成宮寛貴さん(44歳)、“暮らし”の中にこそ幸せがあると知った今、「美味しいご飯」と「運動」で心もカラダも柔らかに

「ごくせん」に「オレンジデイズ」……、若き日に心をときめかせたドラマの中、その麗しきビジュに女性たちを釘付けにした成宮寛貴さん。ところが、10年前、芸能界を突然引退。その後、トランク一つで8年をかけて世界を一周トランク一つで世界を巡り、
自分自身と向き合う8年の時を過ごした成宮さんは、昨年、ドラマの出演で役者復帰し、今回は『藁にもすがる獣たち』(9月25日公開)で映画再デビュー。40代で役者再デビューした成宮さんにとって、この8年は自身の幸せや大切なものを知った時間。そんな成宮さんの、「今」の暮らしをお聞きしてみました。

▼あわせて読みたい
【特別カット集】美しすぎる成宮寛貴さん(42歳)大人の色気あふれる、パワーアップした現在の姿をたっぷりお届け!

鍋でご飯を炊き、一から味噌づくりをする。40代になって生活力が上がりました

40代になった今、やっと見えてきたことがあります。「俳優」という仕事が好きだということ、そして何があろうと「人」が好きだということ――。人生にたくさんの時間を重ねてきた今は、世の流行や起きることに一喜一憂せず、自分の信じるものを大切に生きていきたい、そう思います。以前のように、自分が幸せに感じることやそんな時間を見失って“幸せ”に鈍感になってしまうことこそが、最も怖いことだから。

最近、僕が幸せを感じるのが、食事の時間。僕は、ご飯が大好きだから、炊飯器を使わずに毎日鍋で炊き上げているんです。あっという間に、10分で炊けるんですよ。「その間にこのおかずを作って」と、手際も考えて料理しています。体づくりのためにトレーニング飯も作っているのですが、ささみだけだと味気ないので、もも肉で団子を作って野菜もいっぱい入れて、鶏団子のスープなんかも作っています。味噌も自分で作っていて、毎年2月の寒い時期に仕込んでいます。やっぱり、日本食は美味しいですよね。世界を一周して、改めて思います。生活の中で“食”に対する喜びは、かなり大きいので、そこを大切にして、自分で作るようにしているんです。昔は家の掃除もプロの方にお任せしていましたが、今は全て自分のことは自分でこなして、しっかり自分の面倒をみています。40代になって、より生活力が上がった自負があります。

もし今、1億円あったとしたら――?

今回の映画は、1億円の札束を皆で追いかけるストーリーですが、「今、1億円が手に入ったら――?」と自分自身に置き換えてみると、きっと、「暮らしを楽しむ」ことにお金を使うと思います。お気に入りのカウチやソファー……、そんな自分の欲しいものを重ねてみると、1億円じゃ収まらない(笑)。だから、まずは1億円を投資して、増やしていこうかな。

僕は一度、持つものをすべて処分してトランク一つで世界を旅した経験から、モノもお金も、ないならないで意外となんとかなることも知っています。だけど、今また日本に定住してこうして仕事をしていると、「こういう暮らしがいいな」と思い描いて夢は広がるばかりです。今の若い人たちと話していると、早いうちに家を買ったりと、しっかりしていて感心します。一方で、お金があると豊かになる一方で、モノが増えたり、さらにお金を増やすために仕事をしたりと、拘束もされることも増えていきます。それで、自由を奪われることにもなる。お金って不思議ですね(笑)。でも、結局は自身にとって、何を幸せに感じるかなのでしょう。

美味しいご飯を食べて、ちゃんと運動する。何があろうと自分のリズムで

最近、もう一つ興味があるのが、「体を動かすこと」です。40代は、ご飯ゴハンばかりじゃなく、カラダ作りもやっぱり大切です。僕の運動法は、いたってリーズナブルで、いつも行く公園に通称“ロケットおじさん”と僕の心の中で呼ぶ、めちゃくちゃ走るのが早い男性がいるのですが、その男性にさりげなくついて走るんです。実は、長距離を走るのはあまり得意ではないのですが、
この手法なら頑張れる。それで、限界が来たら、歩くことにしています。

