40代の盲点 なぜ乳液を使わないの? 乳液こそ、「幸せキレイ」を生むアイテムなのに!

数々の女性誌で長年活躍している美容ジャーナリスト・齋藤薫さんが、STORY読者の悩みに寄り添うQ&A連載。体の変化が目に見えて表れはじめ、不安や悩みも増えてくる40代に、美の先輩からの叡智をお届けします!

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お悩み:【乳液って必要ですか?】

最近乳液の代わりに美容液を使うことが多くなりました。40代にとって乳液って必要なのでしょうか。

乳液の使用率は、約4割。40代こそ、じつは使わないと損するアイテムなのに

あなたは、乳液を使う人? 使わない人?あるアンケートの結果を見ると、毎日のお手入れで乳液を使っている人は、約4割に過ぎない。ちょっと意外。だいぶ残念。

一般的なお手入れのステップは、化粧水→乳液→クリーム。美容液は、化粧水の後、また導入系ならば化粧水の前、というのが昔ながらのルール。でもだからなのだろう。化粧水と美容液とクリームは使うけれど、間に挟まっている乳液は、省略してしまう人が多いのだ。
一方で、なんだか油っぽいというイメージだけで、またベタつくような気がするだけで、“使わず嫌い”してしまっている人も少なくないはず。

でもそれ、あまりにもったいない。とりわけ40代にとって、乳液はとても有難いアイテム。なぜなら40代は、角層が硬くなって潤いが入りにくくなってくるタイミング。
人は44歳と60歳で大きな衰えの壁にぶつかるというデータがあるけれど、最初の大きな壁においては、様々な機能低下に加えて肌が硬くなることが、お手入れの力を阻んでしまう。実はそういう時にこそ、乳液が活躍するのだ。なぜなら乳液は肌を柔らかくする決め手のアイテムだから。
そもそも乳液って何のためにあるの? 多くの人がそれを知らないはずで、単純にその役割を知るほどに重要なアイテムに見えてくるのは間違いないのだ。

無人島に一品だけ持っていくなら、絶対絶対、乳液!

無人島に一品だけ持っていくなら何? そういう話題の時、私はいつも迷うことなく「それは絶対、乳液」と答えてきた。
なぜならば乳液は、化粧水とクリームの役割を同時に果たしながら、マッサージもできるし、しばらく置けばパックにもなる。化粧下地にも最適だし、実はクレンジングにも使えてしまうという、非常に賢いオールパーパスアイテムなのだ。

ともかく、スキンケアを1品で済ませようとすると、化粧水では心もとないし、クリームではいかにも重い。そういう時に乳液はどんな肌にも柔らかくしなやかに入っていき、適度な油分の膜も作ってくれる。なのに決して重くない。一品美容ならもう乳液しかない位に、有難いアイテムなのである。

また、ヨーロッパなど水が硬水の国では、石鹸洗顔+すすぎが向いていないこともあり、昔からミルククレンジングが主流だった。つまり乳液を肌に直接塗って軽くマッサージしてティッシュや濡れコットンで拭くというスタイル。実はこれが非常に気持ちが良い。
それをクレンジングミルクでなくても、一般的な乳液でもある程度こなしてくれることを知っておきたいのだ。もちろんその後、コットンに化粧水を含ませて拭く、という行為はあったほうがいいけれど、クレンジングってそこまで万能なのだということ、ぜひ知っておいて欲しい。
乳液は、ズバリ水分と油分を上手に融合させたアイテム、水分の潤いと油分の潤い、両方を同時に肌に届けるものだけに、じつはいちばん重宝と言っていいのである。

最もホッとするアイテムそれが乳液、 最も幸福感をくれるアイテムそれも乳液

私が乳液を好きな理由、それは”何でもできてしまうこと”のみならず、なんだか使うたびにホッとするから。あのなめらかさとコクが、文字通り肌をほぐしてくれる気がするから。逆にあの生ぬるい感じが苦手と言う人もいるのかもしれないが、乳液のテクスチャーもちゃんと進化していて、いよいよ気持ちよくなっている。
一方で、私はいつも脱衣所に乳液を置いておいて、お風呂上がりにささっと塗る。これは私なりの潤いストッパー。お風呂上がりにすぐスキンケアするのは面倒だから、これで潤いをキープしておいて後でゆっくり、というスタイルだ。ほっとするだけでなく安心のアイテムである証。

そして何よりその仕上がりは、ふっくらしなやか、まさしく幸せそうな肌になる。今年デビューの黒KANEBOの乳液には、「笑顔乳液」というニックネームが付いていて、この乳液だけのツヤ高い仕上がりが、頬にツヤを与えて、まるで笑顔のような表情を作ってくれるというコンセプト。気持ちの上でふっと幸せになれるだけでなく、見た目にも幸せそうな印象を作ってくれる乳液が、だから私は好き。

ちなみに乳液は、どれも極めて個性的。いろんな表情や効果を持っていて、一品一品どれもみんな違った魅力を備えていることを忘れないで。そういう意味で、絶対知っておくべき乳液を一つ一つご紹介……。

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齋藤薫さん 美容ジャーナリスト/エッセイスト

女性誌編集者を経て、現在は女性ファッション誌やネット媒体など多数の連載エッセイを担当。そのほか美容記事の企画、化粧品開発アドバイザーを務めるなど幅広く活躍中。最新刊は『年齢革命 閉経からが人生だ! (文藝春秋)

イラスト/MAKOTO   取材/沢亜希子 構成/玉榮日菜子

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