【新世代ヒアルロン酸】【レチノール】…知らなきゃ損する最新美容成分4つ
美スト世代なら、口コミなどを参考にするのはもちろん、配合されている美容成分がどこにどう効くかを知り、自分の肌状態に合わせてコスメを選びたいものです。進化めざましい美容成分の中で、今をときめく成分はこの4つ!科学的見地に基づき、美ストがお勧めしたい<美容成分別>美容液16選をご紹介します。
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【新世代ヒアルロン酸】必要な場所にそれぞれ効いて潤い力を積み重ね
A:小さく凝縮し浸透
ヒアルロン酸を小さく凝縮して肌に浸透させ、ふくらむようなハリ・弾力感を与えるオリジナル処方を採用。独自成分<ルシノール®>配合。脳科学理論を取り入れた最先端美容液・乳液。B.A グランラグゼIII[医薬部外品]50g ¥79,200(ポーラ)
B:5種類配合
高分子・中分子・低分子、アセチル化ヒアルロン酸、独自のマイクロカプセル化高分子ヒアルロン酸の5種類とプロキシレン配合。リプラスティプロィラー コンセントレイト 50ml ¥46,200(ヘレナ ルビンスタイン)
C:水分を多く抱える中分子
水分を多く抱え込む中分子ヒアルロン酸と3種のビタミンで構成された「ビタミンブレンドコンプレックス」が肌の底力を高める。スキン PFCT セラム 30ml ¥10,340(パルファム ジバンシイ)
D:3種とも自社生産
自社生産の精製ヒアルロン酸2種とアセチル基をつけたスーパーバイオヒアルロン酸、赤い実がつくオタネニンジンの根から抽出したエキスを配合。エッセンシャルイネルジャ ハイドレーティング クリーム 50g ¥7,150(SHISEIDO)
新世代ヒアルロン酸とは?▶︎▶︎
1934年にコロンビア大学のマイヤー博士によって発見された、糖の仲間で保湿の要。皮膚には体内の半分のヒアルロン酸が存在するが半日で半減するほど合成と分解を繰り返し、加齢によって減少する。日本では卵の研究から派生したキユーピーと植物由来のヒアルロン酸を開発した資生堂が、30年以上の研究歴を誇る。分子が大きく高粘度、皮脂に馴染みにくい点などを改良し、肌表面の保護ベールとなる高分子ヒアル ロ ン酸、表皮にアプローチする中分子と低分子、皮脂への馴染みと浸透をアップし分解されにくくしたアセチル基がついたヒアルロン酸、水分を長く留めるマイクロカプセル化など進化が目覚ましい。
【ナイアシンアミド】ブームが続く<肌荒れ・美白・シワ>の3つの医薬部外品有効成分
A:シワ・美白
リンクルホワイトN(ナイアシンアミド)がコラーゲン産生と美白に働きかけ、W-アスタキサンチンSがコアエラスチン強化を導く。肌を柔軟にしアイロンをかけたようにシワの溝を押し広げてキープする処方も。ONE BY KOSÉ ザ リンクレス S[医薬部外品]20g ¥6,380<編集部調べ>(コーセー)
B:シワ
ヒアルロン酸合成とコラーゲン生成メカニズムを組み合わせ、肌内部からのシワ改善を叶える。月桃葉エキスも配合。カネボウリンクル リフト セラム[医薬部外品]20ml ¥1,4850(カネボウインターナショナルDiv.)
