【 ジャーナリスト・安藤優子さん】60代の今だから40代に伝えたい「執着」の手放し方とは

報道番組のキャスターを約40年務めた安藤優子さん。’21年に始めたインスタでは私服や手料理が話題に。60代の今は「やりたいことをやる」姿勢で楽しんでいるそう。ありのままの自分をリスペクトし、経験を味方に〝今が最高!〟と言える自分を作る秘訣を伺います。

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お話を伺ったのは……安藤優子さん

美ST世代は自己受容。「よくやったね」と自分をリスペクトして

《Profile》
1958年生まれ。数々の報道番組でメインキャスターを務める。’13年、上智大学大学院博士後期課程を単位取得満期退学、’19年博士号取得。著書に『自民党の女性認識』『アンドーの今もずっと好きなもの。』

体型の変化やメンタル不調は体を鍛えて自分でコントロール

「働いて、働いて、働いて」──私の人生はそれに尽きます。報道の世界に入った当時のテレビ業界は、女性はこうあるべき、という暗黙のルールがあり、私に与えられた役割は男性司会者の横でにこやかに相槌を打つことでした。そこで私は、伝える人としての誠意を自分なりに考え、ダークスーツを基調に、情報が主役になる装いを選び続けてきました。リップは赤みを避けたヌーディカラー、ネイルは清潔感のある白フレンチ。「安藤優子はこういう人」という輪郭を、自分でつくってきたのです。30代後半、報道番組で女性初のメインキャスターを務め、国内外の現場を飛び回る日々。過酷な取材環境の中で、髪を洗えずベビーパウダーで整えることもあり、自然とショートヘアに。24時間ファイティングポーズで走り続けた結果、40代になると体や心の変化を感じるようになりました。若さに嫉妬する自分に気づいたとき、これは違う、と。そこから運動を始め、体と向き合い、初めて自分の体の主人になれた気がしました。46歳で大学院に入り、政治と女性をテーマに学び直しを開始。自分のためのインプットの時間は、報道の経験と結びつき、人生をより深いものにしてくれました。還暦までに博士号取得という目標も達成。年を重ねることは、失うことではありません。年齢への執着を手放したとき、精神的な自由が手に入ると思います。シミやシワがあってもいい。ありのままの自分を受け入れた先にこそ、本当の美しさが宿るのだと思います。

美ST世代に伝えたい言葉

“シミシワは嫌だけど、いいこともたくさんある”

シミやシワは増えても、年を重ねるほど心は自由に。50代後半からは自分の気持ちを優先できる年代。解き放たれた心が、人をいちばん美しくすると思います。

“もらって嬉しかったものほど手放す”

定期的に整理整頓をして、自在に物を摑める状態に。使わないからではなく、もらって嬉しかったものを手放して。執着しないほうが、自然といい流れが巡ってくるから。

“「私よくやった!」と自分を愛でる”

仕事も家事も育児も、ここまでやってきただけで十分立派。「私よくやった」と自分を認めてあげて。自己肯定感を育てることが、次の一歩につながります。

30〜50代は何していましたか?

【30代】

報道の現場で様々な経験を
大晦日から元旦にかけてモスクワにて。フジテレビ「スーパータイム」では、海外の報道現場を多数取材。

【40代】

女性初のメインキャスターに
メインキャスターとして重圧の日々。トレーニングを始め、体力とメンタルのご機嫌を整えるように。

【50代】

仕事と学びの両立で超多忙
ニュース生放送のキャスターを続けながら、大学院で学び、政治と女性をテーマに研究。60歳で博士号を取得。

ずっと続けている美の習慣

韓国発のスキンケアをシリーズ使いでツヤ肌に
代官山のエステセルラムビオレッタでおすすめされた、韓国発のスキンケアブランド「インセルダム」。乾燥しやすい薄肌も、約1カ月でツヤ潤い肌に。

とろける濃密クリームで肌も心も満たされる
使い始めて2年。重すぎず軽すぎない質感が肌になじみ、引き締まる感覚も。上質な香りに癒され、手放せない存在に。SK-Ⅱ LXP 金継ぎ クリーム(私物)

30年来通い続けている信頼のボディメンテナンス
美容より体が資本だったキャスター時代から恵比寿の「サロンドメリッサ」へ通っています。移動と取材に耐える体づくりを支えてくれた、今も欠かせないボディケアの拠点です。

衣装協力/M・fil
本記事は、美ST編集部が取材・編集しました。「美ST」は16年以上にわたり、40代&50代女性の美容とライフスタイルを追求してきた月刊美容誌です。
『美ST』2026年4月号掲載

撮影/渡辺謙太郎、河野 望<静物> ヘア・メーク/水落万里子(山田かつら) 取材/末乃玲奈 編集/岡村宗勇

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