美味しいご飯を作って、トレーニングをして、リズム通りに過ごす――。僕は、「忙しくなくちゃイヤ」ということもなくて、時間があるならあるで、そうやって過ごす時間も、今尊いと感じられるんです。8年の余白を経験しているから、そんな時間はどうってことない。そして、そうやってリズムどおりに過ごしていると、半年後くらいに、その成果がカラダに現れてくるのだと最近実感しています。生活習慣って、自分に蓄積していくものなんですね。

美味しい食事を食べて、ちゃんと運動する――。それは、基本中の基本。でも、忙しい40代は、それが出来なくなってしまいがちです。カラダが硬くなってきた最近、心もカラダもストレッチして柔らかくいたい。固まってしまうと、笑顔でいられなくなってしまうから。この先、50代、60代、70代、どんなストーリーが待っているか分かりません。それでも、自分のリズムで生きていきたいと思います。

Hiroki Narimiya

1982年9月14日生まれ、東京都出身。00年、宮本亞門演出の舞台『滅びかけた人類、その愛の本質とは…』でデビュー。その後、数多くの映画、ドラマに出演。16年に活動休止した後、復帰作「死ぬほど愛して」(ABEMA/25)ではABEMAオリジナルドラマ史上最高の総視聴数を獲得。今年は宮本亞門氏が演出を手掛ける舞台『サド侯爵夫人』で主演を務めた。今作が復帰後初の映画作品となる。主な出演作品に「オレンジデイズ」(04/TBS)、NHK大河ドラマ「功名が辻」(06/NHK)、「ハチミツとクローバー」(08/CX)、「相棒」シリーズ(12~13/EX)、『逆転裁判』(12)、『映画 暗殺教室~卒業編~』(16)など。

今回、成宮さんが出演した映画は……

『藁をもすがる獣たち』
監督:城定秀夫
脚本:小林靖子・城定秀夫
原作:曽根圭介「藁にもすがる獣たち」(講談社文庫)
出演:鈴鹿央士、成宮寛貴、森七菜
MEGUMI、前田旺志郎、二ノ宮隆太郎、青木マッチョ、
岩松 了、小手伸也、
風吹ジュン
配給:東映
©曽根圭介/講談社 ©2026「藁にもすがる獣たち」製作委員会 2026年9月25日(金)全国ロードショー

チャンネル登録者数“2ケタ”の弱小大学生YouTuber・佐藤寛治(鈴鹿央士)は、ある日バイト先のネットカフェで客が置いていった怪しげなボストンバッグを発見する。そこにはなんと“1億円”の札束が入っていた!寛治は思わずバッグを持ち去ってしまうが、それにはボケ始めた祖母(風吹ジュン)との暮らしが理由にあった。一方その頃、生活安全課の不良警官・江波戸良介(成宮寛貴)は、ヤクザの親分・郷田厳(岩松了)から借りた金を返せずにいた。また、夜の気配を漂わせる悪女の“し~な”(森七菜)は、投資の失敗で多額の借金を抱えたワケあり主婦・庄田美奈(MEGUMI)に近づき保険金絡みの怪しげな計画を企てて……。

撮影/田頭拓人 取材・構成/河合由樹

おすすめ記事はこちら

成宮寛貴さん(44歳)、俳優から距離を置き世界を旅した 8年で重ねた思いを胸に、再びスクリーンへ

成宮寛貴さん(42歳)「これからまた俳優を生きていきたい」復帰ドラマの現場で感じた想い

【特別カット集】成宮寛貴さん(44歳)、大人の男性のセクシーさを携えて帰ってきた新しい魅力をたっぷりと!

STORY