【韓国ドラマ】「スカッとしたい」40代へ!次に見たい ”不条理をぶった斬る”痛快・名作〈4選〉
今の時季は、仕事に、家族のケアに大忙し。暑さも続くし、心も体も少しキャパオーバー気味になりがちです。 そんなときこそ、【韓ドラ】でスカッと気分をリセットしませんか? 現代のヒーロー的な主人公に共感しながら、不条理を鮮やかに蹴散らす姿に、見終わる頃には気分爽快! 晩夏~涼しくなり始める9月。「スカッとしたい!」気分にぴったりの”サイダー系”、痛快・韓国ドラマ4選をご紹介します。
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未成年をめぐる“理不尽”を、真正面からぶった斬る! 胸のすく社会派アクション『鉄槌教師』
STORY
体罰禁止法が施行されて以降、学級崩壊が増え続けている韓国の学校現場。教師たちは、生徒や生徒の親達による理不尽な言動に悩まされていた。そんな時、教職員が生徒に刺殺された事件をきっかけに、強権保護法改正案が可決、チェ・ガンソク(イ・ソンミン)によって「教権保護局」が新設される。ガンソクの指揮の下、特殊部隊出身の強権保護局の監督官ナ・ファジン(キム・ムヨル)は、イム・ハンリム(チン・ギジュ)やポン・グンデ(ピョ・ジフン)とともに、崩壊した学校に派遣され、被害者の立場に立ち、加害者に鉄槌を下していく・・・・・・
社会問題としてたびたび取り上げられる、子どもを守るという名目で理不尽な主張を繰り返す「モンスターペアレンツ」や、少年法に守られた「少年犯罪」「校内暴力」。そして、その犠牲となる教師たち。そんな荒廃した教育現場を正すためなら、暴力もいとわない、強権を与えられた「強権保護局」に所属する監督官たちが、法では裁ききれない加害者たちに立ち向かう、架空の社会派アクションドラマです。
原作における暴力の美化や差別的な表現が問題視され、一時は制作が危ぶまれた本作。しかし、あくまで架空の物語でありながら、韓国社会が抱える問題と重なるテーマが大きな反響を呼び、爽快なアクションドラマとして高視聴率を記録。今年上半期に世界で最も多く視聴されたNetflixオリジナルシリーズの6位にランクインし、韓国ドラマとしては『イカゲーム』に続く快挙となりました。
観終わった後には、日々感じる不満や理不尽な出来事に立ち向かう勇気を、そっと与えてくれる。そんな胸のすくようなエンタメアクションドラマです。
法では裁けない悪に制裁を! 被害者に代わって復讐する“ダークヒーロー”『復讐代行人 ~模範タクシー~』
STORY
特殊部隊出身のキム・ドギ(イ・ジェフン)は、表向きはタクシー運転手。しかしその正体は、被害者からの依頼を受け、法では裁けない悪人たちに“復讐”を代行する「模範タクシー」の運転手。チャン・ソンチョル(キム・ウィソン)が経営するこのタクシー会社で、日々、悪を成敗している。そんなある日、心身衰弱を理由に減刑され、出所した性犯罪者が模範タクシーに乗車したまま、忽然と姿を消す。事件を怪しんだ検事カン・ハナ(イ・ソム)は、独自に捜査を開始するが・・・・・・
2021年のSBS演技大賞で6冠を獲得し、同時間帯視聴率1位を記録した大ヒット作。人気を受けてシリーズ化され、2023年のシーズン2、2025年のシーズン3ではSBS演技大賞の大賞を受賞。同一シリーズで2度の大賞に輝くという、まさに前代未聞のモンスター級ドラマです。
『鉄槌教師』が、悪をスカッと吹き飛ばすサイダー系ドラマだとしたら、シーズン3まで続く『模範タクシー』は、ピリッとした刺激のあとに、ほろ苦さが残るジンジャーエール系。法では裁けない悪を相手に、被害者に代わって“復讐を代行”するダークヒーローたちの物語です。
けれど、彼らは単純な復讐者ではありません。なぜ復讐代行人になったのか。それぞれが胸の奥に、自らも復讐を望んだ過去や癒えない傷を抱えています。被害者に寄り添いながら、復讐を遂行するなかで、彼ら自身もまた過去と向き合っていく。その姿が、単なる勧善懲悪では終わらない本作の大きな魅力。
さらに見逃せないのが、主演イ・ジェフンの変幻自在の演技。気弱な教師から、テンション高めの会社員、クセの強い中国人まで、別人さながらに演じ分け、華麗なアクションまで披露。その振り幅には、思わず「同じ人!?」と驚かされるはず!
