく臭う”につながります。とはいえ、発汗は体温を調整するために欠かせない冷却機能。無理に止めるのではなく、「汗を残さない」「衣類を蒸らさない」「体の内側を整える」ことが大切です。さらに35歳以降は、皮脂の酸化によるニオイやストレス臭、衣類・寝具の残り臭に加え、更年期前後のホルモンバランスの変化による発汗なども重なりやすくなります。酸っぱい汗臭、ワキのスパイス臭、足のチーズ臭など種類もさまざま。汗をこまめに拭く、衣類を替える、制汗ケアを取り入れるなど、一般的なニオイ対策をしても改善しない場合は、一度医療機関に相談を。
教えてくれたのは…
体臭に悩む方も多数来院。総合内科・呼吸器・アレルギーの専門医として、薬だけに頼らない栄養療法や点滴療法も組み合わせた総合的診療を行います。ニオイの原因もさまざまな角度から診察。https://th-clinic.com
『美ST』2026年8月号掲載
イメージ写真/PIXTA 取材/棚田トモコ 編集/末乃玲奈 再構成/Bravoworks,Inc.
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