C:美白
ナイアシンアミドに特別な仕様を適用し、SK-IIが認可を得た独自の美白有効成分ニコチン酸アミドW配合、濃縮ピテラTMをはじめ、くすみのさまざまな要因に働きかける「ウルトラオーラカクテル」搭載。ジェノプティクス ウルトオーラ エッセンス[医薬部外品]50ml ¥26,400(SK-II)
D:シワ・敏感肌
シワ改善有効成分D-リンクルアミドがシワを改善。リンクルリペアオイルが硬化して折れた角層をケアし、顔全体のシワを解決。アヤナスリンクルO/L コンセントレート[医薬部外品]30ml ¥7,150(ディセンシア)
ナイアシンアミドとは?▶︎▶︎
ビタミンBの一種で「ニコチン酸アミド」とも言われ、3つの医薬部外品有効成分として承認されている。最初にカネボウが《肌あれ、あれ症》の医薬部外品として申請し承認、SK-IIは、2007年には医薬部外品《美白有効成分》ニコチン酸アミドWとして、さらに2017年同成分で「しわを改善する」効能効果の初承認を受けた。《シワ改善》製品として最初に世に出たのは、2018年発売のコスメデコルテ。表皮のターンオーバーを促進して真皮の線維芽細胞を増やしコラーゲンの合成を高める。水溶性で温度変化に強く、長い歴史の中で使用例が多く配合しやすいため、ナイアシンアミドブームが続いている。
【ビタミンC】シミ、美白、ハリ、ニキビに効く抗酸化の王様
A:美白
肌に透明感を与える2層タイプの薬用美白美容液。ビタミンC誘導体(L-アスコルビン酸2-グルコシド)を新開発した「パワービタミンC」として配合。日焼けによるシミ、ソバカス、くすみのトーンアップやハリ弾力の低下に。エクサージュホワイト ホワイトニング ピュア チャージャー[医薬部外品]1.0ml×28本 ¥6,600(アルビオン)
B:毛穴
VCエチル、APPS、VCIP+ 3種のVC誘導体の6種のビタミンCを配合し紫外線や乾燥、エイジングによる毛穴トラブルをケアしなめらかな肌へ。ザクロ果実エキス、ビルベリー果実エキス、ヒアルロン酸なども配合。ブースターとして使用すると化粧水のなじみがアップ。VCエッセンスウォーター 50ml ¥5,940(アンプルール)
C:キメ
高濃度のピュアビタミンCを独自の処方でフレッシュな状態でキープ。ピュアビタミンCと美容液が混ざり合い高濃度ビタミンCのブースターが完成。手持ちの保湿スキンケアに2滴落として使用すると、肌のキメが整いみずみずしい肌に。フレッシュプレスト C10 デイリーブースター 8.5ml×4本 ¥11,220(クリニーク)
D:オールマイティ
長年の研究で培ったビタミンC技術からピュアビタミンCの力を極限まで発揮し、毛穴やくすみだけでなく、気になる小ジワやハリ、キメなど肌の5大悩みに多角的にアプローチ。開発構想12年をかけた「アドバンスドC コントロール処方」で高浸透を実現。ビタミンE、ツボクサエキス等も配合。オバジC25セラム NEO 12ml ¥11,000(ロート製薬)
ビタミンCとは?▶︎▶︎
ビタミンCはL-アスコルビン酸またはアスコルビン酸と言われる水溶性ビタミンの一種。コラーゲンの生成の促進、美白効果、バリア機能強化などの目的で化粧品に配合されるように。酸化しやすく浸透しにくいため1960年代からプロビタミンC(=ビタミンC誘導体。肌に入ってからビタミンCに変わる)として配合され、今では開発が進んで医薬部外品有効成分の承認を受けたビタミンC誘導体もある。即効性が高いが扱いが難しいピュアビタミンCは、1995年発売のヘレナルビンスタインの初代「フォース C.」が大ヒットし、2001年、初代「オバジC 」の登場で、より身近に取り入れられるようになった。
【レチノール】ニキビ治療からシワケアへ、気難しい成分を安全に安定的に進化
A:カプセル化
独自のナノテクノロジーによってナノカプセルに入れることで、ピュアレチノールを安定化して肌へ届ける。グリチルリチン酸2Kで炎症抑制。ナノメッドVA エッセンス 16g ¥7,150<編集部調べ>(ナノエッグ)
B:レチノール誘導体
肌のコンディションに合わせてビタミンA濃度を1から4段階でステップアップできるセラム。プロピオン酸レチノール、パルミチン酸レチノール配合。写真は、Cークエンスセラム 4プラス 35ml ¥26,400(エンビロン)
C:純粋レチノール
日本初のレチノール有効成分「純粋レチノール」の配合による《シワ改善》美容液。肌みずからがヒアルロン酸を生み出して、水分量を増やすことでシワを改善。バイタルパーフェクション リンクルリフト ディープレチノホワイト5[医薬部外品]20g ¥14,740(SHISEIDO)
D:敏感肌にもOK
ピュアレチノールとプログレッシブリリースレチノール(パルミチン酸4レチノール)を配合した独自のフォーミュラ。角層のバリア機能をサポートするフランス天然の湧水、ターマルウォーター配合。レダミック R アイクリーム 15ml ¥3,740(ラ ロッシュ ポゼ)
レチノールとは?▶︎▶︎
ビタミンA1の学名で、ヒアルロン酸の産生を促進して真皮コラーゲンの密度を高め、シワやたるみを抑制し、改善する。不安定な成分で、一般的には安定的な「レチノール誘導」という化学構造が異なる形をとることが多い。パルミチン酸レチノールと酢酸レチノールはレチノール誘導体。資生堂は「純粋レチノール」によるシワを改善する効能効果の承認を(日本で初めて)2017年に受けている。レチノールコスメは、使う量や保管方法、塗布後は紫外線に当たらない、など注意が必要。最近では肌が弱い人も使える製品も出てきている。もとはニキビの治療薬に使われていたが、現在はシワケアに欠かせない成分に。
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