やや胸が痛くなるシーンもありますが、それを上回るスピード感と爽快な展開で、気づけば次のエピソードへ。スカッとするだけでは物足りない人にこそ観てほしい、刺激と苦みを効かせた名作です。
「今度こそ、自分のために生きる!」 裏切りから人生を取り戻す、爽快リスタート 『私の夫と結婚して』
STORY
カン・ジウォン(パク・ミニョン)は、社内結婚した夫のパク・ミンファン(イ・イギョン)との生活に苦しめられていた。姑からは嫁いびりを受け、夫は投資に夢中になって会社を辞め、家計を支えるのはジウォン。そんなある日、ジウォンは胃がんを宣告され、余命わずかだと知る。さらに、心配するどころか治療費を渋る夫が、いつも親身になって悩みを聞いてくれる学生時代からの親友チョン・スミン(ソン・ハユン)と不倫していることまで発覚。すべてに絶望したジウォンは、2人ともみ合ううちに頭を強く打ち、命を落としてしまう。ところが、目を覚ましたジウォンがいたのは、なんと10年前のオフィスだった・・・・・・
ヒロインを裏切り、人生をめちゃくちゃにする夫と親友。その“クズっぷり”と、ヒロインの一切手加減なしの復讐劇が話題を呼んだ『私の夫と結婚して』。最終回は韓国で放送されたtvN月火ドラマ枠の歴代3位となる高視聴率を記録し、日本でもリメイクされた大ヒット作です。
主人公・ジウォンは夫や親友に裏切られ、言いたいことも言えず、ずっと我慢を重ねてきたジウォンが、あるきっかけで10年前にタイムスリップ。今度こそ同じ後悔を繰り返さないと決意し、自分の人生を取り戻すために動き始めます。
そんなジウォンを裏切り、人生を踏みにじるのが、夫ミンファンと親友スミン。イ・イギョンとソン・ハユンが演じる2人の、身勝手で自己中心的な“クズっぷり”が、とにかく強烈! 観ているこちらまで「もう、いい加減にして!」と腹が立つほどの怪演だからこそ、ジウォンが鮮やかに仕返しを決める瞬間の爽快感は格別です。
しかも、ジウォンが手に入れていくのは復讐だけではありません。これまで周囲の顔色をうかがい、我慢ばかりしていた彼女が、「もう誰かのために生きない」とばかりに、自分の気持ちに正直に、たくましく人生をリセットしていく姿には、思わず勇気をもらえるはず。
主演は“ラブコメの女王”パク・ミニョン。もちろん胸キュン要素もたっぷり♡ 人生をやり直していくジウォンを、誠実でハイスペックなイケメンがそっと支えてくれるという、夢のような展開も見逃せません。スカッとしたい気分のときはもちろん、人生をリスタートしたいときにも、背中を押してくれる一作です。
コミカルなのにゾッとする! “悪には悪を”で突き進む痛快な逆襲『ヴィンツェンツォ』
STORY
幼い頃、イタリアンマフィアの養子となった韓国系イタリア人弁護士、ヴィンツェンツォ・カサノ(ソン・ジュンギ)。仲間の裏切りをきっかけに韓国へ戻った彼は、ソウル市内の雑居ビル「クムガ・プラザ」に隠された大量の金塊を手に入れようとする。しかし、その前に立ちはだかったのが、犯罪もいとわない巨大企業バベルグループ。奪われたクムガ・プラザを取り戻すため、弁護士のホン・チャヨン(チョン・ヨビン)や個性豊かなプラザの住人たちと手を組み、バベルグループに立ち向かうことに。会長チャン・ハンソ(クァク・ドンヨン)をはじめ、顧問弁護士チェ・ミョンヒ(キム・ヨジン)、ハン・スヒョク(チョ・ハンチョル)ら、クセの強い強敵たちとの壮絶な戦いが幕を開ける……
国内視聴率最高18%を記録し、最終回までNetflix Japanの総合TOP10上位をキープ。2021年を代表する大ヒット韓国ドラマとなった『ヴィンツェンツォ』。イタリアマフィアの顧問弁護士として暗躍していたヴィンツェンツォ・カサノが、母国・韓国で莫大な富と利権を握る巨大組織に立ち向かう、痛快クライム・エンターテインメントです。
正義を振りかざすわけではない。けれど、弱者を踏みにじる悪党には、悪をもって制する。そんなカサノのダークヒーローぶりが、とにかく爽快!
そして、本作をクセになる作品へと押し上げているのが、クセが強すぎる登場人物たち。カサノとタッグを組む弁護士チャヨンをはじめ、彼とともに悪に立ち向かうクムガ・プラザの住人たち、さらにカサノの前に立ちはだかるバベル・グループの会長や、組織の甘い蜜を吸う顧問弁護士たちまで、ひとクセもふたクセもあるキャラクターが勢揃い。
笑わせたかと思えば、突然胸を打ち、かと思えば心の底から憎らしい。パロディさながらのコミカルな場面から、ゾッとするほど残酷なシーンまで、振り幅の大きさも本作の魅力です。
さらに、3話を境に物語は一気に加速! 「そうきたか!」と思わせる展開が次々と繰り出され、カサノが巨大な悪に本格的に牙をむき始めます。ユーモア、サスペンス、アクション、そして弁護士ドラマならではの頭脳戦までが絶妙に絡み合い、何度も訪れる山場に「この先どうなるの!?」と目が離せなくなるはず。
韓国版『水戸黄門』とも称される本作。どんなに強大な悪も、最後には必ず成敗される、そんな王道のカタルシスを、思い切り味わえるのも魅力です。ちょっと日常にモヤモヤしたら、カサノの鮮やかな“悪の成敗”でスカッとしませんか?
この記事を書いたのは・・・
STORYライター 味澤彩子
韓国ドラマだけでなくファッション、皇室、美容、カルチャーとさまざまなジャンルを担当するライター。1度ハマるととことん突き詰める生まれながらのオタク気質で、感動する作品に出合うと、スタッフ、俳優、関連する作品を芋づる式に鑑賞し、寝る暇も惜しんで韓流ドラマ三昧。気がついたら、ビジュアル、内容、演出、文化面多方面から語るようになり、韓ドラの1人おすぎとピーコと言われるように。好きな俳優はチュ・ジフン、カン・ハヌル、ソン・ソック。好きな脚本家はイム・サンチュン作家。今は、映画『ファーストライド』を心待ちにする日々!
構成/今野 葵
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