岡崎紗絵さん(30)「自分の性格は出さない方がいいと思っていた」常に追われている感覚を経て30代の今思うこと

2026/08/202609_23_sns.jpg

仕事などココ一番!という場面で、気合いを入れすぎて空回りしてしまう…そんな経験は誰にでもあるはず。20代の頃は頑張りすぎて周りが見えなかったという岡崎さんに、そこから自分を変えていったきっかけを伺いました。社会人5年目のCLASSY.世代が、肩の力を抜いて前に進むためのヒントをお届けします。

◆あわせて読みたい

【三吉彩花さん】「〝あなたはどう思う?〟に答えられなくて恥ずかしい思いもした」海外作品から学んだ経験

大事な場面こそ 「コレはやらないようにしよう」 と思うくらいでいいのかも

2026/08/202609_22_1.jpg

仕事でもプライベートでも柔軟な思考を持てるようになったのは変化のひとつ

自分的に30代はもう少し大人だと思っていたので、昨年30歳を迎えて、実際の年齢と現状の自分にはギャップがありました。でも、スタッフさんが全員年下になったり、生徒ではなく先生役を担うことが増えたり、ステージが変わりつつあることは実感しています。振り返ると20代は「与えられたことを全うしなければ!」といっぱいいっぱいでした。職業柄、プライベートや自分本来の性格みたいな部分を出さない方がいいと考えていて余計、力が入っていたと思います。自分にも周りにも厳しくて、「〜するべき」とか「〜しなきゃ」というワードをよく使っていましたね。自分を勝手に窮地に追い込んで、常に追われている感覚もありました。一方で、気持ちを熱く持ちすぎてしまうと、そのぶん思うように進まなかったときの落ち込みが激しいし、イレギュラーな事態に柔軟に対応できないケースも。そのバランスを取るために最近意識しているのは、自分に課している“やるべき”をちょっとだけ引くこと。昔はそれを手抜きと捉えがちだったのですが、経験を重ねて自分にできることも分かってきた今は、その方が帳尻が合う。大事な場面こそ、あれこれプラスせず、「コレはやらないようにしよう」と抜くことを心掛けています。

仕事においては、つい考えが凝り固まってしまうのですが、プライベートで「すべき」と思うことはありません。特に美容には柔軟で、気になったら試す、がマイルール。毎日パックを続けたり、肌断食したり、自分に合うものを探しています。今は化粧水なしのシンプルケアをトライアル中。この年代になると結婚したり、ママになる友人たちもいますが、自分と比べて焦ることはなく、「いろんな人生があるよね」と受け止めています。周りからも言われますが、30代になって以前より角が取れて、柔らかい思考を持てるようになったな、と感じています。

2026/08/202609_23_1.jpg

ネガティブな反響は地球規模で 壮大に捉えてフラットに受け入れます

今回のドラマ『告白−25年目の秘密−』で演じる野瀬麻里子は、祖母が創業者の化粧品会社で役員を務めていることもあり、「親のコネ」と陰口を言われています。働く場面では様々な声を耳にしますが、私自身も評価や意見は気になるし、割と大事。SNSの反応も見ますし、今作は考察要素もあるので特にみなさんの反応を調べると思います。ただ、反響に寄せて無理に自分を変えることはなく、ネガティブな声もフラットに受け入れるようにしています。パフォーマンスが落ちたら本末転倒なので、地球規模くらい壮大に捉えて、なるべく、自分がご機嫌になれることに考えをシフトします。

麻里子も私と同じく、仕事では気合いが入ってしまうタイプなので、共感しながら役に向き合っています。“シゴデキ”な役柄を演じて思うのは、ただ強いだけでなくしなやかさも備える人こそ、周りを動かす力がある、ということ。シングルタスク派の私は、マルチタスクをこなせる人にも憧れます。各方面に気配りができる人は尊敬されて、人望が厚くなる。先輩の立場に立つことも増えるこの先のキャリアで、自分が目指したいリーダー像でもあります。

