【バンダイ人事部】入社17年目でも忘れない教訓「常に商品を手に取る人の顔を想像しないとダメなんだ」
誰もが一度は通ってきている、もしくは今も愛用している、バンダイのおもちゃたち。「特にめちゃくちゃ好きというわけではなかった」と語る今回のOGが、どうして今の会社を選んだのか、その理由から私たちの企業選びのヒントを探ります。
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「誰かを喜ばせられる」けれど 「誰かをがっかりさせてしまう」かもしれない仕事。 手に取る人の顔を忘れないようにしています
今回のOGは...藤岡彩加さん
バンダイ人事担当
株式会社バンダイ人事部戦略チームマネージャー
藤岡彩加さん
1986年生まれ。大阪府出身。大阪府立大学(現:大阪公立大学)人間社会学部を卒業後、株式会社バンダイに入社。営業、企画、プロモーション、広報に従事。産休・育休を経て、人事部に配属。現在は、マネージャーとして人材戦略や採用・研修に携わる。
服装も髪型も自由で、多くの社員がカジュアルなスタイルで出社。お仕事コーデに欠かせないのはジュエリー。自宅リモートの日でも洋服に合わせて必ず着けます。PC作業中に目に入る手元は、キラキラのジェルネイルに、JoueteのシルバーとゴールドリングをMIXしてひと盛り。シャツはBEAUTY&YOUTH、パンツはSHEINのもの。
藤岡さんHISTORY
23歳 新卒で入社。おもちゃ営業に配属
24歳 おもちゃ企画・プロモーション担当となり、個人努力賞を受賞
28歳 化粧品企画・プロモーションチームへ。個人優秀賞を受賞
31歳 チーフ昇格。経営企画・広報に従事。結婚
33歳 1年間、産休育休を取得
34歳 職場復帰後、アシスタントマネージャー昇格。人事部へ異動。
37歳 マネージャー昇格
休日は娘と愛犬が中心。お弁当を作って公園ピクニックや映画によく行きます。
お仕事必需品
上司が持っていて、真似した近沢レースのトート。スイカバージョンは、上司からのプレゼント。社内移動用バッグとして愛用。
むくみ対策で飲んでいるラヴィアンのパーフェクトVバランスはQoo10でまとめ買い。人と接する機会が多いので色付きティントバームが便利。
“仕事=楽しい”と思わせてくれた 先輩社員に惹かれて入社を決意
子どもの頃から忙しく働く父親の姿を見ていて、働くことに正直あまりいいイメージがなく、気が進まないまま就活をはじめました。バンダイに興味を抱いたのは、学内で行われた企業説明会で先輩社員の話を聞いたことがきっかけ。「私たちこんなに楽しい仕事をしているんですよ!」と自慢さえしているかのような生き生きとした感じで、“仕事=楽しい・面白い”という印象に変わり、選考を受けました。入社後は、おもちゃの営業を担当。年数関係なく裁量を与えられる企業風土が根付いていて、1年目から西日本の問屋さんを任され、ひとりで出張にも行っていました。部署は事業ごとに分かれていて、それぞれの組織の中で営業チームや企画チームを抱えています。常に他のチームの動きが見渡せる環境で、小学生女児向けの新規プロジェクトが始まるのを知ったのは、1年目の秋頃。そのチームは男性が多かったこともあり、ターゲット的にも自分が役に立てるかもしれない、と思い異動願を提出。ジョブローテーション制度を活用して2年目に異動が叶いました。その後は、大人向け化粧品の企画・プロモーション、広報を経験し、現在は人事部に所属。企画は他にもっと向いている人がいるのでは、とまわりを見ていて思ったこと、バンダイという企業自体が好きなので、全体の利益になることがしたいと思ったことが理由です。幸運にも、私はこれまですべての異動願が叶えられました。社員の意志や希望を汲む風通しの良さもあり、ジョブチェンジの希望を発信しやすい環境だと思います。
娘から見て、「楽しく働いている母」 でいられているのが嬉しい