岡崎紗絵さんの〝取捨選択〟

2026/08/202609_23_2.jpg

【取】 ハマっているのはお香。 “優雅な自分時間”を意識して作ります

ひとりでのんびり過ごすリセットタイムに、お香を取り入れ始めました。仕事仲間と訪れたお店で焚かれていたお香に惹かれて、銘柄を伺って買いに行ったことがきっかけです。今のお気に入りは、白檀の香り。その日の気分で香りを変えたいので、旅先でもチェックしてバリエーションを増やしています。毎日帰宅してお香を焚くと、自然とオフモードにスイッチを切り替えられる。その中でコーヒーを淹れたり、ゆっくり台本を覚えたり。意識的に優雅な時間を作ると、自分に優しくなれた気がするんです。それから同じ時期に上京した友達と会って、仕事や子育てトークを聞くのも心地いい時間。彼女たちの話が役作りに生きてくることも多いです。結局、芝居に繋がるのですが(笑)、普段の仕事から離れて、誰かの人生に触れる時間もリフレッシュになっています。

【捨】 視野が狭くなってしまうから、 気合いを入れるのをやめました

昔から一生懸命の加減が苦手で、0か100か、はっきりさせたいタイプ。力が入りすぎると余裕がなくなって、ガルガルしちゃう(笑)。20代のがむしゃらな時期であれば、このスタンスでも良かったかもしれないけれど、現場で年下世代も増えてきた中では全体を見渡して柔軟でいられることが大事かも、と感じています。気が付くまでに時間がかかりましたが、自分も周りも俯瞰する意識と、やりすぎない頑張り方を身につけていきたいです。

休日は癒しを求めて温泉へ。 名湯制覇が目標です

2026/08/202609_23_check.jpg

温泉好きで、旅に行けるタイミングは常に狙っています(笑)。最近は秋田県の玉川温泉で念願の天然岩盤浴を経験。大自然の中、フル装備で岩盤浴を堪能しました。旅好きの方にもリサーチして、その土地ならではの体験ができる場所を選ぶことも多いです。指定温泉を調べたり、温泉地での湯めぐりも趣味で、名湯制覇も目標。お香もですが、器やお猪口集めにもハマっています。身の回りのものを整えると自分の機嫌も取れるし、「丁寧な暮らしをしている自分」に浸れるのも好きです。

岡崎紗絵さん/SAE OKAZAKI
1995年生まれ。愛知県出身。2012年、『Seventeen』専属モデルとしてキャリアをスタート。2014年に上京し、俳優活動も本格始動。フジテレビ系『教場II』、『ナイト・ドクター』、『ドクターホワイト』、映画『ブラック・ショーマン』などの話題作に出演。2022年放送のテレビ東京系『花嫁未満エスケープ』では、テレビドラマ初主演を果たした。現在放送中の日本テレビ系『告白-25年目の秘密-』(毎週土曜21:00〜21:54)では、松村北斗さん演じる雪村爽太が想いを寄せる、ヒロイン・野瀬麻里子を演じる。フジテレビ10月6日放送スタートの『kiDnapGAME』にも出演。

【衣装クレジット】ブルゾン¥269,500シャツ¥97,900スカート¥151,800(すべてN21/IZA)右手のリング¥25,300左手のリング¥19,800(ともにヨースター/エンメ)パンプス¥9,900(チャールズ&キース/CHARLES & KEITH JAPAN)イヤーカフ、ソックスはスタイリスト私物

撮影/土山大輔〈TRON〉 ヘアメイク/室橋佑紀〈ROI〉 スタイリング/稲葉有理奈〈KIND〉 取材/坂本結香 編集/小林麻衣子 再構成/Bravoworks,Inc.
※CLASSY.2026年9月号「私たちの取捨選択」より。
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。

▼あわせて読みたい

橋本愛さん(30)の人生とキャリア「あの時違う選択をしていれば、と思うこともあります」

横田真悠さん(26)「『SAKAMOTO DAYS』ではスランプに近い経験をし、悔しくて泣いたことも」

波瑠さん「身軽さを手放した」20代で決めた“大きな選択”【ドラマ「月夜行路ー答えは名作の中にー」主演】