入社して17年目に入りましたが、今でも教訓になっているのは2年目で担当した、おもちゃのプロモーション業務での出来事。当時は、ウイッグやファッション系のアイテムなどバンダイの商品が登場する、アイドルがテーマのドラマ担当者として、大手広告代理店やテレビ局、出版社と作品作りに携わっていました。ある日撮影現場に行くと、商品に装飾がされて置かれていたんです。「大丈夫かな…」と感じたのですが、商品をより良く見せるための装飾であることも伝わったし、現場では自分が圧倒的に若手だったこともあって、何も言えずに撮影が進みました。ところが帰社後、上司に報告して言われたのは、「デコレーションされたものを欲しいと思った子どもたちに、同じものを提供してあげられるのか」という言葉。結局、撮り直しを依頼する事態にもなり、どんな状況に置かれてもバンダイの人間として、会社が提供する価値を見極め、発信する重要性を痛感。同時に、私たちの仕事は誰かを喜ばせられるけれど、ボタンのかけ違いでがっかりさせることもある。
常に商品を手に取る人の顔を想像しないとダメなんだ、と強烈に刻み込まれました。人事担当の今でも、採用や育成の場面で「誰かを喜ばせたいという同じ想いを持ちながら楽しく働いてくれそうか」という視点を意識し続けています。 おもちゃやアパレル、お菓子など提供しているモノの価値が分かりやすいので、身近な人から世界中の人まで幅広く「ありがとう」と言われることはやりがいに繋がります。娘が2歳の頃に発した「お母ちゃんの仕事は、世界中の子どもたちを幸せにするお仕事だね」という言葉も支え。母親がおもちゃを作る会社に勤めていることを保育園で自慢していたようで(笑)。何げなく言ったのだと思いますが、娘から見て私が楽しく働けている証拠かなと思えたし、それが一番嬉しいことです。
垣根を越えて「みんなでやる」社風。 そのマインドに合う人なら中途でも馴染めます
会社全体として異動が多く、私自身も4回の異動を経験。人事部は6年目で一番長く在籍しています。会社をより深く理解しながら、採用と研修の取りまとめを担う中では、改めて人と人の距離が近い会社であることを実感します。営業や企画などで役割は分かれていますが、営業担当が営業ならではの視点で企画のアイデアを出すケースもあり、職種の垣根を越えて「みんなでやる」社風。意見を求められたり、ディスカッションの機会も多々。トラブルが発生したら部署問わず、知恵を出し合って向き合います。人が好きで、みんなで物事を押し進めるスタイルが合う人は、キャリア採用でも馴染みやすく能力を発揮できると思います。 この先のビジョンは、会社の新陳代謝を促すひとつのピースになること。自分が先陣を切ってリードするというよりは、「行くぞ!」という勢いの波を起こせる歯車になりたい。新しいことに挑戦したり、新しい人材に入ってもらったり。バンダイの成長をさらに広げるために、強いエンジンをかけられる人でいることが理想です。
【Q&A】
意外と知らないバンダイのリアルを聞いてみた!
異業種からの転職は可能?
異業種転職も大歓迎です。芸能事務所のマネージャーから商品企画担当として入社したメンバーもいます。キャリア採用はポジションごとに募集。経歴だけではなく、それまでの経験で培ったコミュニケーション力や折衝力などのスキル、仕事への熱量を重要視しています。
福利厚生は?
特にライフイベントにまつわる制度が充実。結婚祝金に加えて、出産子育て支援金として、第一子、第二子は各30万円、第三子以降は300万円が贈られます。結婚記念日や子どもの誕生日(6歳まで)にはギフトカードのプレゼントがあり、入学祝金は保育園&幼稚園は5万円、小学校は10万円、中学校15万円、高校20万円。育児と仕事の両立支援に力を入れており、男性社員の育休取得率も100%を目指しています。働き方は、実働7.5時間以内のフレックス制、週1回の在宅ワークが可能です。
どんな人が向いている?
バンダイに向いているのは、新しいことに臆せず挑戦できるポジティブな人。世の中にないものをゼロから作る業界でもあるので、失敗も経験します。「成功するまで続けたら、失敗ではない」というマインドで、どんな状況も楽しみながら、周りと力を合わせることが得意な人はマッチすると思います。
撮影/秋山博紀 取材/坂本結香 編集/小林麻衣子 再構成/Bravoworks,Inc.
※CLASSY.2026年10月号「次の扉をノック!大人のOG訪問」より。
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。
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